BOSJ決勝進出を決めたデスペラードが精神的に大ダメージか?

エル・デスペラード【撮影:koba】
BEST OF THE SUPER Jr.




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しく楽しかったベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(以下BOSJ)のリーグ戦も終わり、各ブロックの代表が決まりました。

Aブロックは現IWGPジュニア王者である石森太二を破った高橋ヒロム 、Bブロックは“エル”対決を制したエル・デスペラードが優勝決定戦に駒を進めます。

 

結果的に新日ジュニアを代表する2人がリーグ1位となりましたが、リーグ戦を振り返れば他を圧倒していたわけではなく、誰が勝ってもおかしくないハイレベルな闘いでした。

勝ち点トップの選手が各3人並び、大半の選手が勝ち点4差の中にいます。

ジュニア全体のレベルが上がったこと、久しぶりに参戦した外国人勢が高いパフォーマンスを発揮したことが理由に挙げられるでしょう。

何よりファンの期待値や盛り上がりが高かった、充実のリーグ戦でした。

ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア29星取表

 

初優勝を目指すデスペラードが悲しみに暮れる!?

 

6・3日本武道館大会の優勝決定戦のカードは【高橋ヒロム vs エル・デスペラード】に決まりましたが、実績でいうとヒロム有利と言えます。

過去3度優勝し、今回勝てば3連覇の偉業を成し遂げることになり、歴史に名を残すチャンスです。

ジュニアのレジェンドである獣神サンダーライガーを越えると公言しているヒロム にとっては、必要な勲章でしょう。

 

一方、デスペラードはというと日本武道館が苦手というイメージがあります。

リーグ最終戦が行われた富山大会のバックステージでも語っていますが、武道館にはいいイメージがないのでしょう。

『でだ。 決勝。 えー……武道館だっけ?やだなぁ〜。 俺、 武道館のメインでいい思い出ねぇんだよ。 来年からドームでやりましょう』

引用:新日本プロレス

 

2年前のBOSJ優勝決定戦では、武道館初メインイベントを経験。

対戦相手はヒロムでしたが、激闘の末敗れています。

昨年の旗揚げ記念日大会でもメインイベンターを務めましたが、飯伏幸太の前に散りました。

武道館のメインが苦手というイメージが付いても仕方ないでしょう。

 

さらに、今最も心配なのがデスペラードのメンタルです

激しいリーグ戦を闘い、肉体的にはギリギリの状態でしょうが、精神的にもダメージを負ったようです。

 

心は千切れ飛びそう』、『この悲しみを共有してください』とSNSで呟きましたが、一体デスペラードに何が起きたのか?

実は最近仲の良いスターダムのスターライト・キッドが、デスペラードではなくアレックス・ゼインに差し入れするかのようなツイートを呟きました

 

先日、両団体の人気レスラーであるデスペラードとキッドは対談しており、その後もSNSで仲良い様をツイートしています。

 

そんなキッドがゼイン宛にツイートしたのですから、デスペラードはショックを受けたのでしょう。

優勝決定戦進出を決めた自分ではなく、日本のファンに人気急上昇中のゼインに肩入れしていると…

 

しかし、このデスペラードのショックを察したキッドは、優勝を確認しに武道館に応援しに行くことを約束しました。

※スターライト・キッドがワンダー・オブ・スターダムのベルトに挑む立川大会の詳細はこちら

 

一度、急降下したデスペラードのメンタルも、このキッドの気遣いで全開となったことでしょう。

冗談はさておき、デスペラードにとってはBOSJを制覇する重要なチャンスです。

高橋ヒロムと誰が見ても対等になるためにも、BOSJ優勝は必須になります。

しかも、決勝の相手は2年前に敗れたそのヒロムが相手です。

 

ヒロムの3連覇か、デスペラードの初優勝か。

6・3日本武道館大会はジュニア祭典史上最も熱い闘いになりそうです。