内藤の焦り、迷い、苛立ち…後楽園観戦で感じた内藤の違和感

真夏の祭典『 G1 CLIMAX 』




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G1クライマックス、Bブロック2戦目。

この日の相手が鬼門だと思っていました…

 

石井智宏

 

昨年のシングルマッチは、1勝2敗で内藤の負け越し(記憶が定かであれば)。

 

初代IWGP USヘビートーナメント  負け

G1クライマックス27  負け

IWGPヘビー級挑戦権利証防衛戦  勝ち

 

過去何度もシングルマッチを行なっているだけあって、互いに手の内は分かっています。

 

特にこの日の内藤は、なかなか技が決まりませんでした。

 

グロリア

フルネルソンスープレックス

ランニング式デスティーノ

 

フランケンシュタイナー(雪崩式も)は繰り出すチャンスすらありませんでした。

キレイに決まったの大技は、普段あまり見せないコーナートップからの雪崩式前方回転ボム。

 

正直、この試合は負ける可能性が高いと思っていました。

内藤の勝ちパターンはグロリアが決まるかどうか。

グロリアが成功した時は、高い確率で勝利を収めています(ドームのオカダ戦は負けていますが)。

 

なかなか技が決まらず、トランキーロじゃいられない試合展開が続きます。

それでも最後は、垂直落下式ブレーンバスターをデスティーノで切り返し逆転勝利。

 

G1開幕2連敗は免れましたが、劣勢からの逆転勝ちの印象が強い試合となりました。

 

試合後のインタビューも、いつもより覇気がありません。

 

内藤『ケニー・オメガが全勝してしまったら、俺の優勝はないからね。つまり開幕戦で負けた時点で、俺の自力優勝はないから。2敗までOK? そんなこと言ってる余裕は、俺にはないんでね。とは言え、ケニー・オメガに負けたのは事実だから、俺にできることはね、残り7試合、全勝することでしょう。

(中略)

何なら残り全勝して、このまま優勝決定戦に行ってよ。俺もそれを望んでるよ。なんせ俺はケニー・オメガに負けた身ですからね。』

引用:新日本プロレス

 

なぜこんな弱気発言をするのか?

試合からは焦りを感じ、試合後も苛立ちを隠せない。

 

 

もしかしたら…

 

どこか怪我をしているのか?

 

 

G1開幕前にフロリダで行われたCEOx新日本プロレスの試合で、ゴールデン☆ラヴァーズとタッグの試合を行いました。

試合終盤、飯伏の技で危険な角度から落ち身動きが取れなくなった内藤を覚えていますでしょうか?

大きな怪我じゃなくてもコンディションは下降気味。

しかし、G1に内藤が不参加ではお客様に申し訳ない。

 

これはあくまで私の憶測で、可能性の一つに過ぎません。

内藤哲也の活躍なくては、過去最高のG1クライマックスにはならないでしょう。

だから、ここからの巻き返しに期待したいと思っています。

 

でも、無理はして欲しくない…