棚橋弘至が語ったG1CLIMAXを逃した現実と来年のG1出場枠の展望

棚橋弘至【撮影:Koba】
真夏の祭典『 G1 CLIMAX 』




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1クライマックス開幕直前に行われた闘魂ショッピング。

今夏の出場を逃す結果となってしまった棚橋弘至が、4度目の闘魂ショッピングに登場しました。

配信中に阿部リングアナに選手としてG1出場を逃したこと、社長として見る今夏のG1について質問された棚橋。

22年連続出場が途絶えてしまたった棚橋は、数秒間顔を覆う仕草を見せたあと、以下のように回答しています。

阿部『いよいよ、7月20日より開幕する「G1クライマックス34」について。こちらは棚橋弘至選手、そして棚橋弘至社長にお聞きしたいと思います。

まずは棚橋弘至選手にお聞きします。7月3日の後楽園大会でNEVER6人タッグ王座のパートナーであるボルチン・オレッグ選手に敗れてしまいまして。23年連続のG1クライマックス出場を逃すという事態が起こってしまいました。この現実、今現在どう受け止めておりますか?

棚橋『そうですね。やっぱ20年以上、夏はG1に出るというのが1つの1年の、なんていうのか緊張感が続く大事なことだったし。G1ボディって言ってG1前にはね、しっかり調整してG1に突入してたんで。この時期をどう過ごすかによって東京ドームへの試合の組まれ方とかというのも変わってくるんでね。まあ緊張感だけは途絶えさせないようにしときたいなと思いますね

ただ結果はどうなるかっていうのは非常に楽しみですね。その優勝した選手に「俺と闘え!」っていうのは都合がいいですね…

阿部『さっきもちょっと出たんですけど7月3日の後楽園で、ボルチン選手とシングル初対決で対戦して敗れたんですけども。デビュー1年ちょっとのボルチン選手。実際に闘われてみてどうでした?』

棚橋『やっぱり体格、体力っていうのは新人離れしてますんで、油断があったわけではないんですけど。これから始まるG1クライマックスでも、かなり台風の目になるんじゃないかと思いますね』

阿部『東京武道館でタイチ選手と試合した時も、新しい技とかも出てましたし、G1クライマックスに挑むボルチン選手、楽しみですね』

棚橋『あのヤングライオンの姿のままでは出るんですけど、新しいムーブとかまだ多分きっと、このオフの期間を利用して2つ3つもっと無いと。相手の知ってるボルチンのままだと、対策されてしまうので。それプラスアルファがこの期間にどう身に付けたかでG1の結果もだいぶ変わってくるんじゃないかと思いますね』

阿部『非常に真面目な選手ですから、今空いてるスケジュール、試合がないスケジュールをうまく使用して練習に励んでいると思います。

あと棚橋弘至社長にお聞きしたいんですけども。今年のG1クライマックスは棚橋選手を始め、石井選手、YOSHI-HASHI選手、矢野選手、KENTA選手。多くの実力者がエントリーできない状況となりました。G1クライマックス出場というハードルがより高くなったG1なのかなと思うんですけども。社長として見る「G1クライマックス34」。いかがですか?

棚橋『ここ何年かね、G1クライマックスの出場選手というのはどんどん増える傾向にあったので、でも第一回のG1クライマックスはAB4人4人だったんでね。これもこのまま固定って訳じゃないですけど、ここ近年増えてく傾向にあったので、次はさらにG1クライマックスに出場するっていうこと自体に価値が出るような流れになるんじゃないかなと思いますね

引用:闘魂ショッピング

 

恐らく、G1出場を逃した悔しさは消化しているのでしょう。

目下の心配は東京ドーム大会にどう噛まれるかなんだと思うます。

G1優勝者に『俺と闘え!』と言いたいと心の声が出てしまいました。

 

一方で社長視点で語った棚橋は、第一回のG1出場人数に触れ、次回のG1はさらに出場することへの価値が高まる流れになると含みを持たせました。

もしかしたら、来年は「出場者決定トーナメント」の規模が拡大したり、そもそも本戦出場人数が20人よりさらに少なくなるかもしれません。

いずれにしても来年のG1がどんな風になるかは、今年の結果次第でしょう。

来場者人数次第では来年も試行錯誤は続くかもしれません。