8・4大阪大会で行われる初対戦となる内藤哲也と鷹木信悟。
数字上で言えばお互いリーグ突破の可能性を残していますが、この一戦で負けた方はその可能性が限りなくゼロになります。
リーグ突破の可能性を残す為にも、絶対負けられない一戦です。
G1クライマックスだから実現した同門対決であり、同級生対決。
決戦直前に公開された内藤の日記では、鷹木に初めて会った2000年冬から今日まで一貫した想いを語っています。
「やはりオレにとって彼の存在はいまでも嫉妬の対象」
内藤選手が8.4大阪で初シングルを迎える鷹木選手への想いを綴った日記
『第212回 LOS INGOBERNABLES de JAPON』は、
新日本プロレス・スマホサイト(https://t.co/7nHLJlYU8n)で更新中!#njpw #g129 pic.twitter.com/5YMxeMzxmU— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) August 2, 2019
新日本プロレススマホ会員になれば、全文読むことができます。
詳細はこちらをご覧ください。
この日記で多くを語った訳ではありませんが、一貫して感じる鷹木への“嫉妬心”。
大阪で相対する鷹木との一戦は、どんな感情が渦巻くのか…
昨年の10月の両国国技館大会で新日本入団、そしてロスインゴの6人目のパレハとして登場した鷹木信悟。
ジュニアを主戦場に闘ってきた鷹木は、ベスト・オブ・スーパージュニアのリーグ戦を負けないし全勝で優勝決定戦に進みました。
決勝こそウィル・オスプレイに敗戦してしまいましたが、その圧倒的なスピードとパワーにヘビー級で闘う鷹木を見てみたいと思ったファンも多かったことでしょう。
ドミニオンで小島聡とのシングルマッチを制し、G1出場を宣言。
新日本に入団後、1年も経たずに内藤哲也とのシングルマッチが実現します。
G1クライマックスは1グループ10人で闘うリーグ戦。
1人しか決勝戦の舞台に上がれない以上、勝つことだけがすべてではないでしょう。
選ばれた者としての存在感、諦めない気持ちや覚悟、自分のすべてをぶつけて闘う様を見せなくてはいけません。
鷹木が闘ったここまでの公式戦は、勝敗に関係なく多くのファンを魅了していたことでしょう。
それすらも、内藤は嫉妬しているかもしれません。
過去闘ったこのない相手にして、まだ超えたことのない相手が鷹木信悟なんだと思います。
レスラーとして闘ったことがなくても、鷹木はライバルという存在なんだと思います。
2000年に初めて会った時から、ずっと意識していたということでしょう。
鷹木とのシングルマッチに勝てば、内藤の嫉妬は消えるのでしょうか…
もう後が無い鷹木にとって、内藤とのシングルマッチを楽しむ余裕はありません。
『ふざけんな! 最後に、最後まで、なにが起こるかわからんだろ。
俺は絶対あきらめんぞ。
残りみっつあるんだ。なにが起こるかわからん! 最後まで……。まだ闘えるぞ、俺は。
残りみっつ、全勝だ。やってやるよ!』
1勝しか違わない内藤ですが、そのコメントには余裕があるように感じます。
『いよいよ次は鷹木信悟。彼と出会って、もう19年ぐらい経つかな?
ついにプロのリングで、こうやって対戦することができて、俺は素直にうれしいよ。まあお互い、全勝同士で闘うのが理想だったけど、こんな状況になっちまった。まあ、しょうがないよね。これもデスティーノでしょう。
なら、俺は大阪で鷹木の夏を、完全に終わらせてやるよ。
俺はまだ、ちょっとだけでも可能性あるんでしょ? ほんのちょびっとだけどね、可能性があるうちはあきらめずに優勝目指して頑張りますよ。
とにかく次の大阪のモチベーションは、鷹木信悟の夏を終わらせる……それかな』
恐らく、お互いプロレスラー人生をぶつけるような試合になると思います。
鷹木は内藤にも新日本にも負ける気はないでしょう。
いつも通り闘うロスインゴの内藤がいるのか、それともいつもと違うスイッチを入れたプロレスラー内藤が現れるのか。
やはりG1の公式戦という枠に収めるには、勿体ない試合なんだと思います。
試合後生まれるのは絆なのか、更なるライバル心なのか…
内藤と鷹木のライバルストーリーが始まる試合になるんだと思います。