若手の台頭を見て棚橋弘至がバックステージで語った予想外な一言

棚橋弘至【撮影:Koba】
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戦相手がハウス・オブ・トーチャーということで、レフリーのブラインドを付いての反則やセコンドの介入で苦戦が予想されたNEVER無差別級6人タッグ選手権。

負傷欠場中の成田蓮の介入により大ピンチに陥るも、シリーズ不参加だったエル・ファンタズモが登場し本隊軍に加勢。

窮地を脱した棚橋弘至が高橋裕二郎から3カウントを奪い、2度目の防衛に成功しました。

 

第4試合には凱旋を果たした大岩陵平がTMDKに加わり、超新世代をアピール。

海外では中島佑斗とオスカー・ロイべが武者修行中で、ヤングライオンも4人抱えており、さらには10人前後の練習生がデビュー目指して道場で鍛錬しています。

過去一と言っても過言ではないレスラーの充実振りを目の当たりにした新日本のエース棚橋は、NEVER6人タッグ防衛戦後のバックステージで意外過ぎる発言を口にしました。

――今日は大岩選手が(新日本に)戻ってきました。若い選手が次々と台頭してくる中で、パートナーのオレッグ選手をどのように見てますか?

棚橋「ボルチンをヤングライオンとしてしっかりと、第1試合も含めて経験してきてるから。で、まあ、あの度胸、(アマチュアでの)実績、肉体があれば、年齢的なことも考えて、海外遠征して凱旋帰国してスター選手っていう段階を踏まなくても十分闘えるね……。
まあ「G1」でね、結果は負け越しだったけども、闘えるってことを証明したと思うし。いやもう、そうやってね、時代の変化に柔軟に対応してこそ新日本プロレスだと思うから。ボルチンには期待してます』

(中略)

棚橋『大岩もホントにとんでもない身体になって帰ってきて。で、この令和の三銃士、(そのあとに)帰ってきた上村、さらに大岩……この選手たちが何を目指して、そのベルトで、誰のことをどう思っててって……思いっていうか、そういうものがこれから見えてくると思うし。

ま、そんなかでもね、辻っていうのは僕ん中で、2回IWGP世界ヘビー挑戦して、で、試合運び含めてね、抜けてると思うんでね。ま、とにかく、レスラーとしては悔しいけども、社長としては、すごいメンバーが、すごい伸びしろのあるメンバーが、誰がトップになってもいいような未来が、みんなもう描けてるんじゃないかなという気がしますね。(※ビールを一口飲んで)……こんなに人材出てきたら、もうオレは、役目を終えてしまいますよ

引用:新日本プロレス

 

すぐにどうこうという話ではないと思いますが、若手の充実振りにレスラーとしての『役目を終えてしまう』と口にした棚橋。

代表取締役社長に就任したことにより、いつしかレスラー目線から社長目線に変わっているのかもしれません。

社長目線で今の若手選手達を見たとき、頼もしい未来しかない選手達が勢揃いしている状況に、新日本の未来は明るいと感じたのでしょう。

 

とは言え、棚橋にしかできないこと、棚橋に求められていることは沢山あります。

今後、どんな発言をするかは気になるところですが、まだまだ残っている棚橋にしかできない役目を遂行してくれることに期待しています。