豹変した矢野通がオカダを強襲!ヒールレスラーに戻るのか

矢野通【撮影:koba】
真夏の祭典『 G1 CLIMAX 』




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年振りの夏開催、22年振りの4ブロック制、史上最多の28選手エントリーなど話題性の多い今年のG1クライマックスですが、中でも個人的に嬉しかったのが前哨戦の復活です。

コロナ禍の影響で一昨年と昨年は公式戦以外のアンダーカードは1試合程度。

その1試合もシングルマッチという大会が多い状況でしたが、今夏のG1は出場選手全員がアンダーカードで試合が組まれています。

 

前哨戦があることで公式戦に辿り着くまで絶賛が繰り広げられたり、有利不利な状況が生まれたり。

物語が生まれることにより、前哨戦という厚みが公式戦をより語れる試合に昇華させることができるでしょう。

限られた時間の中、公式戦しか見れない方もいると思いますが、第1試合からの前哨戦を楽しむことをお勧めします。

 

公式戦に厚みを持たせる前哨戦で、昨日の仙台大会である時間が起きました。

それは矢野通が同じCHAOSの仲間であるオカダカズチカを強襲。

さらに、パイプ椅子でオカダの背中を殴打したのです。

 

豹変した矢野通がオカダカズチカを強襲

 

 

ゴングがなる前にオカダを襲うと、場外のオカダを鉄柵にハンマースロー。

不意を突かれ悶えるオカダの腹部にパイプ椅子で攻撃すると、そのままパイプ椅子で背中を殴打。

G1の会見で同じAブロックのモンスター達を恐いと言っていた矢野はどこに言ったのか。

試合後のバックステージにも、いつもの矢野通はいませんでした。

矢野『オイ!なんもねえよ、 バカ野郎、 オイ!(オカダとの公式戦まで) あと3日だ、この野郎!』

引用:新日本プロレス

 

同門だからといって本気で闘うという意思表示なのか?

それとも別の意味があるのか?

矢野の狂乱振りに驚いたファンも多かったことでしょう。

一方でオカダは久しぶりに恐い矢野通が見れるということで、公式戦を楽しみにしているように見えます。

オカダ『「G1」でせっかく出来る同門対決なんですから、和気あいあいとやってもしょうがないでしょう。 久しぶりだね、恐い矢野さん。 いつもの矢野さんじゃなくて、あの恐い矢野さんを倒してもいいし、 まあCHAOS対決を楽しみたいと思います。 そして俺が勝つ』

引用:新日本プロレス

 

矢野通と言えば、かつて頭髪を金色に染めダーティーファイトで猛威を振るうヒールレスラーでした。

私自身も当時の様子はあまり知りませんが、多くのファンは今のコミカルな宣伝プロデューサーのイメージの方が強いでしょう。

今回の豹変はあくまでオカダとの公式戦を盛り上げるための“本気モード”と解釈していましたが…

 

矢野通のヒールターンの可能性

 

実は、約1年前に配信された「矢野プロデュース‼︎」の動画で、意味深な発言をしています。

GBHだった時代に真壁刀義を裏切った理由について語った動画でしたが、キャリア19年でも本当の自分がまだ分からないと語っていました

矢野『僕がまた道を外すようなことがあれば、「俺が引き戻りしやる」って言っていただいたのでお願いします(笑)

道を外す気なのかってツッコミ入るかもしれないですけども。(中略)

アマチュア時代っていうのは、なるべく感情を出すな、押し殺せ、黙ってやれ。プロレスに入ったら自分の感情を出さないとお客様に伝わらないと、そこでまだ闘っているんですよね。

どっちの自分が本当なのか分かってない。【素直な自分】なのか【めちゃくちゃな自分】なのか【お茶目な自分】なのか。

その自分を探す旅をこれからも続けたいと思いますので、僕が道を外しそうになったら真壁さんよろしくお願いします

引用:矢野プロデュース‼︎

 

ここで言う【めちゃくちゃ自分】とは金髪の時代の恐い矢野通のこと。

まだ矢野の中には恐い自分が残っていると言うことでしょう。

まさか、矢野通がキャリア19年にしてヒールレスラーに戻る可能性があるということなのか…

 

狂乱した矢野とオカダの公式戦は、今週土曜の大田区総合体育館大会のセミファイナルで行われます。

同門対決に甘えない恐い矢野通が現れるのか、それとも金髪の矢野通に戻りヒールレスラーと化して現れるのか…

AブロックのCHAOS同門対決が、俄然楽しみになりました。

この日の解説に真壁が入るかどうかも注目です。