昨日行われたNEW JAPAN CUP(以下NJC)一夜明け会見で発表された4・4両国国技館大会の全対戦カード。
その対戦カードで一際注目されたのは、第3試合のユナイテッド・エンパイアのメンバー“X”でしょう。
今までウィル・オスプレイ、グレート・オーカーン、ジェフ・コブの3人で闘ってきた帝国に、4人目の新メンバーが加わることになります。
4月4日 両国国技館に集え、帝国民。
新たな同盟者〈兵器〉が登場する。
そして、オスプレイのIWGP世界ヘビー級王座の戴冠式じゃ👑 #njSG
処刑観覧券→https://t.co/ZoM92SQKEj
従属の証→https://t.co/0ZmWNsl2XK pic.twitter.com/VxPVQIGVS3— グレート-O-カーン👑3/22 リスアニ! 発売 (@Great_O_Khan) March 22, 2021
『秘密兵器』と称された新メンバー
NJCのバックステージではオーカーンもコブも『兵器を身に付けた』『協力な秘密兵器を見つけた』と口にしていました。
ユナイテッド・エンパイアの秘密兵器とは、一体誰を指しているのか?
SNSでは早速様々な予想が飛び交っていました。
特に名前が上がった3人
その中でも最も多く目にしたのがトーア・ヘナーレ、海野翔太、ロビー・イーグルスの3人ではないでしょうか?
NJCの一回戦でジェイ・ホワイトに敗れ、プロレスラー人生で最も悔しい敗戦と語っていたヘナーレ。
思考はネガティブになり意味深な発言を繰り返していました。
それでも最後は諦めないと約束し、強くなるために頑張ると力強く語ったヘナーレ。
NJC翌日に母国ニュージーランドへ帰っていきました。
Bye bye.
🇳🇿🇳🇿✈️ pic.twitter.com/cpGrvJSGq8
— Henare | ヘナーレ🪝 (@HenareNZ) March 22, 2021
英国繋がりで名前が上がっていたのは、海外武者修行中の海野翔太です。
2019年11月からイギリスに渡っている海野ですが、RPW(レボリューションプロレス)でオスプレイと接触しています。
この時、オスプレイからエンパイアへ誘うことはなかったと語っていましたが(注1)、その後海野から接触している可能性もあるでしょう。(注1:週刊プロレスのインタビュー)
同じ時代にヤングライオンとして過ごしたマスター・ワトとグレート・オーカーン(岡倫之であるならば)は既に新日マットで活躍していることから、このタイミングでの凱旋帰国する可能性もゼロではありません。
ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアを見たオーカーンがジュニア戦士の加入を熱望したのは昨年のこと。
ジュニアのレスラーで最も可能性が高いのは、ロビー・イーグルスかもしれません。
石森太二とタッグを組んでバレットクラブに加入したものの、オスプレイとの絆を捨てきれずCHAOS入りしたロビー。
バーズ・オブ・プレイとしてお揃いの衣装で活動した期間は決して長くはありませんでしたが、今でもその絆は存在するでしょう。
あとは、ロビーの判断次第なんだと思います。
他にもマーティー・スカルや辻陽太の名前も上がっていましたが、私の予想は…
ユナイテッド・エンパイアの新メンバーはカール・フレドリックス?
ズバリ、私の予想はLA道場出身のカール・フレドリックスだと思っています。
2019年に行われた日米合同のヤングライオン杯に優勝し、昨年はNJC USAにも出場しました。
まだまだ経験は足りないものの、実力もポテンシャルも十分にあります。
現在はNJPW STRONGを主戦場に闘っていますが、もっと刺激的な環境を求めてエンパイア入りするのではと考えました。
カール・フレドリックスが新メンバーたと思う理由①
勿論、カールがエンパイアの新メンバーだと思う理由があります。
3月6配信のNJPW STRONGに出場していたカールですが、現在行われているNEW JAPAN CUP USAの予選会には不参加です。
今週末に行われる予選会2試合で、本戦に出場する8名が決まります。
つまり、今年のNJC USAにカールはエントリーされないということです。
LA道場のヤングライオンを卒業したカールは、将来を嘱望された選手であることは間違いありません。
成田蓮が本戦出場を決め、クラーク・コナーズも今週末予選会を控えているというのに、なぜカールはNJC USAに出場しないのか?
恐らく、ユナイテッド・エンパイアの新メンバーという重要な役割があるからなのではないでしょうか?
4・4両国国技館大会に“X”として登場しすれば、次の「レスリングどんたく」シリーズも継続参戦する可能性が高くなります。
カール・フレドリックスが新メンバーだと思う理由②
先週行われたNJPW STRONGで初めてジェフ・コブがエンパイアのメンバーとして試合に出場しました。
現在、NJPW STRONGに出場するエンパイアメンバーはコブ1人のため、当然試合はシングルマッチが組まれます。
今後もメンバーが増えない限り、タッグマッチを組むことは難しいでしょう。
つまり、エンパイアのコブがNJPW STRONGで試合をするには、タッグパートナーが必要です。
もしかしたら、コブがカールをエンパイアに誘った可能性もあるのではないでしょうか?
昨年ヤングライオンを卒業したカールですが、1年間を通して結果を出せなかったと嘆いていましま。
強くなる為には『いい試合を重ねるしかない』と。
カールが実戦経験を求めるなら、NJPW STRONGだけではなく日本でも闘えることが理想でしょう。
出場機会を求め更に強くなる為にエンパイアを選んだとすれば、自然な思考かもしれません。
コブとカールは未だNJPW STRONGで対戦していません。(昨年の7月に闘っていました)
これまでコブとの対戦は2019年1月のアメリカ大会でのシングルマッチとと、WORLD TAG LEAGUEの公式戦の2回だけです。
後者の試合後、コブはカールに対し『頑張れ』とエールを送っていました。
成長したカールに対し、コブが秘密兵器と称しても違和感はありません。
なんと言ってもカールはあの柴田勝頼が育てた獰猛なライオンですから。
柴田勝頼はどんな反応をするのか?
もしカールがエンパイアの新メンバー“X”だとしたら、柴田がどんな反応をするのか気になります。
自分で選んだ道を尊重するのか、裏切り行為だと突き放すのか…
いずれにしてもカールがユナイテッド・エンパイアを選んだとすれば大賛成です。
柴田が鍛えた青い目のヤングライオンがどんな成長曲線を描くのか。
ダイヤの原石の日本での活躍を期待しています。