AEWのトップがレッスルキングダムへの選手派遣の難しさを語る

レッスルキングダム【撮影:koba】
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AEWのトップであるトニー・カーンが、来年のレッスルキングダムにAEWの選手を派遣することの難しさについて語りました。

過去3年、2DAYSで行われたレッスルキングダムは1日だけのイベントに戻り、日本の渡航制限も大幅に緩和されています。

ただし、来年の東京ドーム大会である1月4日は水曜日です。

水曜日といえばAEWではダイナマイトの配信があり、米国と日本の時差を考えればレッスルキングダムに参加することはダイナマイト欠場を意味します。

 

パートナーである新日本に選手を派遣したい気持ちはあるものの、自身の団体の興行を成功させなければならない立場のトニー・カーン。

AEWのトップは海外メディアに東京ドーム大会への選手派遣について語りました。

AEWとNJPWは、AEW設立当初からのパートナーで、クリス・ジェリコやジョン・モクスリーなどのトップスターをNJPWに提供し、日本での大きなイベントにも参加しています。

6月には両社の合同興行「禁断の扉」を開催するなど、そのパートナーシップは年々強化され、2023年1月4日の「レスリングキングダム17」では、AEWのレスラーが登場することを期待するファンも多いようです。

ALL OUTを前にWrestling Observer Radioに出演したトニー・カーンは、AEWのタレントがこのイベントの為に日本へ移動することの難しさを説明しました。

トニー『この年の課題として、東京ドーム大会が水曜日であることです。(日本での)水曜は好調を維持できても、4人のビッグスターを失うと、金曜に痛手を負うことになるからだ。本当は金曜日に大会を再構築して欲しいというのが本音です。ワクワクはしないが、パートナーだから全力でサポートするつもりだ。しかし、残念ながら全員を送り込むわけにはいかない。もし週末開催だったら、家ごと送り込むよ。僕たちはパートナーだからね。すでにその話はできているので、本当に素晴らしい関係なんだ。でも、ダイナマイトをやらなければならないし、もしかしたらその日にランペイジが収録される可能性も十分にある

AEWは毎週水曜日の夜にAEW Dynamiteという番組を生放送しており、通常Dynamiteの後にRampageを収録しています。

過去3年間、ニ夜連続にわたって開催されてきましたが、「レスリングキングダム17」は再び一夜限りのイベントに戻りました。

引用:fightful

 

日程的にAEWの大勢の選手を派遣することは難しいと語ったトニー・カーンですが、裏を返せば何選手か東京ドーム大会に出場させることは可能ということになります

そして、新日本とはこの件に関し話し合いはできているとも語っています。

 

いずれにしても、来年のレッスルキングダムは1日限りの大会です。

所属選手全員が本戦に出場できるわけではなく、AEW所属選手が大勢出場することになれば、新日本のレスラーの本戦出場が少なくなる可能性もでてきます。

そして、来年の東京ドーム大会でもスターダムの試合が1〜2試合組まれるはずです。

木谷オーナーはイッテンヨンでIWGP女子王座戦を行いたいと明言しています。

 

イッテンヨンでのスターダムの試合提供もAEWの選手参加も嬉しい限りですが、開催できる試合数には限りがあり、全ての選手が出場できるわけではない点は難しい問題です。、

いずれにしてもレッスルキングダムまで時間があり、誰が来日するかは当分分からないでしょう。

誰が参戦しても盛り上がること間違いありませんが、願わくば新日本の家族とも言える“あの選手”の参戦を期待しています。

【撮影:koba】