新日本プロレスのウィル・オスプレイが子供の頃からのアイドルである丸藤正道と、いつにシングルマッチが実現します。
過去、新日本の台湾興行で1度だけタッグを組んだことはあるものの、タッグでもシングルでも初めて。
プロレスリング・ノア(以下NOAH)の9・17後楽園ホール大会で行われるこの一戦は、ABEMAで無料配信決定です。
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チケットは瞬殺でソールドアウト。
新日本のファン、NOAHのファンに限らず、多くのプロレスファンが期待しているドリームマッチということでしょう。
丸藤との一戦は実現しないと思っていたオスプレイ
NOAHの公式YouTubeチャンネルで公開されたインタビューで、新日本にいる状態では丸藤との対戦は叶わないだろうと語ったオスプレイ。
コロナ禍以降、新日本が舵取りを方向転換したことにより、他団体参戦や団体の枠を越えたコラボ興行は度々行われるようになり、収益強化のコンテンツの一つとなりつつあります。
たらればの話になりますが、世界的なパンデミックが起きてなければ、オスプレイと丸藤の一戦は実現しなかったかもしれません。
オスプレイが『日本のプロレスに人生を捧げよう』と思わせた試合
子供の頃、英国放送で見た丸藤の試合で衝撃を受けたと語ったオスプレイ。
この丸藤との出会いがなければプロレスラーになることも、今のようなスタイルになることもなかったのでしょう。
丸藤のベストバウトという質問に、2016年の10月の両国国技館大会で行われたオカダカズチカとの一戦と答えました。
この年のG1クライマックス公式戦でオカダに勝利した丸藤は、10月のビッグマッチでオカダが持っていたIWGPヘビーに挑戦しています。
この日、第一試合に組まれていたオスプレイは、メインイベントを会場で観て、無意識に『日本のプロレスに人生を捧げよう』と思ったそうです。
オスプレイ『普段俺たちは控室のモニターで試合を観ているんだが、でも俺にとって丸藤選手を生で観るのは初めてだった。たしか俺は6人タッグで第一試合だった。試合後シャワーを浴びて着替えて控室で待機していた。「まだか…早く…」(メインイベントが始まると分かると)「よっしゃあ!」 それでバックステージから椅子を持ってきて、両国の会場の隅に座ったんだ。不思議な事にその光景を今でもハッキリと思い出せる。日本のファンの声援と共に俺の心も踊っていたよ。 無意識のうちに「日本のプロレスに人生を捧げよう」。俺がそう思う理由になった試合だ。そして「これこそ俺がやりたい事だ」と思った。 日本のプロレスファンそしてプロレスラー達にも、あれぐらいのインパクトを与えたいんだ。あの試合を観てそう思ったし刺激も受けた』 引用:プロレスリング・ノアYouTubeチャンネル |
オカダと丸藤の一戦がオスプレイにとって神試合だったのでしょう。
これが日本のプロレス、これが世界最高峰のプロレスなんだと感じたのかもしれません。
さらに、オスプレイは丸藤戦への意気込みを『俺のすべて』と語りました。
ーー試合への意気込み、そして何を感じたいか オスプレイ『ウィル・オスプレイの試合を観た事がある人、みんなにこの試合を観て欲しい。なぜなら俺がプロレスラーになった理由が彼だからだ。ウィル・オスプレイの試合を観て、魅了されたり刺激を受けたのなら、それはすべて丸藤選手のおかげた。 この試合は…「俺のすべて」だ。今夢がかなうんだ。 彼はいつも刺激をくれる。それはずっと変わらない。彼は決して留まることがない、いつの時代だろうと超ハイレベル。そこに刺激をすごくもらっている。それが俺の理想像だし将来像なんだ。俺も世界中を魅了したいんだ』 引用:プロレスリング・ノアYouTubeチャンネル |
ウィル・オスプレイとの世紀の一戦が行われる丸藤正道25周年記念大会は、9月15日11時30分に行われます。