G1クライマックスの成績が2勝5敗だった石井智宏が口にした弱音

石井智宏【撮影:Koba】
真夏の祭典『 G1 CLIMAX 』




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夏の祭典”G1クライマックスも残すところ2大会になり、遂にベスト4が出揃いました。

結果的に昨年のベスト4と3人が同じ面子となり、タマ・トンガの代わりにEVILが準決勝に進出したということ。

EVILにとってはリーグ突破もベスト4も初の快挙となります。

 

一方でベテランの域に入りつつある実力者の成績不信は気になります。

5年連続で負け越してしまった棚橋は、『「また来年も出たい「なんて軽く言うことはできない』と反省の弁を述べると、来年は世界中のベルトを手土産にG1参加すると豪語しました。

 

負け越しではあったもののリーグ最終戦では内藤哲也の相手を務め、メインイベントを務めた愛知大会では3500人を越す動員を集め、棚橋の人気の高さを示しました。

なんだかんだ言っても、G1に逸材の存在は必要不可欠でしょう。

 

一方で、出場メンバーの中で最年長となる石井智宏は、リーグ戦全日程終了後の浜松大会でコメントを残すと、2勝5敗という自分の成績を振り返り珍しく弱音を吐きました。

「G1 CLIMAX」、見ての通り、全員にしばき倒されたよ情けねぇよな。言ってることとやってることが違うんだもんな。タンカ切って、このざまだ。それは俺が一番よくわかってんだ。あと、結果もそうだけど、何のインパクトも残せなかった

それがスゲェ悔しいや。情けなさと悔しさしか残ってない。(※ほどいたテーピングを丸めてフロアに叩きつけて)でも、もう大丈夫だ。今日からまた、歩き始めるから。自分に何が足りなかったか、なぜ勝てなかったか、それを探しながら、また歩き始めるよ』

引用:新日本プロレス

 

昨年は2勝4敗だったことから、今年はさらに負け星を1つ増やすことになった石井。

確かに成績だけ見れば、内藤の言う“G1出場に相応しくない選手”かもしれません。

 

しかし、星取表がなければ石井が負け越しだと気付くファンの方が少ないのではないでしょうか。

どの試合でもインパクトを残し、一進一退の攻防の末、紙一重の差で敗れた石井。

壮絶過ぎるファイトスタイルと闘いへ挑む熱量は、他の選手にも伝染していたに違いありません。

棚橋同様、石井もG1クライマックスに必要不可欠な選手と言えます。

 

バックステージでは『もう大丈夫だ。今日からまた、歩き始めるから』とポジティブなコメントを残していました。

あとは来年出場を辞退するようなことが起きないことを祈るばかりです。

 

1日オフを挟み12日と13日は両国国技館に舞台を移します。

EVILはオカダカズチカと、内藤哲也はウィル・オスプレイとそれぞれ準決勝で対戦です。

果たして今年の優勝決定戦にはどの2人が向かい合うのか。

そして、誰が真夏の祭典を制すのか…

G1クライマックスも残すは両国2連戦になります。