プロレス観戦マナーを知らないファンに伝えたい一言

雑感




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『【写真添付】プロレス観戦マナーが悪過ぎるファンについて』

 

これは昨年2月に書いた観戦マナーに付いての記述です。

正直、もう観戦マナーに付いては書きたくないって思っていました

プロレスを観戦したいと思う新規ファンの間口を狭める事になるでしょうし、読んで楽しい気持ちにはなりません

しかし、再びこの件に関して持論を述べようと思ったのは、“ある事”を伝えたいと思ったから。

 

観戦マナーに関しては団体側としても全て明確なルール化を設けてない場合もありますし、プロレスファン一人一人のモラルの問題でしょう。

会場に行く人全てが楽しく観戦する権利があるでしょうし、他の観客に迷惑のかかる行為はすべきではありません

とは言え、憧れの選手に会えて我を忘れた行動に出てしまう全てを否定するつもりもなく、難しい問題でもあります。

 

 

020年になって、またよく目にするようになったファンのマナー問題。

最初に目にしたのは、ホテルの出待ちについてでした。

 

ホテルの出待ちとは、遠征等で選手が泊まる施設の近くで待ち伏せし、選手が出てくるのを待つという行為でしょう。

滅多に会えないレスラーに会いたい気持ちは分かりますが、遠征で泊まりに来ている場所で出待ちするより選手が試合をする会場まで足を運ぶべきです

 

より選手を近くで観たいのであれば、一番高い金額の席を購入するべきでしょう。

リングサイドに座るファンは、生活費の中から優先的にプロレスにお金を注ぎ込んでいます。

 

まず第一に、選手全てが出待ちに寛容ではないということ

本当は出待ちに嫌悪感を持っていても態度に出さない選手もいれば、試合外の部分に踏み込んで欲しくないと思う選手もいるでしょう。

宿泊先まで来られることを、迷惑だと思う選手もいるということです。

 

出待ちしてあった選手にサインやツーショット写真を依頼するより、各大会のサイン会、各種イベントで選手に接する方が選手の対応も全く違いま

以前参加したエル・デスペラード選手の握手会は、普段のイメージとは打って変わって神対応でした。

つまり、選手の為に対価を払う行為が、一番選手のサービスが良いということです

 

 

選手への罵声や席を立っての応援は当たり前だったというファンの方もいるかもしれませんが、年月と共にルールや常識は変わります。

昭和や平成の常識が、非常識に変わっていることに気付いて欲しいです

プロレスは選手がいて成り立つもの。

プレイヤーズ・ファーストとは何であるか、考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

後に、最も問題視したいことがあります。

それは、1・19後楽園大会終了後に行われた解説席での大会総括での出来事。

2年連続「FANTASTICAMANIA」シリーズに参戦していたナマハゲ選手がコメントしている最中に、マスクを被った子供が選手に近づいていきました。

 

明らかに子供の意思ではなく、周りの大人がナマハゲ選手にちょっかいを出すよう指示しています

その子の行為に気付いたナマハゲは、子供だと分かっていても容赦なく一喝しました。

 

『邪魔だな!仕事中だよ、オマエ』

 

ナマハゲ選手だって子供相手に怒りたくはなかったでしょうし、怒られた子供も一生トラウマになるかもしれません。

なぜ、自分ではできない事を子供にやらせたのか?

 

子供は大人のオモチャではありません

 

これは我が子でも、他人の子でも同様です。

この一件が理由で来年ナマハゲ選手が来日しない可能性もありますし、今後選手に対しての接触は厳戒態勢になる可能性もあるでしょう

もしかしたら、子供を連れてきた親は「何かさせるのではないか」という白い目で見られるかもしれません。

 

小さな子供と一緒の観戦は、決して簡単なことではないでしょう。

子供に特別な想い出を作って上げたい気持ちも分かります。

 

しかし、子供が望んでいないことを無理やりやらせても、楽しい想い出にはなりません

子供にとっても、選手にとっても、他のファンにとっても、ただの迷惑行為以外の何物でもないということです