新日本プロレス海外大会にスターダム選手を起用へ

オカダカズチカ、岩谷麻優【撮影:koba】
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の午後3時から行われた「新日本プロレス 戦略発表会」。

登壇者にはブジロードの木谷会長、新日本の大張社長、所属選手から棚橋弘至、グレート・オーカーン、高橋ヒロムが登場しました。

実に1時間半も行われた戦略発表会ですが、平日の昼間配信で見れなかった方、長時間のため視聴を躊躇ってまだ見れていない方などいるでしょう。

そこで、戦略発表会で語られた内容をまとめてみたいと思います。

 

早く入門・早く活躍できる仕組みづくり

 

大きく分けると、発表の内容は4つ。

「振り返りと成果」、「今後の計画」、「具体的施策」、「各種お知らせ」になります。

冒頭は海外事業の状況が語られ、2000人〜3000人規模の海外大会が連続で完売できるほどに成長したということ。

また、AEWxNJPW合同興行のPPVが10万件あったことが公式に伝えられました。

海外戦略は今後も伸ばす計画とのことですが、この件は後ほど記述します。

 

選手年齢分布の変化についてグラフが用意されましたが、10年前に比べて平均年齢が30代前半から30代後半になっていると説明。

新日本の持続可能な成長に向けて、若手獲得をは重要なミッションであることを語りました。

 

その施策として学校に通いながら道場に入門できる状態も検討し、セカンドキャリアのサポートプランを計画するとのこと

今後10代の選手の獲得や、若手主体の大会が増えることになりそうです。

 

海外大会での女子レスラーの試合を組み込む

 

海外事業の成長戦略に関しては、大きく2つのトピックスを掲げました。

1つはアメリカ法人「NJPW OF AMERICA」の主催興行で、女子レスラーを組み込んだ試合を行うことを宣言

その際は、スターダムの選手を最優先で起用するというプランを考えていると語りました。

選手層の拡大と右肩上がりで成長し続けるスターダムから、今後は新日本の海外大会に数選手が参戦することになりそうです。

 

また、3年振りのイギリス大会を計画中であり、オセアニアへの進出も計画しているとのこと。

新日本はますますグローバルなプロレス団体になりそうです。

 

G1クライマックス観戦者に豪華特典

 

コロナ禍により一番の打撃を受けたのが、興行収入です。(興行でのグッズ販売含む)

過去3年間の動員はご覧の通り。

▪︎2019年 96,000人

▪︎2020年 36,000人

▪︎2021年 28,000人

 

今年のG1での動員を5万人と掲げることを発表しましたが、史上初の28選手出場のリーグ戦であること、初出場選手が多いなど期待値は高く、既に3万枚のチケットが販売されていることを明かしています。

さらに、今夏のG1クライマックスでは様々な特典や全選手に会える工夫があることを発表しました。

▪︎原則1枚のチケットで『G1』全エントリー選手が見れるようにする

▪︎試合が組まれるのが難しい場合は、撮影会やサイン会で会えるようにするよう調整中

▪︎『SUPER Jr.』で好評の大会ごとに異なるデザインチケットの配布

▪︎『Reバース』や、『新日コレクション』のリアルカード配布

▪︎各大会でスタンプが異なる「スタンプラリー」実施。集まったスタンプ数で各種特典あり

 

1大会参加で「G1デザインチケットコンプリートセット」への応募権利、3大会参加で「好きなものを選べる!豊富な選択式商品」など、G1を見に行けば行くほど豪華な特典が貰えることになるとのことです。

さらに、最後に登壇した木谷会長から自前での来場者特典が発表されました。

新日本のマグネットコースターを、なんと先着5万名にプレゼントするとのこと。

今夏のG1は試合以外の部分も楽しめる要素が盛り沢山の大会になりそうです。

 

新日本でも声出し応援が可能に!

 

今回、様々な発見があった戦略発表会ですが、一番ファンの反応があったのは、声出し応援解禁でしょう。

9・5、9・6後楽園ホール大会を声出し応援可の興行として行う予定であることが発表されました。

 

現状のルールに則り会場キャパは50%になるとのこと。

声出しありエリアと、声出しが不安(感染予防の観点から)という方への声出しなしのエリアを両方用意すると発表しました。

また、久しぶりの歓声あり大会になるので、高橋ヒロムが第一試合開始前に応援練習も行うことを宣言。

キャパ半分の興行なので、チケットは争奪戦となりそうです。

 

以上が主要な発表内容になります。

まだまだ盛り沢山の戦略発表会でしたが、全貌は新日本プロレスYouTube、 NJPWWORLDでも視聴FREEで見ることが可能です。

木谷会長の切実な想いも語られているので、そちらは是非動画でご確認ください。