IWGP女子王座設立報道に所属選手が苦言ツイート

IWGPヘビー級王座【撮影:koba】
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ターダム戦略発表会で明らかになった「IWGP女子王座」設立に、ファンの間では賛否両論様々な意見が出ています。

IWGPは新日本プロレスから生まれた呼称であり、何の前触れもなく、また新日本の関係者がいないところで発表されたのですから、否定的な意見が出ても仕方ないでしょう。

木谷オーナーは会見でIWGP女子王座設立の理由を、下記のように語っていました。

どんなタイトルかと言うと、ここに書いてあるように新日本プロレスとスターダムがグローバルスタンダードとして世界市場に打って出るタイトルとして創設』

 

会見後、SNSで説明不足だったと陳謝した木谷オーナーは、改めてスポーツ紙にIWGP女子王座について説明しています。

木谷『改めて「IWGP」という4文字の歴史、伝統と、お客さまの思い入れを思い知りました

繰り返しになりますが、趣旨、運用方法、管理体制についての丁寧な説明を、スターダムだけでなく、新日本プロレスおよびIWGP実行委員会の人たちも立ち合いのもとで行うべきだったなと。そこは反省しています。

スターダムの大会では、年に1回の大ビッグマッチくらいじゃないですか。あとは新日本との合同興行ですが、これも今度やってみないと今後はまだ分からない。あと新日の1・4とか(毎年6月の)大阪DOMINIONがそのタイトルマッチ開催の候補となりますね。そして米国大会とか英国大会とか。年に多くて7~8回、少なければ4回くらいの防衛戦のタイトルじゃないですかね』

引用:東スポWEB

 

スポーツ紙の取材に答えた木谷オーナーのインタビューで、驚くべき2つの発言がありました。

1つは『IWGPという4文字の歴史、伝統と、お客さまの思い入れを思い知りました』と言う発言。

IWGPに対し、ファンの思い入れを知らないなんてあるのでしょうか?

勿論、思い入れは人それぞれですが、この件に関し憤怒しているファンは多く見受けられます。

 

もう1つは、イッテンヨンやドミニオンがIWGP女子王座戦の候補になるという発言。

今後、新日本のビッグマッチでスターダムがタイトルマッチを行うなら、新日本とスターダムのトップが揃うタイミングで会見すべきでしょう。

新日本の大会にスターダムの試合が組まれることに対し、まだ抵抗のあるファンもいます。

ましてやスターダムのタイトルマッチが組まれることで、試合順が早まるタイトルマッチも出てくるでしょう。

新日本でベルトの価値を高め続けてきた選手の、やる気を削ぐような事態に陥らないことを願いますが…

 

一方でスターダムのエグゼクティブプロデューサーのロッシー小川氏は、IWGP女子王座設立についてご覧のように語っています。

小川『このベルトはスターダムが運営、管理をするのですが、スターダムのベルトとは別の意味があります。世界に対しての発信や、男女平等の世の中でつくられたベルトだと思っています

既存のスターダムのベルトにも歴史がありますので、それも継続してやっていきますし、どのベルトが上かというのは見ていただく人に決めてもらえれば。

ブシロード体制になった時に、IWGPのベルトがあればいいなと。体制が3年目になって、ここのところの実績を認められてきたというのもあるのではないかと思います』

引用:東スポWEB

 

新日本所属レスラーが苦言ツイート

 

木谷オーナーとロッシー小川EPの発言をまとめると、IWGP女子王座は新日本プロレスとスターダムのベルトということになります

国内外のビッグマッチでタイトルマッチが行われ、新日本の大会でも同王座戦が行われるということ。

当然、新日本の関係者は知っていたと思いますが、所属選手はどうだったのか。

実は、ある選手がIWGP女子王座設立の報道があった後に、このような内容のツイートをしていました

▪︎選手を置いてけぼりにするようなことはして欲しく無い

▪︎出待ちファン対応を選手に禁止してるのに写真撮影に応じるとか

 

メッセージ前半の選手を置いてけぼりにして欲しくないというのは、会社に対してちゃんと説明して欲しいというメッセージでしょう。

前述した通り、ファンにも選手にも説明が必要な案件だったと思っています。

 

メッセージ後半は、会社の対応に対する苦言です。

選手達には感染予防を徹底させているのに対し、選手以外の関係者がファンの写真撮影を行うことに疑問を投げかけています。

恐らく、この選手はあの人の言動について疑問を呈しているのだと思います。

 

該当選手はこのツイートを投稿後、数分で削除。

当然誰がツイートしたかは言いませんが、少なからず不信感、または疑問を抱いていると言うことでしょう。

IWGP女子王座設立に関し、未だ新日本からの説明はありません。

恐らく、選手に対しても同様なのでしょう。

 

該当選手は安易に会社に対する不満をツイートする選手ではありません。

一方で今回のような苦言を口にしてしまうということは、会社と選手が噛み合っていない部分があるということでしょう。

今後何も起こらないことを願いますが、会社の財産である選手に十分なケアをして欲しいと願うばかりです。