激しく楽しかったベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(以下BOSJ)のリーグ戦も終わり、各ブロックの代表が決まりました。
Aブロックは現IWGPジュニア王者である石森太二を破った高橋ヒロム 、Bブロックは“エル”対決を制したエル・デスペラードが優勝決定戦に駒を進めます。
「どっちが最高に楽しめるか、決めようぜ!」
石森を締め落としたヒロムが3年連続の『SUPER Jr.』優勝決定戦進出!
デスペラードと6.3日本武道館で宿命の“頂上決戦”へ!!
5.31富山大会結果は
⇒https://t.co/rOzavH2AXV#BOSJ #njpw pic.twitter.com/2kWLqUvW3B— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) May 31, 2022
結果的に新日ジュニアを代表する2人がリーグ1位となりましたが、リーグ戦を振り返れば他を圧倒していたわけではなく、誰が勝ってもおかしくないハイレベルな闘いでした。
勝ち点トップの選手が各3人並び、大半の選手が勝ち点4差の中にいます。
ジュニア全体のレベルが上がったこと、久しぶりに参戦した外国人勢が高いパフォーマンスを発揮したことが理由に挙げられるでしょう。
何よりファンの期待値や盛り上がりが高かった、充実のリーグ戦でした。
初優勝を目指すデスペラードが悲しみに暮れる!?
6・3日本武道館大会の優勝決定戦のカードは【高橋ヒロム vs エル・デスペラード】に決まりましたが、実績でいうとヒロム有利と言えます。
過去3度優勝し、今回勝てば3連覇の偉業を成し遂げることになり、歴史に名を残すチャンスです。
ジュニアのレジェンドである獣神サンダーライガーを越えると公言しているヒロム にとっては、必要な勲章でしょう。
一方、デスペラードはというと日本武道館が苦手というイメージがあります。
リーグ最終戦が行われた富山大会のバックステージでも語っていますが、武道館にはいいイメージがないのでしょう。
『でだ。 決勝。 えー……武道館だっけ?やだなぁ〜。 俺、 武道館のメインでいい思い出ねぇんだよ。 来年からドームでやりましょう』
引用:新日本プロレス
2年前のBOSJ優勝決定戦では、武道館初メインイベントを経験。
対戦相手はヒロムでしたが、激闘の末敗れています。
昨年の旗揚げ記念日大会でもメインイベンターを務めましたが、飯伏幸太の前に散りました。
武道館のメインが苦手というイメージが付いても仕方ないでしょう。
さらに、今最も心配なのがデスペラードのメンタルです。
激しいリーグ戦を闘い、肉体的にはギリギリの状態でしょうが、精神的にもダメージを負ったようです。
決勝進出は決めましたが私の心は千切れ飛びそうです・・・
この悲しみを共有してください・・・
— El Desperado (@ElDesperado5) May 31, 2022
『心は千切れ飛びそう』、『この悲しみを共有してください』とSNSで呟きましたが、一体デスペラードに何が起きたのか?
実は最近仲の良いスターダムのスターライト・キッドが、デスペラードではなくアレックス・ゼインに差し入れするかのようなツイートを呟きました。
🥶
— El Desperado (@ElDesperado5) May 31, 2022
先日、両団体の人気レスラーであるデスペラードとキッドは対談しており、その後もSNSで仲良い様をツイートしています。
【新日本プロレス×STARDOM】
企画5番勝負!#エル・デスペラード 選手 × #スターライト・キッド 選手✨
スターダムの今を詳しくご紹介‼#新日本プロレス #njpw#STARDOM#スターダム⏬スターダム公式YouTubeチャンネルhttps://t.co/dFwBNdsAGl pic.twitter.com/I7c6IF8Awf
— スターダム✪STARDOM (@wwr_stardom) May 2, 2022
そんなキッドがゼイン宛にツイートしたのですから、デスペラードはショックを受けたのでしょう。
優勝決定戦進出を決めた自分ではなく、日本のファンに人気急上昇中のゼインに肩入れしていると…
しかし、このデスペラードのショックを察したキッドは、優勝を確認しに武道館に応援しに行くことを約束しました。
6.3のチケット確保!!
誰に会いに行くと思ってるんですか😡
優勝するデスぺっちを観に行く為しか無いんだってば❤️🔥❤️🔥❤️🔥#SLK#OEDotai#STARDOM https://t.co/8rZTHpWJ4G pic.twitter.com/fOFgINyjZw— スターダム💜スターライト・キッド🐯🖤 (@StarLight_Kid11) May 31, 2022
やっぱデスぺっちしか勝たんなあ🫶#SLK#OEDotai#STARDOM https://t.co/WizabpcfHo
— スターダム💜スターライト・キッド🐯🖤 (@StarLight_Kid11) May 31, 2022
※スターライト・キッドがワンダー・オブ・スターダムのベルトに挑む立川大会の詳細はこちら
一度、急降下したデスペラードのメンタルも、このキッドの気遣いで全開となったことでしょう。
冗談はさておき、デスペラードにとってはBOSJを制覇する重要なチャンスです。
高橋ヒロムと誰が見ても対等になるためにも、BOSJ優勝は必須になります。
しかも、決勝の相手は2年前に敗れたそのヒロムが相手です。
ヒロムの3連覇か、デスペラードの初優勝か。
6・3日本武道館大会はジュニア祭典史上最も熱い闘いになりそうです。