年内最後の後楽園ホール大会となったドラゴンゲート。
何といってもこの日の注目は、Eitaが予告していた赤い仮面の男が誰なのかということ。
R・E・D新メンバーとなる選手は、ドラゴンゲート内の選手なのか外の選手なのか…
衝撃の後楽園ホール大会!ドラゴンゲートネットワークで見逃し配信実施中!#DragonGate #ProWrestling pic.twitter.com/dAJb2XoLxE
— DragonGate_Network(ドラゴンゲート・ネットワーク) (@dragongatentwk) December 18, 2019
第6試合まで何事もなく終わり、メインイベントとなった土井ダーツスペシャル6人タッグ4WAYマッチで、事件は起こりました。
勝ち抜け戦となった4WAY戦で、最後に残ったのはEita組とYAMATO組。
YAMATOのギャラリアでEitaから3カウントを狙うも、R・E・Dのメンバーの介入でEita組の勝利。
試合後、Eitaはマイクを持つと新メンバーを発表しました。
袋から取り出したオープン・ザ・ツインゲートのベルトを掲げ、赤いマスクを取って現れた男は…
TRIBE VANGUARDのBxBハルク
サプラ〜イズ❗️
赤鬼はハルクでした👹#R・E・D #ドラゴンゲート #闘龍門
三軍抗争。。。上等だよ‼️#DragonGate
のリングの中心は俺達だ😈🖕 pic.twitter.com/eQx5LiSST1— KAZMA SAKAMOTO (@WWEMrSAKAMOTO) December 18, 2019
予想外の展開に、一番唖然としていたのは先日の福岡大会ハルクと一緒にツインゲートのベルトを奪取したYAMATOでした。
『おい、YAMATO!
ごめんな、お前には黙ってたよ。サプライズだからしょうがねぇよな。
おい、つーかよオメエなぁ、俺が欠場している間にKAIを勝手に仲間に入れやがってさぁ、お前頭可笑しいんじゃねぇの?
KAIはなぁ、俺の首を折って俺を欠場させた張本人だぞ。
そんな奴をよぉ、勝手に仲間に入れてよぉ、納得できる訳ねぇだろ俺がぁ!』
ハルクのもっともな発言に、会場も静まり返ります。
さらに、登龍門とウルティモ・ドラゴンを全面否定するハルク。
まさかの裏切りに、YAMATOも怒りを押し殺しマイクを手に取りました。
『それが、お前が出した結論か?それが、お前が出した答えか、おい?
お前が欠場中によぉ、何も残さなかった、何も実績を残さなかったトライブ・ヴァンガードみんなで守ってきたんだよ。
おい、それがお前が出した結論か。
お前よ、そのツインのベルトに触るな。
そのベルトはなぁ、俺が一番大事にしてるもんだ。沢山の思い出が詰まってんだよ。
なあ、ハルク。そのベルトに触んな』
YAMATOの熱い想いに、静まり返る後楽園ホール。
ハルクからツインのベルトを奪い返したYAMATOは、決心したように切り出しました。
『まあいい。だったら、だったら丁度いいよ。
俺がずっと考えてた話をしよう』
YAMATOの全選手出てきて欲しいという呼びかけに、この日出場した全員がリングサイドに集まりました。
YAMATOがずっと考えていたこととは、闘龍門に囚われ過ぎている現状を打破したいということ。
つまり…
ドラゴンゲート世代と闘龍門世代は未来を懸けて闘う必要があるということ
YAMATOはウルティモ校長には敬意を表するけれど、未来を見据えた戦いがしたいと呼びかけました。
この呼びかけに真っ先に反応したのは、ナチュラル・ヴァイブスのKzy。
そして、Ben-K、ストロングマシーンJ、KAI、ジェイソン・リー、奥田啓介がドラゴンゲート世代に名乗りを上げました。
しかし、Gammaと望月成晃はどちらも選ばず保留。
R・E・Dと闘龍門世代がリングを後にし、ドラゴンゲート世代としての残った他の選手は問題龍、ドラゴン・ダイヤ、箕浦康太、ヨースケ♡サンタマリア、吉岡勇紀、椎葉おうじ、パンチ富永。
今後は「R・E・D」と「ドラゴンゲート世代」と「闘龍門世代」の3大勢力に分かれ抗争を繰り広げることになりそうです。
当面は3つの勢力による抗争が始まりそうですが、今のユニットが解散することは無さそうです。
そして、ツインゲートの持ち主がR・E・Dとドラゴンゲート世代に分かれてしまった以上、来年早々ツインゲート選手権が行われることでしょう。
現ツインゲートのベルト保持者はBXBハルクとYAMATO。
恐らく、YAMATOのパートナーはKAIでしょう。
では、ハルクのパートナーは誰になるのか?
Eitaなのか、ビッグR清水なのか、KAZMA SAKAMOTOなのか…
この抗争に終わりはやってくるのか。
そして、どういう形で決着が着くのか。
鍵を握るのはどこにも所属しない望月成晃?
それとも欠場しているシュン・スカイウォーカーなのか…
いずれにしても、予想もできない闘いが展開されることでしょう。
今後の3大勢力抗争に期待したいと思います。