権利証システムは必要か否か。初の挑戦権利証移動は混乱を招く結果に

挑戦権利証入りブリーフケース【撮影:koba】
雑感




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11月8日、15時から行われた「WRESTLE KINGDOM in 東京ドーム」 第1弾記者会見。

東京ドーム第1弾対戦カード発表として行われた会見でしたが、対戦カードはまだ決まっていないことが報告されました

誤解の無いよう菅林会長の言葉を借りると『昨日の試合結果を受け、慎重に協議し、改めて発表させて頂きます』とのこと。

 

また、7月11日から再開した有観客興行ですが、会場での感染者の報告はゼロだったことも合わせて報告されました。

これは会場を訪れたファン、新日本のスタッフ・選手全員が高い意識を持って取り組んだ結果であり、今後も同様に継続することが大切なんだと思います。

 

恐らく、今回の会見を見たファンの多くは“モヤっ”としたのではないでしょうか。

G1クライマックスを優勝し挑戦権利証を手にした飯伏幸太が、疑惑の判定で勝利きたジェイ・ホワイトに権利証を奪われました。

結果、発表される筈だった内藤哲也とジェイ・ホワイトの二冠戦は決定せず。

菅林会長から慎重に協議し改めて発表すると言われては、権利証システムの存在意義を改めて考えさせられる結果となりました。

 

2012年にオカダカズチカの要望で作られた挑戦権利証システム。

G1覇者は東京ドームでのIWGPヘビー級選手権挑戦まで、その権利を防衛するというもの。

過去一度もその挑戦権を奪われることのなかった争奪戦ですが、今年初めてそのジンクスを覆したのがジェイ・ホワイトです。

疑惑の判定以上にファンが疑問視したのが、権利証システムそのものの存在意義でした。

 

最も過酷なリーグ戦を制した覇者が得られる権利を、G1を優勝していない選手に奪われてしまっては、G1優勝の権威など無くなってしまうのではないかということ。

結果、ジンクスは破れ権利証は移動するも東京ドームで二冠王者への挑戦がスムーズに決まらないのであれば、権利証システムなど最早必要ないのではといったところでしょう。

 

G1クライマックスから東京ドーム大会までの期間を盛り上がるため、権利証争奪戦は必要な存在だったと思います。

ただ、やはりその権利がG1覇者から離れてしまうのはやらせないと言うのが、ファンの想いなのでしょう。

もうこのシステムそのものが、今の時代にそぐわなくなってしまったのかも知れません。

 

8日の会見に出席したジェイ・ホワイトは、改めて権利証は自分のものだと主張。

そしてダブルドームでは1月4日は休み、1月5日のみ闘うと豪語しています。

ブリーフケースも日本語で書かれた挑戦権利証も作り直すよう要求しました。

 

対して会見に出席した二冠王者の内藤哲也は、ダブルドームの両日闘いたいと主張。

ジェイが1・5東京ドームで二冠戦を望むのであれば、1・4東京ドームでは飯伏幸太を指名し闘いたいと口にしました。

結果、助け舟を出された形になった飯伏はこの内藤の主張をどう捉えるのか。

ドームで二冠戦を闘えるチャンスと捉えるのか、それとも自力で二冠戦にたどり着きたいと思うのか…

今はまだショックから立ち直れない状態かもしれません。

 

ここで皆さんの意見を聞きたいと思います。

今までG1クライマックス以降のシリーズを盛り上げる要素の1つだった挑戦権利証システムですが、今後も必要と思うかどうか

 

G1覇者の権利であると同時に、その権利を主張する結果も残し続ける必要もあると思います。

例えばIWGPヘビー級王者に挑戦する権利証は失われず、挑戦権利証戦で負ければ東京ドームでの挑戦が失われるというシステムはいかがでしょうか?

ファンから様々な意見が出ることは、新日本にとっても参考となるでしょう。

飯伏の敗北もジェイの勝利も無駄にしない為にも、権利証システムの再構築が必要かもしれません。