新日本プロレスが中止と発表したNEW JAPAN CUPが開催される可能性

“独り言考察”




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コロナウイルスの影響で中止が発表された「旗揚げ記念日大会」と「NEW JAPAN CUP」。

私も両大会のチケットを購入していたので、残念で仕方ありません。

多くのファンが楽しみにしていただろう内藤哲也高橋ヒロムの師弟対決も、幻で終わらせるのではなくいつか実現して欲しいと願っています。

 

今後の開催予定ですが、3月16日以降の大会の可否は状況を注視ながら発表するということです。

詳しくは新日本プロレスのメイ社長のコラム「ハロルドの部屋」をご覧ください。

 

先が見えない状況にどうなってしまうのか不安に思うファンも多いと思いますが、中でも開催の可否を心配しているのは「NEW JAPAN CUP」(以下NJC)ではないでしょうか

NJCは2005年から始まった大会ですが、毎年恒例となっている春の最強戦士決定トーナメントです。

毎年様々なドラマがあり、新日本が誇る人気の大会でもあります。

そのNJCが中止なのか延期なのかは、ファンにとっても選手や新日本にとっても死活問題でしょう

 

先日発表があった新日本からのアナウンスは、3月1日から3月15日までの大会の中止であり、NEW JAPAN CUPそのものを中止するアナウンスではありません

実際、新日本のオフィシャルHPのスケジュールも、NJCのままシリーズ名が残っていました。

事態が収束してから開催される可能性は、十分あります。

※中止になった大会は【中止となりました】と記載されています

 

素直に考えれば、NJC開催時期は2パターンでしょう。

パターン① 3月16日から5大会 + 3月31日のSAKURA GENESIS

 

32人によるトーナメントは、全31試合の公式戦になります。

『1人のレスラーの公式戦は1日1試合しか行わない』前提で考えると、最低6大会必要です。

1日目~6日目までを開催予定の大会に置き換えると、各大会の公式戦数はご覧の通り考えられます。

1日目1回戦の計8試合3・16富山・高岡テクノドーム
2日目1回戦の計8試合3・17埼玉・熊谷市立市民体育館
3日目2回戦の計8試合3・18静岡・ツインメッセ静岡
4日目3回戦の計4試合3・20新潟・アオーレ長岡 
5日目準決勝の計2試合3・21新潟・アオーレ長岡 
6日目決勝の1試合3・31東京・両国国技館 

 

3・16富山大会で1回戦を全て行えれば、3・21新潟大会まででNJCの全公式戦を行えるのですが、さすがに1日で16試合は無理があるでしょう。

3・31両国国技館大会をNJC決勝戦に充てるのが、最もシンプルな考え方になると思います。

 

ただし、1つ大きなネックがあります。

それは現在日本にいない外国人レスラーを、前日までに日本に入国させなければならないということです

コロナウイルスが早く収束していれば問題ないのですが、政府の収束宣言がギリギリまで明言されなければ、外国人レスラーを前日まで入国させることは難しいでしょう。

感染のリスクが限りなくゼロでないと、この日程は難しいと思います。

 

 

パターン② 「Road to レスリングどんたく」シリーズでニュージャパンカップを開催

 

政府からの発表ではこれからの1~2週間が、拡大するか収束へ向かうかの山場だと発表しています。

仮に収束しなかった場合は、3月16日以降の大会も中止になる可能性は大いにあるでしょう

今中止になっていないNJC5大会が1大会でも欠ければ、この時期のNJC開催は難しくなると思います。

 

実は元々のNJC大会数と、4・11相模原大会から始まる「Road to レスリングどんたく」の大会数は殆ど一緒です

4・29鹿児島大会「レスリング薩摩の国」を決勝の舞台にすれば、日程的には問題ないでしょう。

昨年、飯伏幸太KENTAとの挑戦権利証争奪戦を行った鹿児島アリーナは、4000人が収容できる大きな会場です

鹿児島大会の1つ前の広島大会も、小アリーナから大アリーナへ変更すれば4000人を超える会場にできます

NJC決勝を4・29鹿児島アリーナ、NJC準決勝2試合を4・27広島グリーンアリーナ(大ホール)で開催すれば、アオーレ長岡の会場規模と近くなるのではないでしょうか。

 

2パターンともあくまで憶測に過ぎませんが、G1に次ぐだろうNEW JAPAN CUPのブランド力を考えれば中止にすることは考えにくいです

そして、より安全な環境でNJCを開催することを考えれば、「Road to レスリングどんたく」シリーズでニュージャパンカップを開催することが現実的なのかもしれません。