【写真付】高橋ヒロム完全復帰までの530日。復帰戦の敗北に何を感じたのか

雑感




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やはり、橋ヒロム復帰戦は特別でした。

本人にとっても、ファンにとっても、関係者にとっても特別一夜となったことでしょう。

何が一番特別かと言えば…

再びプロレスを続けることができたこと

 

復帰戦直前に流れたVTRでは、怪我をした直後の気持ちを赤裸々に語っています。

『ひとことで言うなら「あ、終わった」。

俺のプロレス人生、これで終わりなんだな。

「入院しているこの3日間で骨が触れてしまって神経を傷付けてしまったら、もうプロレスはできないよ。でも、何もなく過ごせたらもう1回プロレスできるから」

って言われた時に、俺からプロレス取ったら何も残んないし俺の中では1回死んだような感覚なんですよ』

 

プロレスを諦める程の大怪我。

復帰までの530日のたったの3日間で、過去のこと未来のことプロレスのことファンのこと、様々な想いが頭をよぎったに違いありません。

一生で最も長く切ない3日間を過ごし、高橋ヒロムは更に強くなったことでしょう。

 

実は昨日観戦した後楽園ホールは、東側の雛壇で選手入場口を少し上から覗ける席でした

運が良かったと思います。

復帰戦が始まるVTRが流れた時、選手入場口手前で控えるヒロムを見る事ができました。

 

パーテーションがあり顔しか見えませんでしたが、緊張していただろうその表情は真剣そのものです。

時には目を瞑り、一度気合いを入れまた真剣な顔で前を見つめるヒロム。

相当なプレッシャーも、あったんだと思います。

 

完全復活を遂げたヒロムは、衣装は変われど見た目は530日前と一緒でした。

試合開始直後のファーストコンタクトも、大怪我をした影響は全くない動きに安堵したファンも多かったと思います。

 

そして、対戦相手だったウィル・オスプレイも安心したのでしょう。

ヒロムがいない530日間、新日ジュニアを守り誰よりも成長した今のオスプレイをぶつけることができると。

 

鼻から出血し胸板が裂ける程の打撃を受けたヒロムは、東京ドームという大舞台で対戦する相手に何を想ったのか。

 

ロビー・イーグルスに丸め込まれ3カウントを奪われたことなど、大したことではなかったのかもしれません。

底が見えないオスプレイの強さを、実感していたことでしょう。

想像以上のオスプレイの“今”を、痛感していたのかもしれません

 

とは言え、多くのファンは不安を感じてはいないでしょう。

あれだけ動くことができ、一瞬でもプロレスを諦めたヒロムが試合をする姿を見れただけで幸せな気持ちになったと思います。

 

私も同様です。

昨日の復帰戦は530日振りの試合。

思い通りになる訳がありません。

それ程までにオスプレイという壁が高く大きいことを、ファンは知ってきます。

 

もしかしたら、昨日の試合でオスプレイ相手に勝てるか不安を抱いているかもしれません。

それも心配はいらないでしょう。

本日の試合には、昨日一緒に闘ったBUSHI以外に内藤哲也もEVILもいます

 

復帰に向けての530日は、1人で孤独とも闘っていたことでしょう。

しかし、これからのリングには仲間がいます。

もう1人ではありません。

一緒に闘う仲間がいる事を、内藤もEVILも教えてくれることでしょう

 

本日の後楽園大会で初勝利を挙げれることができるか分かりません。

しかし、ヒロムが大切な事に気付く可能性は高いと思います。

 

 

【お知らせ】

予定通り昨日の12・19後楽園ホール大会に行ってきました。

 

これ以外にも写真を何枚かアップしていますが、週末まで他の選手の写真もTwitterにアップさせる予定です。

また、席はリングから離れますが12月21日の「Road to TOKYO DOME」最終日も観戦してきます。

どんな写真を撮れるか分かりませんが、気になる方はこちらからご覧ください。