遂にAブロックの代表が、2人に絞られました。
8・7浜松大会でザック・セイバーJr.を倒した飯伏幸太が、6勝2敗の勝ち点12。
同じく浜松のメインイベントで、EVILをレインメーカーで葬ったオカダカズチカが7勝1敗の勝ち点14で単独トップを堅守しました。
オカダがEVILを葬って1位を堅持!
飯伏が2敗でピタリと追走!
8月10日(土)武道館でAブロック2強が激突!
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— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) August 7, 2019
残す公式戦は8・10日本武道館。
直接対決で勝つか引き分ければ、オカダが優勝決定戦に進みます。
飯伏が優勝決定に進むには、オカダからの勝利が絶対条件です。
開幕戦で左足を怪我し、2連敗スタートながらもその後6連勝。
飯伏が優勝決定戦進出の可能性を残しているという現状は、奇跡に近いです。
しかも、8戦目の相手がザックという最大の試練を乗り越えられたことは、精神的にも非常に大きいと思います。
1年前に味わった悔しい思いも、決して諦めずに闘い続けた成果があと2勝で実を結ぶことになりそうです。
『言葉がないです、今はもう……ああ!
ここまで頑張った。36年で一番頑張った1ヵ月だった気がしますね。
それでもまだ、まだ越えられませんか。まだダメですか。まだ……。
諦めることとか、あまりしたくないですけど、ちょっと……諦めそうな自分が、います。1回諦めて、2年前に復帰してからは、「絶対に諦めない」って決めて、またプロレスをやり始めたんで、何が何でも、立ってみます。
僕は諦めないです。それ以上ないです』
飯伏の根底にある『プロレスを広めたい』という根底の夢とは別に、今叶えたい夢が3つあると思います。
1つ目は、オカダカズチカに勝利すること。
過去何度か闘っていますが、まだ一度も勝ったことがありません。
同じブロックに入り、最終戦がオカダに決まってからは全く意識していないということはないでしょう。
オカダを超えずして、G1優勝は叶わぬ夢です。
2つ目は勿論、G1クライマックス優勝です。
開幕2連敗してもずっと諦めないと公言してきた飯伏ですが、次勝てば間違いなく優勝決定戦に進めます。
昨年、初めて優勝決定戦に進出できた飯伏。
オカダが最後に決勝に駒を進めたのが2014年。
あの雰囲気を知っているという点では、飯伏の方が有利かも知れません。
未だ勝利のないオカダで相手でも、決勝に進める可能性があると思っていることでしょう。
8月10日(土)武道館で雌雄を決する両者、
バックステージコメントを掲載中!飯伏は「負けれないっすね、俺は。見えてきたんじゃないですか、優勝が…」
オカダは「必ず“勝って”決勝行って、優勝します」
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3つ目の夢は、IWGPヘビー級チャンピオンの戴冠です。
ジュニア時代は何度もベルト戦線に絡んだ飯伏ですが、IWGPヘビー級のベルトに挑戦したことは2回しかありません。
直近では昨年10月に行われた、ケニー・オメガとCodyとの3WAYマッチ。
その前となると、2015年4月に行われたAJスタイルズとのタイトルマッチ。
仮にG1を優勝できなくてもリーグ最終戦でオカダに勝利すれば、今年下半期にIWGPヘビー級のベルトに挑戦できる可能性があります。
それでも多くのファンが見たいだろう景色は、来年の東京ドームでのIWGP挑戦でしょう。
そして、私も見たい景色は、飯伏のコーナーにケニー・オメガがセコンドに付く姿。
昨年のG1の決勝ではケニーが飯伏側のセコンドに付きました。
残念ながら一緒に勝利を喜ぶことはできませんでしたが、黒子に徹し飯伏をサポートする姿を今でも覚えています。
もし、今年のレッスルキングダムで飯伏が脳震盪で搬送されなければ、ケニーが闘ったメインイベントには飯伏がセコンドに付いていたかもしれません。
恐らくケニーも飯伏のセコンドに付きたいと思っていることでしょう。
名前が出せなくても、まだ生きてる。見ている。応援している。 pic.twitter.com/XE02zXy0ft
— Kenny Omega (@KennyOmegamanX) July 6, 2019
それが、G1決勝の舞台になるのか1・4東京ドームの舞台になるかはケニーの都合もあるでしょう。
あとは飯伏がオカダに勝って、その舞台を用意するのみです。