真壁刀義のYouTubeチャンネルで実現した棚橋弘至との“サシ飲み”。
出会ってから25年経って初めて実現した2人だけでのサシ飲みですが、真壁の後輩への優しさ、棚橋の先輩への気遣いが微笑ましい対談となりました。
サシ飲みではプロレスラーを目指す練習生の話しになり、棚橋が過去のエピソードを話し始めます。
何も言わず逃げ出す練習も多い中、ある練習生が突如お別れの挨拶をし辞めることになった早朝、当時若かりし柴田勝頼がキレて『出ていけ』と荷物を放り投げてしまったそうな。
その言動に棚橋は言い過ぎではないかと口論になったそうです。
そのエピソードに真壁が志半ばで辞めてしまう練習生に対する持論を下記のように語りました。
真壁『若い奴らって夢を持ってこの世界に入ってくるけど、現実と夢は違うわけでさ。練習ついてこれないとか、いっぱいいるわけじゃん。その中で棚橋みたいに夢半ばだけど頑張ろうよって思う気持ちも分かるし』 棚橋『もうちょっと頑張ればデビューできるのに』 真壁『あとは柴田みたいにさぁ「もういらないお前みたいな奴は」と言って、2度とプロレスの悔いとか心残りをさばく気持ちも分かるよ。だからすごくさじ加減としては難しいんだよね』 棚橋『しっかり諦めがついたら、また就職活動できますよね』 真壁『だからどっちも正解なの言ったら。難しいところはあるな。俺と棚っちょも夢持ってこの世界入ってきてるからさ。もしそれが夢半ばでストップされることになったら、やっぱりそれは悔しいし心残りになるし。 いろんな人生がある中で、一つ新日本プロレスに挑戦したっていうのは凄く勲章にもなるし、厳しい時代だったからね。その中で生き残れなくても、合格できなくても、それはそれで現場に来たんだからすごいじゃないって俺は思う』 棚橋『別の仕事で何かの役に立つと思いますので』 真壁『テスト受けて頑張った。それだけでいいじゃん。って俺は思っているからね』 引用:スイーツ真壁チャンネル |
思い描いたものと現実の乖離に心が折れてしまう練習が多いのでしょう。
未練を断ち切るための柴田の言動も、もう少しでレスラーになれるから今諦めたら勿体ないという棚橋の気持ちも、どちらの意見も肯定した真壁。
プロレスラーにならなかった練習生へ挑戦自体を誇りに思っていいという優しさは、全てを乗り越えてきた真壁だから言える包容力とも言えます。
一方で、プロレスラーになれた後輩達へ何があっても自信を持って突き進めというメッセージにも聞こえました。
現時点で再生数15万回を越え、多くのファンが視聴したことでしょう。
今回は一部抜粋ですが、約30分間どこを取っても素敵なトークの連続だったので、未視聴な方は是非ご覧になってください。
非常にお勧めな動画です。