6・5両国国技館で行われたビッグマッチですが、当日私は正面後方枡席で観戦を楽しんでいました。
半分より前はほぼ満席でしたが、後方は空いてる席もあり、私は2組の方と3人で枡席を利用できる環境での観戦。
狭いことで有名な両国の枡席でしたが、快適に観戦することができました。
それはそうと、途中から目立つプロレスファンを発見。
格好から予想するに仕事帰りのサラリーマン2人組。
もしかしたら仕事が早く終わり、急遽当日券を購入して観戦していたのかもしれません。
盛り上がる試合展開に、両手を頭より上に上げるのは当たり前。
相手のフォールをキックアウトした際は、立ち上がり興奮を爆発させていました。
幸い真後ろには他のお客様はいませんでしたが、この方より後方に座っていた方なら試合が見辛かったことでしょう。
恐らく何度も立ち上がって観戦していた方は、新日本プロレスの観戦マナールールがあることを知らないのかもしれません。
This is a video of NJPW’s manners.#njpw #Watchingruleshttps://t.co/gXJIcUX8uS
— artnjpw (@artnjpw) June 7, 2019
※上記動画が新日本プロレスオフィシャルの観戦マナールールです
観戦マナーはプロレス団体によって差がありますが、恐らくこの方は観戦ルールを知らない、もしくは軽視しているかのどちらかでしょう。
度々SNSで話題になる観戦マナーですが、Twitterをしない方にとってはその情報は入ってこないんだと思います。
ちなみに、観戦時の最低限のマナーとルールはこちらになります。
▪︎立って応援しない
▪︎自分の席で応援する
▪︎顔から上に手や物を上げない
▪︎動画撮影禁止(写真はOK)
▪︎周りの人に迷惑となる行為はしない
私が両国で見かけた方は、新日本観戦マナーと照らし合わせると、完全にアウトです。
注意するには私の枡席からは遠いし、声が届く距離でもないし…
立ち上がって喜ぶ度に気になって何度も見てしまいましたが、1つ重要な事に気付きました。
この方は…
心底プロレス観戦を楽しんでいる
あんなに楽しそうに観戦する人は、初めて見ました。
試合が終わった際には、周りのお客さんに抱き合って喜ぶ程。
観戦マナーを知っている方なら、ルールを守れないファン以外の何者でもありません。
しかし、観戦ルールを知らない方もまだまだいるでしょう。
例えルールを知っていても、この程度ならと思っているかも知れません。
ただ、これだけの熱量を持ってプロレスを楽しみたいと思うファンの方は、少なからずいると思います。
最近、後楽園ホール大会は外国人のお客様も増えました。
観戦マナー動画に英語表記はないので、新日本プロレスの観戦ルールを知らない方ばかりだと思います。
例えばです。
立って応援しても良い興行を開催してはどうでしょうか?
もしくは、限定したスペースだけ立って応援しても大丈夫な興行の開催とか。
次の東京ドーム2連戦は、女性専用のレディースシートがあります。
メイ社長のコラムでは、今後に向けて男性や子供が楽しめる案を考え中とも書いてありました。
詳しくはこちらをご覧ください。
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第51回は「エントランスは重要!」
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立って応援もOKな興行、立って応援しても大丈夫なシートを作ることによるメリットは、大きく2つあります。
メリット① 立って応援したいファンを呼べる
文字通り、立って応援したい方、外国人のファンにとっては嬉しい興行となるでしょう。
新たなファンの獲得にも繋がるかもしれません。
メリット② 観戦ルールを知らないファンに観戦マナーの存在を知ってもらえる
立って応援しても大丈夫な興行、立って応援しても大丈夫なシートが販売されれば、今まで立って応援していたことがルール違反だと気付くことができます。
新日本としても声を大にして公言することができるでしょう。
“今大会は一部シートで立って応援することも可能な席を販売しております。普段の大会では禁止されている立っての観戦をお楽しみください”
【立って応援しても大丈夫シート】を購入するファンは、普段の興行では立って応援する行為がマナー違反だったことに気付くことができます。
または、海外の様に立って応援したり両手を高く上げ全身を使って観戦したいファンの願いを叶えることもできるでしょう。
もしかしたら、プロレス観戦マナー対策に新たなアイデアとなるかもしれません。
最後に。
最終的に全てこの様なこのような興行にすべきだとは思っていません。
あくまで限定的な興行にするべきでしょう。
限定的でなければ、今の観戦スタイルが崩れる可能性があります。
SNS拡散を推奨する新日本において、一眼レフやデジコンでの撮影を楽しむファンは増えました。
私もその1人です。
大袈裟に観戦マナーをPRできないのは、プロレス観戦の敷居を上げたくないからでしょう。
あとはアイデアで解決するしかないんだと思います。
今後も、イケメン社長のアイデアに期待したいです。