NEW JAPAN CUP1回戦の内藤哲也vsザック・セイバーJ r.戦前日、ロスインゴ対鈴木軍の6人タッグマッチがありました。
注目は、内藤哲也と鈴木みのるの初遭遇。
内容次第では今後のユニット抗争に発展する可能性もあり、誰もが注目していたことでしょう。
そして、翌日の試合でザックが有利に働くために、内藤の関節を攻めるもんだと思っていました。
試合開始直前。
リング中央で待ち受けるみのる。
入場してみのるの近くでリングコールを受ける内藤は、いつものポーズ。
みのるとの距離、僅か50cm程。
てっきり内藤に奇襲を仕掛けると思いきや、何事もなかったように自身のコーナーに戻りました。
この日一番の見せ場は、BUSHIのカットに入った内藤がみのるの頭をジワジワ踏みつけたシーン。
助ける為のカットではなく、完全に鈴木みのるを挑発する為の踏みつけ行為です。
それでもみのるは、内藤に手を出しませんでした。
結局、この日の2人の絡みはほぼ皆無。
なぜ、鈴木みのるは内藤哲也に手を出さなかったのでしょうか?
得意の関節技で攻撃しなかったのは、ザックを信用してたから。
そしてザックへのリスペクトかもしれません。
もっと、シンプルな理由は…
今の内藤哲也は美味しくないから
美味しくないとは、奪うものが無いということ。
鈴木みのるが狙うは、ベルトを持つ選手。
みのるにとって優先事項はベルトを持たない内藤より、タッグのベルトを持つSANADAでした。
逆に言えば、SANADAにとっても鈴木みのるは美味しい相手。
タッグのベルトを餌にIWGPヘビーへの挑戦権を得た実績があるだけに、鈴木軍に対しても同様のパターンを狙っているかもしれません。
そして、ロスインゴ対鈴木軍の抗争の可能性はまだあります。
3・15後楽園ホールで組まれたカードは、ベルトを持たないロスインゴの3人。
この試合でヒロムかBUSHIがジュニアタッグ王者から勝利を上げれば、再度タイトルマッチが組まれる可能性もあります。
そして、この試合でみのるが誰を標的にするのか?
ジュニアの2人?
それとも内藤哲也?
逆も然り。
内藤から手を出せば、インターコンチに興味があるということ。
あれだけ放り投げ破壊したベルトに興味を示せば、何か他の思案があるのかもしれません。
NJCを敗退してしまった内藤は、IWGPヘビー以外のベルトに興味を示すのか?
この試合の一挙手一投足には、様々な伏線が絡み合いそうです…