1・5東京ドームで敗者同士のシングルマッチは必要か?それとも不要か

“独り言考察”




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により決まった1・5東京ドーム大会でのダブル選手権。

発案者であるオカダカズチカもこの決定にある程度の理解を示し、ファンが見たい試合であるならばその試合をやるべきだと述べました。

 

『そして、1月5日(東京ドーム)、(IWGPヘビー&IWGP ICダブルタイトルマッチが)決まったね。誰だよ、(ファン)投票しようなんて言ったヤツは!?

……俺か。うん。まあ、いいや。決まってしまったものはしょうがないです。

まあ、お客さんが見たいカードが、ダブルタイトルマッチということなんだと思いますし。僕はホントに、1.4、1.5と超満員にするんで。

まあ、お客さんが見たいカードをやるのが、一番かなと思います

引用:新日本プロレス

 

1・5東京ドーム大会での“ダブル選手権”決定に、まだまだ不満を持つファンは多いことでしょう。

投票が1日限定では気付かなかったいうファンの声も目にしました。

 

しかし、2013年の時に行われたIWGPヘビー級選手権とインターコンチネンタル選手権の試合順投票の時と比べてみても、今回の投票が公正な結果だったと分かります。

今回の1日の投票結果と2013年の約1ヶ月の投票結果の差は、こちらをご覧下さい。

 

 

アンケートから約1週間程経ちましたが、投票結果より不満の声が多いアナウンスがありました。

それが…

1・4東京ドーム大会の敗者同士のシングルマッチ開催

 

4人の内、1人だけ2冠という史上初を偉業を達成し、1人だけ2連敗という悪夢を見ることになります。

いずれにしても敗者同士のスペシャルシングルマッチに、今でも疑問の声は多いのが現状でしょう。

その声の多くが敗者同士のシングルマッチの「必要性」と、「マッチメーク」の疑問です。

 

なぜ、負けた者同士が闘う必要があるのか?

闘うメリットはあるのか?

今このカード決める必要があるのか?

 

確かに疑問は多くありますが、決まったことは変更にはなりません。

それよりどうしてこのカードが組まれたのかを考える方が、楽しみが広がるでしょう。

ということで、私なりに1・4東京ドーム大会の敗者同士のシングルマッチを翌日組む必要があるのか考えてみました

 

理由①

1・5東京ドームも意味のあるカードばかりを並べたい為、敗者2人をタッグマッチに組み込ませたくなかった

 

1月4日と1月5日で、新日本の持つ全てのタイトルマッチが行われることでしょう。

それぞれでライガー引退試合も決まっています。

その他にもRPW(レボリューションプロレスリング)のベルトや、年内に生まれた遺恨によるスペシャルシングルマッチも行われることでしょう。

 

そのすべてが意味があるカードであり、1・4で負けた2人を他の対戦カードに食い込むのは唐突です

意味のあった対戦カードも、敗者2人が加わることにより主体者が誰なのか見えなくなってしまうでしょう。

結果的に、ダブルドーム2日間ともオカダ、飯伏、ジェイ、内藤の4人で完結するカードにする必要があるんだと思います。

 

 

理由②

ファンが見たかった対戦カードの1/4を叶える為

 

1・5東京ドームで行われる“ダブル選手権”では、オカダ、飯伏、ジェイ、内藤による対戦カードの組み合わせは4通りです。

オカダカズチカvsジェイ・ホワイト
オカダカズチカvs内藤哲也
飯伏幸太vsジェイ・ホワイト
飯伏幸太vs内藤哲也

 

どれも魅力的なカードでありますが、“ダブル選手権”が行われる組み合わせは、この中で1つの組み合わせのみ。

しかし、敗者同士の対戦カードを作ることで、もう一つの組み合わせも見る事ができます。

ただ、現時点では応援する選手が負けることは想像することができなく、負けていても試合に出て欲しいという気持ちにはなれないのでしょう

 

勿論、ノンタイトルマッチであり敗者同士の対戦である以上、“ダブル選手権”に比べれば試合が行われる意味合いはかなり低いです。

しかし、意味を感じない試合でも、意味のある試合に変えられるかは選手の力量次第でしょう

意味のある試合に変える力がある4人だから、敗者同士のシングルマッチが成立したんだと思います。

 

今は意味が見えないのは仕方ありません。

1・5東京ドーム大会で敗者同士が相対する直前までに、ファンが見たくなるような理由が見つかってしまうのが、プロレスの魅力なんだと思います