先日公開されたベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(以下BOSJ)の密着ドキュメント映像。
【超必見!】
新日本プロレスワールドで『 BEST OF THE SUPER Jr.26 』密着ドキュメントを緊急公開!ジュニア戦士が輝いた、史上最高峰の闘い!
開幕戦から最終戦の両国まで完全密着!あの熱き闘いが、新日本プロレスワールドで蘇る!☆視聴⇒https://t.co/Mps1PBuJxh #njbosj #njpwworld pic.twitter.com/WKlozH9uO2
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) July 1, 2019
約40分間に詰められた映像はBOSJを楽しみに来場したファンの声と、選手達のリアルな言葉。
装飾された映像ではなく、誇張された表現もありません。
この映像に映ったのは、リアルな試合映像と一部の選手達が赤裸々に語った本音。
この様なドキュメンタリー映像は、今年のレッスルキングダムに続いて2度目です。
NJPW WORLD(ライブ&オンデマンドサービス)では、試合の映像以外にも様々なコンテンツ作りに力を入れています。
今現在12万人とも言われるNJPW WORLDの会員数ですが、約3分の1は国外で登録している外国人のファンの方と言われています。
それに対して新日本プロレスの公式Twitterのフォロワー数は、約3倍となる38万人。
新日本に興味がありTwitterで情報を知りたいという方が約38万人もいるというのに、その内約26万人は新日本のオンデマンドサービスに加入していない仮説が立てられます。
勿論、NJPW WORLDに登録しているファン全員が新日本のTwitterをフォローしている訳ではありません。
まだまだオンデマンドサービス加入に、伸び代があるということです。
以前、メイ社長のコラム『ハロルドの部屋』でも語っていたと思いますが、NJPW WORLDでは海外のお客様にも選手やユニットの背景が伝わる映像作成を強化しています。
新日本のレスラーや試合の魅力は伝わっていても、今までの歴史や背景は伝わりづらい部分があるでしょう。
ここで重要なのが【物語】ではなく【背景】を伝えたいということ。
先月行われたスペシャルトークイベントで、メイ社長もこの事を強調していたので追記します。
『メイ社長が語った新日本プロレスに女子部門を設立しない理由
』先日行われたイベントの全内容です。
イベントテーマ以外にも新日本のこと、入社後全レスラーに伝えたこと、ファンの質問に答えていました。
詳細はブログで⬇︎#doda#SPORTLIGHT#メイ社長 #トペブロ https://t.co/rMsiYUulu2— -プロレスblog (@tope_tokyo) June 13, 2019
【物語】とは作られたストーリーという意味であり、【背景】とはどんな事が起こったかという史実です。
先日行われたメイ社長のトークイベントでは、物語という表現は嫌いだと語っていました。
過去を紐解けば退団した選手の非公式な発言や、海外のゴシップ情報でプロレスのイメージは多様化しています。
それも含めてプロレスの文化だと思い否定するつもりはありませんが、今の新日本は“新しいイメージ”を発信している時期なのかもしれません。
ドキュメンタリーで発信しているのは、あの時の感動と選手達が勝利を目指して闘ったという“リアル”。
スポーツや格闘技ではない以上、結果が全てではありません。
これからも“プロレス的リアル”を突き詰めて行くんだと思います。
この鷹木信悟の発言も、“リアル”以外の何物でもありません。
このシーンはカチンときたよ
日本の魂まで奪われてたまるか、という気概で挑んだが〜
負けた
G1でリベンジする可能性が唯一ある
決勝まで残らなきゃ駄目だな…🔥#njpw https://t.co/5rjJWhNnGK
— 鷹木 信悟(TAKAGI SHINGO) (@Takagi__Shingo) July 1, 2019
新日本には十分過ぎる程のコンテンツ(選手や試合など)があり、国内における認知度も高くなっているでしょう。
右肩上がりで成長を続ける過渡期である新日本が、今発信すべき優先順位は「新たなイメージ」。
今回のドキュメンタリーで伝えたかった事とは、“リアルな感動”と“リアルな勝ち負け”なんだと思います。