早いもので今年も半分が終わり、本日の折り返しから2019年の後半戦が始まります。
この半年の間だけでも、濃密なプロレスライフを送ることができました。
新日本プロレスでは2・11ニュービギニング大阪と、ベストオブザスーパージュニアの決勝の舞台になった6・5両国国技館大会とビックマッチとなった会場で観戦。
2・11ニュービギニングin大阪
NEW CHAMPION
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— -プロレスblog (@tope_tokyo) 2019年2月11日
さらに、全日本プロレスとNOAHを初観戦することもできました。
月2回以上の観戦で、人生で一番プロレスに触れていたことでしょう。
NOAHは2回の観戦のみ、全日本はオンデマンド配信で一部視聴、新日本は殆どの大会を見ていますが、どの団体も素晴らしい試合が繰り広げられました。
恐らく残り半年も濃密な試合が繰り広げられることを考えれば、今年前半戦の素晴らしい試合も記憶も曖昧になってしまうかもしれません。
そこで…
2019年上半期の私的『プロレス大賞』を選出したいと思います。
ご存知の方も多いと思いますが、プロレス大賞とは毎年12月に東京新聞社が発表する賞で、その年に活躍したレスラーを表彰する恒例行事です。
昨年の受賞者をおさらいすると…
▪最優秀選手賞(MVP)
棚橋弘至(新日本)
▪年間最高試合賞(ベストバウト賞)
オカダカズチカ vs ケニー・オメガ(6月9日大阪城ホール大会 IWGPヘビー級選手権3本勝負)
▪最優秀タッグチーム賞
諏訪魔&石川修司(全日本)
※他にも殊勲賞、敢闘賞、技能賞、新人賞、女子プロレス大賞などあり
今回はあくまで新日本と全日本とNOAHの中から、私が見た試合に限って選んでみました。
独断と偏見で選んでいるので、ご了承ください。
まず、MVPは候補が2人います。
MVP候補① 宮原健斗(全日本)
現三冠ヘビー級王者として今年のチャンピオンカーニバルを制した、令和最高の選手と言えば宮原健斗でしょう。
全日本でも異彩を放つ存在で、新規ファンも一瞬で虜にしてしまう存在です。
試合内容も最高、マイクパフォーマンスも最高、ファンサービスも最高と三拍子そろった選手で、今年上半期の活躍は神がかっていました。
まだ、宮原の試合を見たことのないプロレスファンには、騙されたと思ってみて欲しい選手の一人です。
初めて観戦した全日本の試合が宮原の三冠戦だったのも、余計に衝撃を受けた理由でしょう。
MVP候補② ウィル・オスプレイ
今年の1・4東京ドーム大会では飯伏幸太からNEVER無差別級のベルトを奪取し、ヘビー級のトーナメント大会であるNEW JAPAN CUP(以下NJC)に出場し準々決勝まで駒を進めました。
ジュニアの祭典であるベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(以下BOSJ)では、無敗記録を継続していた鷹木信悟を決勝で破って優勝。
6・9大阪城ホール大会で行われたIWGPジュニアヘビー級選手権では、当時王者だったドラゴン・リー相手に異次元のプロレスを展開しました。
日本に引っ越しとG1クライマックス出場も決まり、2019年下半期も活躍が期待できる選手です。
残念ながら観戦数が少なかったNOAHからは選出できませんでした。
勿論、この2人以外にも有力候補は何人もいましたが、今最大限に絞るならこの2人です。
そして、1人に決めることはできませんでした。
次に、ベストバウト賞です。
こちらも1試合に絞れませんでした。
ベストバウト候補① 鈴木みのる vs SANADA
確か今年2人がシングルマッチを行ったのは、2・2北海きたえーるとNJCの2回戦。
1勝1敗に終わった2人の対決ですが、どちらもベストバウト級の試合でした。
50歳を迎えて今が一番ピークと豪語する鈴木みのるの言葉に納得し、今まで見せたことのないSANADAが垣間見えたのもこの2試合。
今年のG1に選ばれなかった鈴木みのるですが、G1以降の新日本を盛り上げる(蹂躙する)のはこの人でしょう。
SANADAに関しては試合だけではなく、試合後のマイクもベストパフォーマンスでした。
先週発売となった「プロレス総選挙」で、もっとも女性の支持を得たのはこの選手かもしれません。
ベストバウト候補② 鷹木信悟 vs ウィル・オスプレイ
6・5大阪城ホール大会で行われたドラゴン・リーとのIWGPジュニアヘビー級選手権か、BOSJ決勝戦の鷹木戦かで迷いましたが鷹木戦を選択。
多くの新日本ファンを魅了したBOSJを闘い抜いた舞台が、両国で行われた決勝という舞台であり、試合内容以上に重みが違いました。
この試合を見れていない方には、是非みて欲しい一戦です。
ベストバウト候補③ 宮原健斗 vs ジェイク・リー
この試合も今年行われた三冠戦と悩みました。
正直、今年見た宮原の三冠防衛戦はどれも素晴らしい内容の試合ばかり。
宮原の頭突きの戦慄と、試合終盤でも瞬発力が衰えないブラックアウト(ニーリフト)はどの選手よりも説得力があります。
是非、宮原を観に全日本プロレスに足を運んでください。
※全日本に初観戦した時の写真をこちらに載せておきます
ベストバウト候補④ 杉浦&KAZMA vs 中嶋&潮崎
タッグマッチは各団体個性があり、魅力的なタッグチームが存在します。
新日本で言えばEVIL&SANADA組やタマ・トンガ&タンガ・ロア組。
全日本で言えば諏訪魔&石川修司組。
NOAHで言えば中嶋勝彦&潮崎豪(タッグ名AXIZ)だと思っていますが、タッグマッチの試合ではこの2人の試合が一番好きです。
そのAXIZ(アクシス)の2人が持っていたGHCのベルトを奪ったのが杉浦貴&KAZMA SAKAMOTO組で、リベンジマッチでAXIZの2人がベルトを取り戻しました。
最後に最優秀タッグチーム賞ですが、これだけは1チームに絞れました。
最優秀タッグチーム 中嶋勝彦&潮崎豪(AXIZ)
あくまで主観ですが、これほどまで切なく美しい試合ができるタッグチームは他にはいないと思っています。
華のある選手2人が泥臭く最後まで激しく闘う姿に、感動するなという方が無理があるでしょう。
ちなみにAXIZの次のタイトルマッチは、GHCヘビー級チャンピオンの清宮海斗&谷口修平組と7月21日青森大会で行われます。
青森にお住まいの方が羨ましい限りです。
チケットや開催場所の詳細はこちらに載せておきます。
かなり偏ってしまった私的『プロレス大賞』は、いかがだったでしょうか。
100人のプロレスファンがいたら100人とも違う結果になると思います。
つまり、プロレスファンじゃなくてもプロレスを観たら大概好きになってくれるということです。