2019年のベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(以下BOSJ)を欠場した両者にとって、2年振りの出場であり2年振りの対決になります。
ここで言う両者とは勿論、高橋ヒロムと…
エル・デスペラードのことです。
2人がBOSJの公式戦で闘ったのは2018年が最初であり、この試合でデスペラードが勝利したことにより翌シリーズの後楽園ホール大会でIWGPジュニアヘビー級選手権が開催されました。
ヒロムとデスペラードの頂上決戦もこの時が初めて。
IWGPジュニアヘビー級選手権ではヒロムがBOSJの借りを返し、2人のシングルマッチの対戦成績は1勝1敗のイーブン。
特別な相手との特別な一戦は、今夜3度目の対決となります。
2年前、デスペラードのことを『大嫌い』と語っていたヒロム。
今現在は『もう今は嫌いじゃないよ』と語るヒロムに対して、昔から大好きだったとアピールしたのはデスペラードです。
「もう嫌いじゃない」か
俺は昔から大好きなんだけどな?
お前がいなかったら俺は今こうしてここにいなかったかもしれないくらいに
今日の俺は最低な結果だったけど
後楽園は内容も結果も最高な1日になるはずだから
— El Desperado (@ElDesperado5) November 15, 2020
まるで思春期の恋人同士のやりとりの様なSNSですが、個人的に気になったのは最後の2行。
“後楽園は内容も結果も最高な1日になるはずだから
楽しみにしてて”
デスペラードとヒロムの一戦は、多くのファンが待ちに待った楽しみな一戦です。
最高の試合内容に期待は膨らむばかりですが、デスペラードは『最高な結果』を『楽しみにしてて』と呟きました。
最高の結果とは当然デスペラードの勝利でしょう。
2年前も今回もシチュエーションは似ています。
BOSJ前にIWGPタッグ選手権を行った2人。
王者組である鈴木組ペアが防衛を果たし、BOSJでもタッグ王者の権威を守るため負けられなかった一戦を制したのはデスペラードでした。
今回もIWGPタッグの防衛戦を制し、デスペラードは2本のベルトを肩に担いで入場するでしょう。
2年前同様チャンピオンとして負けられない一戦です。
一方、2年前と明らかに違うのは2人の感情です。
当時、ヒロムに『鈴木軍の金魚のフン』呼ばわりされ激情したデスペラード。
BOSJでは互いに怒りを爆発させ、ラフファイトも繰り広げました。
今となってはヒロムとデスペラードの伝説の一戦です。
対して、今回のBOSJはどうでしょう。
デスペラードはSNSで『楽しみにしてて』と呟き、ヒロムもデスペの気持ちに呼応するように楽しみにしていると発言しています。
2年前のBOSJ公式戦が喜怒哀楽の【怒】なら、今回の公式戦は【楽】でしょう。
2人の対決を待ち望んだファンにとっても、久しぶりにBOSJに望む2人にとっても『楽しみ』が爆発する一戦となりそうです。
Twitterのアカウントを一度消去しているデスペラードの昔のツイートは、今見ることができません。
しかし、当ブログの当時の記事に記載したデスペラードの呟きを発見することができました。
2年前のBOSJ開幕前、酔った勢いでデスペラードはこんな言葉を呟いています。
“俺は髙橋ヒロムにだけは負けたくない
そして負けない
これは宣戦布告だ
俺はお前にだけは負けない”
これがツイートの全文ではありませんが、今も昔もこのヒロムへの気持ちは変わらないでしょう。
ヒロムとの一戦は楽しみな試合だけど、大前提として絶対負けたくないんだと思います。
今夜も魅せてくれるでしょう。
絶対に負けたくない相手との最高の試合を。
【お知らせ】
2年前、高橋ヒロムとエル・デスペラードの一戦を後楽園ホールで観戦できた筆者。
今年も運良く2人の対戦を現地で観戦できることになりました。
当然、カメラ持参で観戦です。
約2年半振りに観戦できる2人の聖戦を沢山撮ってきたいと思います。
観戦写真をご覧になりたい方は、トペブロ公式Twitterカウントのこちらからご覧ください。
試合後、2人の写真をアップする予定です。