多くの批判と物議を呼んだ、ロンドン大会でのNEVER無差別級選手権。
早くもNJPW WORLDで配信が始まりました。
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この試合で批判の的となったのは、両国で柴田を裏切ったKENTA。
事前に発表されていた別府大会はそのまま出場ですが、昨日から始まった新シリーズ序盤戦は不出場となりました。
恐らく、ロンドン大会の石井戦で起きただろう脳震盪の影響ではないでしょうか。
※脳震盪が起きたかどうかは憶測でしかありません
KENTAがいない影響なのか飯伏幸太の出場も見送られましたが、G1クライマックス後の多忙なPR活動を考えれば休息も必要でしょう。
飯伏目当てに観戦チケットを購入していたファンにとって非常にショックな出来事ですが、更にパワーアップして帰ってくるゴールデン☆スターに期待していいと思います。
9/16初権利証決まりましたか…
そうですか。あれで決まりましたか。
あれで。ボッコボコにします!!
— 飯伏 幸太 (@ibushi_kota) September 2, 2019
恐らく飯伏の言う“あれ”とは、ロンドン大会のKENTAのコメントのことでしょう。
『取っちゃったね、NEVERっていうこのベルト。
どういうベルトか、あとでしっかり調べて。オレがもうひとランク上に連れて行こうかな。
それからもう一つ、取ったついでに言わせてもらうけど、つぎは飯伏の権利証。
つぎは飯伏、オマエだよ』
引用:新日本プロレス
KENTAのあのコメントで権利書防衛戦の相手が決まってしまったことに対し、不満を覚えたのかもしれません。
飯伏の口から「ボッコボコにします!!」なんて言葉がでてきたからには、KENTAとの試合に期待しか沸いてこないでしょう。
万全な状態で2人の試合が行われることを、楽しみにしています。
飯伏の地元鹿児島で行われる挑戦権利証争奪戦は、KENTAが持つNEVER無差別級とのダブルタイトルマッチではありません。
当然と言えば当然ですが、それすらも批判の的になっています。
大阪城ホールで言った「KENTAのプロレスお見せします」という言葉さえも、一人歩きしている状態です。
そもそもKENTAのプロレスとは、どんなプロレスなのでしょう?
ハードな打撃の肉弾戦を繰り広げるNOAHプロレスが、KENTAのプロレスなのか。
それとも過去とは全く違う新たなスタイルなのか。
もしかしたらKENTAが言う「KENTAのプロレス」とは、「試合のスタイル」ではなく「プロレスに対する信念」なのではないでしょうか。
力が入らず意識が朦朧としていただろう、ロンドン大会でのタイトルマッチ。
どんなに無様でもどんな手を使ってでもNEVERのベルトを戴冠したかったのは、目的があったからではないでしょうか。
その目的とは…
柴田勝頼に新たな目標を与えるため
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どんな手段を使っても、どんな無様なプロレスを展開しても、目的の為には手段を選ばないのがKENTAのプロレスなのかもしれません。
今もなお、LA道場で自身の鍛錬と指導を繰り返しプロレスをしている柴田勝頼。
勿論、プロレスラーとしてリングの上で試合ができる日を目指していることでしょう。
いつ復帰できるか分からない暗闇の中、「リングに戻る」という目標を掲げて頑張っていると思います。
しかし、1つの目標だけでは気持ちを切らさず意思を保つことは難しいことでしょう。
目標とは1歩づつ階段を登って近づいて叶えられるもの。
見えない距離に焦らず心折れず続けることは、簡単なことではないはずです。
恐らく、今柴田の中には新たな目標ができていると思います。
それは、KENTAからベルトを奪うこと。
ただ柴田を裏切ったKENTAと試合をするというだけではなく、KENTAからベルトを奪うとい具体的な目標を掲げているかもしれません。
NEVERのベルトなら尚更だと思います。
今後KENTAの防衛戦の相手が誰になるかは分かりませんが、どんな手を使ってでもNEVERのベルトを守り続けるでしょう。
仮に誰かに奪われても、ベルト奪還までリマッチ地獄が続くかもしれません。
これはKENTA擁護の記事ではありません。
KENTAの試合では、多くのブーイングを浴びせるべきでしょう。
それが全て、柴田が復帰する為の力となり糧になるんだと思います。
柴田の「俺がKENTAを倒さなければならないという想い」が、復帰への新たな目標となることを祈って…