昨日、新日ファンにとっては耳が痛いニュースが流れました。
それは水際対策を強化しているアフリカ南部のナミビアから入国した男性が、検査の結果陽性判定だったというニュース。
南アフリカで確認された新たな変異ウイルスが猛威を振るう中、『日本政府は外国人入国を30日から全面禁止とする』と一斉に各メディアが報じました。
これが額面通りなら、今海外にいる新日本の外国人レスラーはしばらく入国できないことになります。
入国禁止、全世界に拡大 オミクロン株で水際強化―30日から適用・政府 https://t.co/S9LLAH4RK3
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) November 29, 2021
外国人入国を30日から全面禁止 首相、オミクロン株の水際対策https://t.co/oNBOlVkXEA
— 産経ニュース (@Sankei_news) November 29, 2021
期間は本日(11月30日)午前0時から「当面1か月」の間、原則、停止するというもの。
つまり、原則12月30日まで停止ということです。
プロレスファンの間では、今海外にいるジェイ・ホワイト、ウィル・オスプレイ、ジェフ・コブなど、来年1月4日から始まる「WRESTLE KINGDOM」シリーズに参戦できないのではないかと噂されています。
本当に外国人レスラーは来日できないのか?
各メディアが見出しで『外国人入国を全面禁止』と報じていますが、本当に外国人レスラーが入国できないのか、各メディアの記事の中身を見てみました。
『岸田首相は首相官邸で記者団の取材に応じ、「最悪の事態を避けるために緊急避難的な予防措置として、外国人の新規入国は30日午前0時より全世界を対象に禁止する」と説明。オミクロン株感染が確認された14カ国・地域からの帰国者に対し、厳格な隔離措置を行うことも明らかにした』
引用:時事通信
『「わが国として最悪の事態を避けるため、緊急避難的な予防措置として、まずは外国人の入国は11月30日午前0時より、全世界を対象に禁止する」と述べ、30日午前0時から世界のすべての国や地域を対象にビジネス目的などの外国人の新規入国を原則停止する方針を明らかにしました』
引用:NHK NEWS WEB
幾つかメディアが報じたニュースの中身を確認しましたが、総じて言えることは『外国人入国を全面禁止』の外国人は『新規外国人』を差しているということです。
そもそも日本への入国は、大きく3つに分けることができます。
①外国人の新規入国(新規ビザ取得)
②外国人の再入国
③日本人の帰国、入国
今回の政府の発言はビジネス目的などの外国人の新規入国なので①の外国人は該当しますが、②と③は該当しません。
さらに言えば、11月8日からビジネス目的や留学生等を対象にした新規外国人の入国制限を緩和しましたが、この緩和を再び制限することに戻したということになります。
結論、メディアが報じた情報を精査する限り、新規入国には該当しないジェイ、オスプレイ、コブなどは入国制限されていません。
とは言え、今まで通りに入国できるわけではなく、入国が難しくなったり、「停留」というより強い措置が取られる場合があります。
1日あたり5,000人に緩和されていた入国制限も、再び3,500人程度に引き下げられました。
今後、海外から入国の変異種の陽性判定者が増加すれば、外国人の再入国も制限される可能性はあるでしょう。
海外にいるレスラー達は12月もそれぞれ他団体出場などの予定が決まっていると思いますが、少しでも早く入国できることを祈るばかりです。
【追記】
スポーツ紙の取材では現状外国人レスラーの再入国はやはり可能とのこと。
まずは一安心ですね。
『30日の後楽園大会後、取材に応じた大張高己社長は「現状のルールでは定期参戦中の外国人レスラーの入国は、支障がない見込みです。あくまで新規入国が規制されていると。(定期参戦外国人レスラーは)日本で仕事をできるビザの取り方をしているので、そういう人たちは再入国扱いになると聞いている。これは外務省に確認してあります」と明言。オスプレイも予定通り来日し、東京ドーム大会参戦が可能との見解を示していた』
引用:東スポWEB
【新日本】1・5東京ドームでIWGP世界王座挑戦のオスプレイは来日可能の見込み 大張社長が明言 https://t.co/BhqFAwg1FC
— 岡本佑介@東京スポーツ新聞社 (@okamotospo) November 30, 2021