2019年上半期の最終日となる6月30日に行われた三冠ヘビー級選手権。
チャンピオンカーニバルを制した絶対王者宮原健斗に挑むは、自身2度目の三冠挑戦となるヨシタツ。
かいた汗は嘘をつかない。俺はこの言葉を信じてる🤭#三冠戦#シングル五冠王者#ajpw pic.twitter.com/nHDO4XbmjD
— YOSHITATSU🤭 (@YoshiTatsuIsm) June 28, 2019
ハワイで唯一のプロレス団体のベルトであるコロナ・プレミア・インターコンチネンタル王座と、GAORA TV チャンピオンシップのベルト2本を所持するヨシタツは、三冠のベルト奪取で前人未到の五冠を目指します。
その際は、“ワールドフェイマス”から“ヒストリーメーカー”を名乗って伝説となると宣言。
ちょっと待ってください…
普段新日本プロレスをご覧になる方なら、このフレーズを見逃す訳にはいきません。
“ヒストリーメーカー”を名乗ろうとしているヨシタツは…
新日本のエース“レインメーカー”を意識している!?
チャンピオンなりました!
みんなありがとう!
Thank you!
See you next time! pic.twitter.com/0BUbCKzDYL— オカダ・カズチカ (@rainmakerXokada) April 7, 2019
以前の記事でも書きましたが、元々は新日本育ちであるヨシタツ。
世界一の団体へ活躍の場を移し、満を辞して戻った新日本では実力を発揮できませんでした。
現在はフリーとして全日本を主戦場に活躍し、多くのファンから支持を得ています。
歴史を塗り替えたい男が、マディソン・スクエア・ガーデン大会のメインで王者に輝いたオカダカズチカを意識しているだろう事は、興味深い出来事です。
仮に五冠を達成し“ヒストリーメーカー”を名乗っても、新日本に戻ることは考えてはいないでしょう。
それでも“ヒストリーメーカー”を名乗ろうとする想いは、全日本を世界へ連れて行くという意味なのかもしれません。
ヨシタツにとって2017年以来となった三冠ヘビー級選手権。
時期早々と言われた前回の挑戦の雪辱を晴らすべく、満を辞しての挑戦。
パートナーでもある絶対王者宮原に、全てをぶつけた結末は…
試合後40分ぐらいしてからの2人🤭俺はこんな強いヤツとタッグ組んでたんだね。これからまた #ヨシケン に戻ります🤭#ajpw pic.twitter.com/48F2IqCAnK
— YOSHITATSU🤭 (@YoshiTatsuIsm) June 30, 2019
『ヒストリーメーカーは次回へ持ち越し、ワールドフェイマス、ヨシタツです。
五冠王にはなれませんでしたが、これで終わりではありません。
ヨシアーミーの皆さんのためにも、必ず実現してみます。
(中略)
ヨシタツから皆さんに送るメッセージは、夢を諦めない。
そして夢を叶えるためには、自ら行動を起こさないとならないよということです』
引用:全日本プロレス
残念ながら五冠達成は叶いませんでした。
ただし、三冠戦に相応しい激闘を繰り広げたことは間違いありません。
試合には負けましたが、多くのファンに感動を与えられたのではないでしょうか。
この日の試合後、次の挑戦者としてリングに現れたのは崔領二。
しかし、ほぼ同じタイミングでゼウスも現れ一触即発な危険な空気が漂い増した。
結局、乱闘騒ぎに発展した結末は『三冠ヘビー級王座次期挑戦者決定戦』発展。
【三冠ヘビー級王座次期挑戦者決定戦開催決定!】
7月10(水)後楽園大会で三冠ヘビー級王座次期挑戦者決定戦開催決定!
ファン感謝デー スペシャルシングルマッチ~ファンが選ぶ名勝負数え唄~
三冠ヘビー級王座次期挑戦者決定戦
ゼウス
vs
崔領二詳しくはHPにてhttps://t.co/Itnz93Oy4d
#ajpw pic.twitter.com/ziInOBaS7f
— 全日本プロレス/alljapan (@alljapan_pw) 2019年7月1日
この試合の勝者が次の宮原の挑戦者となり、7月28日エディオンアリーナ大阪第2競技場で三冠ヘビー級選手権が行われます。
※チケットは全日本プロレス公式サイトから購入できます
昨年10月から三冠のベルトを防衛し続けている宮原は、このまま防衛ロードを突っ走り見据える先は『プロレス大賞MVP』です。
過去、全日本プロレスの選手がプロレス大賞を受賞したのは2008年の武藤敬司。
今年はMVPに選ばれても不思議ではない活躍をしてきました。
もしこれで取れなければ、何をすれば取れるのか自問自答することでしょう。
仮の話ですが、MVPを逃した宮原が来年どんな行動にでるのか楽しみです。
そんな妄想を膨らましたくなるのが、宮原健斗という男の魅力なのでしょう。