8・8横浜文体で行われる、G1クライマックスBブロック公式戦。
この日の試合が終われば、ケニー、飯伏、内藤がどんな勝点で最終戦に臨めるか、大一番となる大会です。
そんな横浜大会で組まれている内藤哲也の対戦相手が、同じユニットであるSANADA。
前哨戦となる大阪大会ではリングの対角線上に立つことはありませんでしたが、試合後拳を合わせようとしたSANADAに内藤は奇襲攻撃を狙いました。
結果、内藤の攻撃は未遂に終わりましたが、この状況でSANADAが感じた“なにか”にコメントを残しました。
『なんかあの、最後に手握られた、あの感じが、凄い…懐かしかったですね』
引用:新日本プロレス
コーナーマットに振られた時に、握られた瞬間のことでしょう。
それにしてもSANADAの“懐かしかった”というコメントに、違和感を感じたのは私だけでしょうか?
懐かしいとは、新日本の入団テストに初遭遇した情景だったのか…
それとも新日が他団体との共同興行でタッグを組んだ、あの日の試合の情景だったのか…
そして、重要なことは懐かしかったという気持ちを感じ、SANADAに何が芽生えたのか。
SANADAに芽生えただろう何かの答えを、“あの選手”が持っているのではないでしょうか?
先日の福岡大会で棚橋が発したコメントが、憶測を呼んでいます。
『今、気になる選手に声かけてるけど、全員“光属性”だから。
知らないうちに応援したくなってしまうような……。
ペイジ、YOSHI-HASHI……ゴチャゴチャした、今のこのマット界を、もう1回ね、わかりやすく……。』
引用:新日本プロレス
タマ・トンガを筆頭にしたバレットクラブOGの反乱、そして棚橋の勧誘。
ユニット再編が噂される中で、重要なパワーバランスがあります。
4強と呼ばれる選手は…
棚橋弘至 【新日本本隊】
オカダカズチカ 【CHAOS】
内藤哲也 【ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン】
ケニー・オメガ【BULLET CLUB ELITE】
そして、プロレス王こと…
鈴木みのる 【鈴木軍】
ご存知でしょうが、各ユニットに必ず一人存在するカリスマ。
各ユニットに必ず一人存在することにより、その均衡が保たれています。
ただ、最近このパワーバランスに歪みが生じ始めました。
それは…
棚橋の度重なる怪我による欠場
現在、G1クライマックスAブロックの首位をひた走る棚橋ですが、近年は怪我による欠場が目立っています。
棚橋のいない本隊は他ユニットの勢いに負け、主役の座を奪われがちです。
まだまだ、新日トップに君臨し続けるだろう棚橋ですが、そろそろ後継者を選出する時期だと思っています。
後継者とはそのユニットで一番強く、棚橋の系譜を受け継げる選手。
それはYOSHI-HASHIでもハングマン・ペイジでもなく、もっともっと相応しい選手。
つまり…
本隊の新リーダーSANADA
以前のブログでも、SANADAの棚橋化に付いて言及しました。
愛を叫んでファンの心を繋ぎ止めた棚橋ですが、愛を語りファンの心を魅了できるのはSANADAしかいないでしょう。
結局、SANADAの懐かしかったという想いは何だったのか?
それは…
内藤と仲間じゃなかった時のライバル心
だったのではないでしょうか。
つまり、内藤と闘いたいという懐かしさを感じたのかもしれません。
近い将来なのか、遠い将来なのか、いつか内藤やEVILの対角線上に立つSANADAがいるのではと考えています。
そう言えば、一度田口監督に勧誘されたことがありました。
田口監督は勧誘に失敗しましたが、本隊のエースである棚橋が手を差し伸べたらSANADAの気持ちも揺れ動くのか…
いつか本隊に加入した際には、田口監督にパラダイスロックを伝授する姿を見てみたいものです♪