短いシリーズ「NEW JAPAN ROAD」も終わり、次のシリーズはいよいよ“真夏の祭典”G1クライマックスが始まります。
史上最多の32選手参加、4ブロックによる総当たり戦、8選手による決勝トーナメントと、盛り上がる要素ばかりの今夏のG1です。
1ヶ月先ではありますが、バッステージでは多くの選手がG1への意気込みを熱く語っています。
特に、Aブロックに属し初戦で闘うことになった同期の海野翔太と成田蓮は、誰よりも熱く火花を散らしています。
成田「北海道、俺はぜってえな、オメーには負けられねぇんだ」
海野「俺もお前には負けられねぇんだよ。必ずケリつけてやるよ」
成田「仲良しこよしはもうやってねぇんだよ」
海野「正々堂々、お前から獲ってやる」
成田「同じチームでやんのも今日でおしまいだ」全文
⇒https://t.co/L5LwLCoDbO pic.twitter.com/J2peRipHQ3— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) June 18, 2023
自他共に新世代と言えるメンバーが揃ったAブロック。
海野、成田以外にも辻陽太、ヒクレオ、ゲイブ・キッドは数年前まで野毛道場で鍛錬を積んでいたメンバーです。
そこに同世代のプロレスリング・ノアの清宮海斗が加わり、IWGP世界ヘビー級王者のSANADAがいるAブロックのテーマは、『新世代対決』と『新世代 vs IWGP王者』と言えるでしょう。
このメンバーに2020年にイギリスから来襲したグレート・オーカーンも加わるのではと期待していましたが、残念ながら別ブロックでした。
この状況に『新世代だけの格付け』をやっていればいいと関心がない態度を示したオーカーンでしたが、珍しく本音を口にしています。
少し寂しそうに語る口調はオーカーンだったのか、それともオーカーン以外の誰かだったのか…
Aブロックに入らなかったオーカーンの“本音”は?
「辻、海野、成田、貴様らは新世代だけの格付けを貴様らだけでやっとけ。余は前IWGP王者のオカダを、さらに何代前かのオスプレイをも処刑して、余1人が決勝に上がり新世代で1人躍り出てやる(中略)本音を言えばよ…」
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— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) June 18, 2023
オーカーン『辻、海野、成田、貴様らは、新世代だけの“格付け”を、貴様らだけでやっとけ。余は、前IWGP(世界ヘビー級)チャンピオンのオカダを、さらに何代前かの(王者の)オスプレイをも処刑して、余ひとりが決勝に上がり、新世代で1人躍り出てやる。それでも、決勝は2回負けてるSANADAじゃなくて、新世代の誰かであることを楽しみにしてるよ。 本音を言えばよ、そう、まるでヤングライオンみてぇに、プライドだけでバチバチしばき合うような、そんな勝負がしたかったよ。テメェら、メインかセミかに(試合が)組まれてんな。余は、セミもメインも1個もないよ、「G1」。Aブロックでもない。これは……冷遇なのか? 引用:新日本プロレス |
Aブロックに多く存在する元ヤングライオン。
ヤングライオン同士の闘いは、ヤングライオンだった者にしか見えない景色があるのでしょう。
殴り合う太い二の腕には夢や希望が詰まり、純粋にプライドだけで闘える世界線が広がっているんだと思います。
イギリスで誕生したオーカーンが、この若獅子の闘いを知っているかどうか分かりませんが、昔ヤングライオンの様に闘った記憶があるのかもしれません。
リーグ戦では叶いませんでしたが、決勝トーナメントでも新世代対決が見れることを期待しています。
もし優勝決定戦で新世代対決が実現したら、新日本プロレスに新しい景色が誕生するはずです。