遂に本日決戦の日を迎えたブリティッシュヘビー級選手権&G1出場枠争奪戦。
連日のYOSHI-HASHI(以下ヨシハシ)のマイクアピールに、この一戦に賭ける意気込みを感じます。
“挑戦者”YOSHI-HASHIがファンに問う!!
「ベルト獲れない!? 皆さんどう思われますか!?」
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元々はタイトルマッチだけの予定にG1出場権まで加わり、チャンピオンのザック・セイバーJr.にとって負けはリスクが非常に高い一戦となりました。
では、何も賭けないヨシハシには何もリスクは無いのか?
正直、勝っても負けても茨の道しかありません。
ベルトなど賭ける“モノ”が無くても、ヨシハシには勝っても負けても失う“モノ”があるでしょう。
勝てば優遇されたと批判され、G1の公式戦はザックと同レベルの内容を求められます。
ザックは代わりは存在せず、ヨシハシはヨシハシの試合しかできません。
負ければヤングライオンからやり直せと言われ、なぜザックの『付け人』にならないのかと揶揄されることでしょう。
ザック「おまえは俺の専属のヤングボーイになれ。俺のツケビト(付け人)だ。新入りの俺のヤングボーイだ。15年のキャリアを経て、やっとヤングボーイになれるんだ。他に例がない、最高に話題になるヤングボーイだぞ!」
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とは言っても、ザックとAブロックのメンバーとの公式戦を期待していたのも事実です。
唯一無二のサブミッションを持つザックのスタイルは、誰が相手でも勝敗の予想がつきません。
特に同じイギリス人として、レボリューションプロレスをバックボーンに持つウィル・オスプレイとの一戦を期待しているファンも多いと思います。
後戻りのできなくなったこの一戦に、理想の結末は存在するのでしょうか。
最終前哨戦を制したYOSHI-HASHIが渾身の雄叫び!!
「明日!! 仙台!! 必ず変えてやるからなー!!」
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もしかしたら、どちらが勝ってもスッキリしない一戦になるかもしれません。
ザックが勝てばホラ見たことかという空気に、ヨシハシが勝てばザックの試合が観たかったとブーイングを起こすファンがいる事でしょう。
また、どっちが勝っても他の選手の乱入騒動になる可能性もあります。
ザックが勝てば、負けたヨシハシを蹂躙し続けることでしょう。
さらに、鈴木軍の他のメンバーも登場してザックに加担する可能性もあります。
その状況にオカダカズチカが救出に現れれば、G1でのオカダ vs ザック戦は公式戦の1試合以上の意味を持ちます。
ヨシハシが勝った場合、鈴木みのるがG1出場権を強奪しに来るかもしれません。
この一件でG1開幕のダラス戦の第0試合にYOSHI-HASHI vs 鈴木みのる戦が決まれば、納得するファンもいるでしょう。
いずれにしてもヨシハシが勝てば、良い意味でも悪い意味でも注目を浴びることでしょう。
非難や批判は覚悟の上です。
それでも勝つことに意味はあるはずです。
借りに今回ザックが負ければ、当然今年のG1には出場できません。
来年のG1出場も危ぶまれ最悪の場合ザック落選、YOSHI-HASHI出場の可能性もあります。
ではそうなった場合、YOSHI-HASHIは何て言うでしょうか?
『ザック・セイバーJr.、俺と「G1」のエントリーを懸けて闘え!』
YOSHI-HASHIとはそういう男なのではないでしょうか。