エル・デスペラードの主張は通るのか?国内他団体とのタイトル戦

エル・デスペラード【撮影:koba】
“独り言考察”




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週末に大田区総合体育館で行われる「Road to THE NEW BEGINNING」のメインイベントは、IWGPジュニアタッグ選手権です。

昨年、日本武道館でのベスト・オブ・ザ・スーパージュニアの決勝戦は記憶に新しいですが、ジュニアのタッグ選手権がメインで行われるのは珍しいことでしょう。

今大会はビッグマッチとは謳っていませんが、大田区総合体育館は後楽園ホールの倍以上客席がある会場です。

現王者のエル・デスペラードと金丸義信、挑戦者である石森太二とエル・ファンタズモへの期待も高いのでしょう。

ヒール対ヒールのタイトルマッチとなりますが、何が起こるか予想不能な一戦は非常に期待値の高い試合です。

 

緊張感が高まる中、渦中のデスペラードがスポーツ紙の取材に対し防衛後の相手がいないことを口にしました。

『そこそこのチームなんて、もう中にはいないじゃない』

引用:東スポWEB

 

ロッポンギ3KのYOHの負傷欠場により空位となったタッグのベルトを、トーナメント決勝戦で高橋ヒロム&BUSHI組からもぎ取った現王者の2人。

1・5東京ドーム大会では田口隆祐&マスター・ワト組の挑戦を退け、今週末のタイトルマッチで石森&ファンタズモ組を倒せば、新日本プロレスには敵はいません。

獣神サンダーライガーの引退、YOHの負傷、コロナ禍による外国人レスラーが来日しにくい状況で、新日本プロレス内で次の挑戦者を見つけることは難しい状況です。

 

この状況にデスペラードは、国内他団体の強いチームと闘いたいと提案しました

『(コロナ)対策をばっちりやってる国内の団体で、めっちゃ強いタッグチームがあるんであればやりたいよね。その団体みんなとやっちゃうと人が集まって(感染)リスク高くなるんで、2人だけ来てください』

引用:東スポWEB

※東スポインタビュー記事全文はこちらをご覧ください

 

デスペラードが国内他団体チームとタイトル戦希望

 

デスペラード本人はこの提案をあくまで個人の提案と言い、新日本側はこれを採用しないだろうと否定しています。

 

このコロナ禍の時代において、どの団体も興行を安全に行うだけで精一杯な状況でしょう。

ただし、逆転の発想もないとピンチをチャンスに変えることはできません。

感染に怯える状況だからこそ、小規模でも他団体交流があれば両団体のサブスクリプション(動画配信サービス)加入者の増加に繋がるのではないでしょうか。

こんな時代だからこそ、団体の垣根を越えて協力する景色が見たいと思うのは私だけではないでしょう。

 

可能性がゼロではない以上、勝手な妄想を膨らますのはプロレスの醍醐味です。

では、国内の団体で『めっちゃ強いタッグチーム』と言えば、どんなチームがあるのか?

ジュニアのタッグチームですぐ思い浮かぶのは、プロレスリング・ノアの現チャンピオンチームの小川良成&HAYATA組です

他にも前王者である“桃の青春”こと原田大輔&小峠篤司組やNOAHには魅力的なタッグチームが存在しますが、いま新日本プロレスとサイバーファイトグループが協力する姿は想像できません。

 

全日本プロレスもジュニアヘビー級に実力者が沢山いますが、そもそもジュニアタッグという位置付けのベルトがなく、デスペラードが言う『めっちゃ強いタッグチーム』は思い浮かばないというのが私の見解です。

 

禁断のヒール対決

 

では、どの団体になら『めっちゃ強いタッグチーム』が存在するのか?

個人的に今最も強くて勢いのあるタッグチームに、ドラゴンゲートのオープン・ザ・ツインゲート王者であるBxBハルク&KAI組を推したいです

 

ヒールユニット “R・E・D” の2人ですが、先日のタイトルマッチで3度目の防衛を果たしました。

向かうところ敵なしの強さを見せています。

ドラゴンゲートの公式ホームページを見ると、ハルクが80キロ台、KAIが100キロなので、少し体重を落とせば新日本のジュニアの規定をクリアできるでしょう。

 

近年で言えばYAMATO、横須賀ススム、Kagetoraが全日本プロレスのリングに上がり、横須賀は世界ジュニアヘビー級のベルトを奪取。

なんと王座を5度も防衛戦をしています。

望月成晃も定期的にプロレスリング・ノアのリングであがり、丸藤正道とGHCタッグのベルトを巻きました。

今現在、横須賀ススムと堀口元気は九州プロレスのタッグ王者でもあります。

 

スポットで他団体との交流を進めるドラゴンゲートですが、現ツインゲート王者が新日本プロレスの大会に登場となればビッグニュースでしょう。

新日本には元ドラゴンゲートの鷹木信悟もいます。

口が達者な窓口が存在する以上、あり得ない話ではありません。

 

現ツインゲート王者の派遣は難しいかもしれませんが、他にもジュニアヘビー級に該当する選手は沢山います。

近年ユニットを拡大しているR・E・Dが他団体参戦となれば大事件です。

それを見越して勢力拡大していたことになります。

デスペラードと交友のある “あの選手” の参戦が実現すれば、ファンにとって贅沢なタイトルマッチとなるでしょう。

 

R・E・Dも鈴木軍もバレットクラブも、国内屈指のヒールユニットです。

可能性は低いと思いますが、実現すればプロレス界で最もホットなニュースとなるでしょう。

刺激的な次期チャレンジャー登場に期待しています。