パートナーを失ったデビッド・フィンレーの選択

デビッド・フィンレー【撮影:koba】
“独り言考察”




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ィンジュース”という相性でタッグを結成し2019年にはWORLD TAG LEAGUEを制覇したジュース・ロビンソンとデビッド・フィンレー。

本隊として同じ釜の飯を食べ苦楽を共にした2人は、今後もタッグチームとしていつか日本に戻ってくると思っていました。

IWGPタッグ王座、インパクト世界王座を戴冠した2人。

タッグチームとして確固たる地位を築いていた2人ですが、ジュースは新日本プロレスの棚橋弘至を襲い、まさかのバレットクラブ入りを果たしました。

 

誰も予想していなかった事態に、元パートナーのフィンレーも動揺を隠しきれなかったことでしょう。

その動揺に追い討ちをかけるように、ジュースはかつてのパートナーを揶揄しました。

 

新日本にはもう上がることはないと海外メディアに語っていたジュースは、バレットクラブの一員として日本に戻ってきました。

一方でフィンレーは日本に戻ってきていません。

家族を持つフィンレーにとって、日本で闘い続けるということは簡単な選択ではないでしょう。

今後も海外を拠点にするという選択も、選択肢の1つと言えます。

正パートナーを失った今、何を目標に闘い続けるのか、5月29日に配信された NJPW STRONGのバックステージで新たな野望を語りました。

 

シングルプレイヤーとして再出発

 

『俺も新日本に来て7年が経つ。もう少しで8年か?そろそろ俺もやらないといけないことがある。

タッグ王座は何度か手にしてきたが、まだシングル王座はまだない。だからそれが俺の今の目標だ。STRONG無差別級王座だろうが、NEVER無差別級王座だろうが、IWGP USヘビー級王座だろうが、IWGP世界ヘビー級王座だろうが関係ない。

獲りにいくぞ。期待してくれ

引用: NJPW WORLD

 

シングル王座未戴冠でありながら、その実力は折り紙付きです。

元パートナーのジュースとの因縁は勿論のこと、かつてヤングラインとして共に競い合ってきたジェイ ・ホワイトとは永遠のライバルと言えるでしょう。

フィンレーがどのベルトを目指すか分かりませんが、シングルのベルト奪還を目指すなら、久しぶりに来日する可能性も十分考えられます。

そして、念願のG1クライマックス出場も夢ではないでしょう。

 

2021年のNEW JAPAN CUPではジェイを破り、ベスト4に進出しました。

不運な負傷で決勝戦進出は逃しましたが、フィンレーの実力は疑いようがありません。

新日本におけるフィンレーの第二章に期待が膨らむばかりです。

あとは、いつ行動に起こすか。

現在のIWGP USヘビー級王者はかつてのパートナーであるジュースです。

ジュースはベスト・オブ・ザ・スーパージュニアの決勝戦が行われる6・3日本武道館大会に出場する予定になっています。

この絶好のチャンスにフィンレーは現れるのか…