KENTAのコメントは再び内藤哲也の大合唱妨害を予告か

KENTA【撮影:koba】
真夏の祭典『 G1 CLIMAX 』




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1クライマックス長野大会で、棚橋弘至の決勝トーナメント進出を阻止したKENTA。

棚橋とは今年の東京ドーム大会でノーDQマッチを闘い、欠場に追い込まれた因縁の相手。

今夏のG1のリーグ戦全日程を終えたKENTAは、バックステージで来年の主役宣言をしました。

KENTA『で、「G1」 、 終わり。 今日で終わっちゃった。まぁ、正直、まぁ、ケガ明けて、 優勝しようとか、 そんなこと別に、最初から思ってなくて、とりあえず完走して、しっかり自分らしい仕事をしながら完走できればいいなって思ってたから。 ほんで、 「G1」 通して、 感覚もだいぶ戻ってきたし、これだけは言わして、2023年、 来年、 俺の年。 来年はいくよ。 よく覚えといた方がいいよ。 来年いくから、来年いくからそれまで (自伝を) 全部読んで、 頭入れといて。全部頭入れといて、 ね

引用:新日本プロレス

 

欠場後の復帰戦がすぐG1クライマックスということで、体調も万全ではなかったということでしょう。

それでも、今年ではなく『来年俺の年。来年いくよ』と言ったのには違和感を感じました。

確かにG1のリーグ戦敗退では、『今年は俺の年』と言いづらい状況です。

一方で、2022年はまだ半分近く残っており、様々なベルト挑戦も可能性でしょう。

何より、『来年』を強調するというのは、『今年』は“仕掛けない”ことを意味します。

自伝「足跡」も発売し長期欠場から復帰したのですから、2022年を巻き返すには最高のタイミングだと思うのですが…

 

では、なぜ今年ではなく『来年俺の年』と言ったのか?

もしかしたら、2023年の東京ドーム大会を見越しての発言かもしれません。

 

2023年の主役宣言は襲撃予告か

 

新日本プロレスにおいて因縁の相手の1人と言える存在は、同じCブロックだった内藤哲也でしょう。

かつて、東京ドーム大会のメイン後のデ・ハ・ポン締めを妨害した行為は、歴史に残る事件です。

実は、東京ドーム大会の襲撃と内藤哲也について、重版された自伝「足跡」で触れています。

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新日本参戦直後、ファンからの批判がメンタル的に一番キツかったと語ったKENTA。

しかし、旧友の柴田勝頼を裏切りバレットクラブ入りした際は、覚悟を持って臨んだため誹謗中傷も気にならなくなったと書かかれてあります。

覚悟とは心の準備をすることですが、仏語では『眠りからさめる』という意味でも用いられるそうです

 

似た者同士である内藤との抗争は、KENTAにとっても自分の良さを最大限に発揮できる相手なのでしょう。

その内藤はまだリーグ戦突破の可能性を残しており、G1優勝、そして東京ドーム大会でのメインイベントに戻ることを目指しています。

もし、来年の東京ドーム大会のメインイベントで勝利すれば、2023年は内藤哲也の年になるはずです。

そして、その内藤をターゲットにすれば2023年はKENTAにとっても主役となる年になるでしょう。

 

KENTAはバックステージで『来年はいくよ。 よく覚えといた方がいいよ』と、自伝の「足跡」を読んで覚えておくようにと言いました

前述で書いた通り、「足跡」の最後には東京ドーム大会の襲撃についても書かれています。

今回のKENTAのバックステージコメントは、再び内藤哲也を襲撃するという予告とも読み取れます

 

「襲撃=内藤哲也」とならずとも、来年誰かを襲撃する可能性は十分考えられるでしょう。

タイミングとしては東京ドーム大会は格好の舞台です。

イタミ・ヒデオの眠りから目を覚ましたKENTAが、新日本のカリスマと呼ばれる日も遠くないかもしれません。

2023年はKENTAのプロレスに懸ける覚悟を見届ける1年になるでしょう。

G1クライマックス32星取表