新日本プロレスロンドン大会『NJPW ROYAL QUEST』試合速報

IWGPヘビー級選手権試合




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CSテレ朝チャンネルFITE TVでのみ配信された8・31ロンドン大会『NJPW ROYAL QUEST』

 

ロンドンで行われたビッグマッチは、アメリカ開催とはまた少し違う独特の盛り上がりを見せました。

これが凱旋試合となったウィル・オスプレイザック・セイバーJr.への大声援は、場内の観客総立ちで迎い入れます。

イギリスのプロレス団体レボリューション・プロレスリング(以下RPW)でもお馴染みの石井智宏鈴木みのるの入場時は、割れんばかりの大歓声でした。

 

いつNJPW WORLD(ライブ&オンデマンド配信)で後日配信されるかわかりませんが、試合結果が気になるファンも多いでしょう。

 

ここからは試合結果に付いても触れますので、いわゆるネタバレです。

試合はNJPW WORLDで後日見る方でも、中には結果を先に知りたい方もいるでしょう。

後日配信されるまで結果を知りたくない方は、ここから先は見ないことをお勧めします

 

【第3試合】

ロビー・イーグルス&

ウィル・オスプレイ

VSエル・ファンタズモ&

石森太二

 

ロビーとオスプレイはお揃いのコスチュームで登場。

タッグ名を「Birds Of Prey」と命名。

 

試合は雪崩式ツープラトンでのスパニッシュフライで石森太二から3カウントを奪いました。

試合後オスプレイがマイクを持ち、「Birds Of Prey」の2人がファンタズモと石森が持つIWGPジュニアタッグのベルトへ挑戦表明。

いつ実現するか気になるところです。

 

 

【第4試合】

SANADA&

内藤哲也

VSチェーズ・オーエンズ&

ジェイ・ホワイト

 

先日行われたロサンゼルス大会で、ジェイが内藤の持つインターコンチネンタルのベルト挑戦を表明。

試合後もジェイがSANADAと内藤をパイプ椅子で襲いますが、その攻撃をかわした内藤がジェイにデスティーノを決めます

 

「Road to DESTRUCTION」シリーズから始まるだろう前哨戦に、期待が膨らむばかりです。

 

 

【第5試合 IWGPタッグ選手権】

タンガ・ロア&

タマ・トンガ

VSカイル・フレッチャー&

マーク・デイビス

 

RPWで行われていたタッグトーナメントで優勝したオージーオープンの2人。

前日行われた決勝戦後、G.O.Dの2人がリングに上がりタイトルマッチを盛り上げます。

 

若干二十歳のフレッチャーが奮闘したものの、最後は雪崩式からのスーパーパワーボムを食らい王者組の防衛。

試合後のバックステージでは、IWGPタッグのベルトを諦めないコメントしているので、今後の継続参戦の可能性もあるでしょう。

 

 

【第6試合 NEVER無差別級選手権】

石井智宏VSKENTA

 

チャンピオンへの大声援とKENTAへ大ブーイングで始まったこの試合。

石井のエルボーにKENTAがふらつくシーンが何度かありましたが、試合中盤のリングの真ん中で胡坐をかいての張り手の応酬は、ロンドンのファンを大熱狂させました。

 

大いに盛り上がった試合ですが、終盤タマ・トンガとタンガ・ロアの介入があり、最後はKENTAのgo 2 sleepで勝負あり。

なんとKENTAがNEVERの新チャンピオンになりました。

KENTAの初防衛戦の相手が誰になるのか、気になるところです。

 

 

【第7試合 ブリティッシュヘビー級選手権】

ザック・セイバーJr.VS棚橋弘至

 

両者への大声援の中始まった試合は、一進一退の攻防。

いつもよりグランドでの攻防が少ない印象だった試合は、棚橋がハイフライフローでザックを破り新王者となりました

これで4月に行われたマディソン・スクエア・ガーデンでの借りを返せたことでしょう。

 

意外にもベルトを掲げた棚橋に、ロンドンのファンが大声援を送っていました。(ロンドンはザックのホームなだけに)

3本のベルト(IWGPヘビーとインターコンチとブリティッシュヘビー)を狙うと語っていた棚橋が、東京ドーム大会へ向けどんな発言をするか注目が集まります。

 

【第8試合 IWGPヘビー級選手権】

オカダカズチカVS鈴木みのる

 

メインイベントで行われたこの試合を、多くのロンドンファンが待ち望んでいたことでしょう。

かつてRPWのリングにあがりブリティッシュヘビー選手権やザックとタッグマッチを組んで闘った鈴木みのるにとって、ロンドンは第2のホームと言えます。

ロンドンファンによる「風になれ」の大合唱は、オカダにとってアウェイを予感させるものでした

 

いつも以上に激しいエルボーを見せた鈴木みのるに、場内は大歓声。

逆にオカダが大技を仕掛けようとすると、ロンドンファンのブーイングが鳴り響きます。

 

30分を超える激闘のターニングポイントは、鈴木みのるのラ・ミスティカをオカダが旋回式ツームストンで切り返した場面。

G1最終戦でオカダに見せたラ・ミスティカ式スリーパーでしたが、結果的に対策を練られてしまった形になりました。

逆に言えば、あの1回で対応できるオカダの凄さとも言えるでしょう。

 

試合後オカダは次の挑戦者を募ります。

そこに現れたのは、スーツ姿に着替えたSANADA

次の挑戦者に名乗りを挙げ、リングを後にしました。

 

試合中オカダへのブーイングもありましたが、試合が終われば大「オカダコール」と大「NEW JAPAN」コールの大歓声となったカッパー・ボックス。

前売り段階でほとんどのチケットが完売していましたが、結果6000人を超える動員を記録しました。

 

いろんな意味で重要になってくる新日本の海外戦略において、今回のロンドン大会は大成功と言えることでしょう。

次またロンドンでビッグマッチが行われる際は、NJPW WORLDでライブ配信できる環境に期待したいと思います。