【写真添付】プロレス観戦マナーが悪過ぎるファンについて

雑感




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“マナーという概念すらない獣達”

 

一昨日行われた新日本プロレス長野大会の会場の様子を捉えた写真を見て、絶句したファンは私だけではないでしょう。

その場にいた訳でもないのに、状況判断する事は危険なことは重々承知です。

しかし、あの写真を見たら何かの間違いとはもう言えないでしょう。

※人様の写真は勝手に貼れないのでご想像ください

 

リングの上にはベルトを持った棚橋弘至、オカダカズチカ、YOSHI-HASHIの3人

エプロンサイドにジェイ・ホワイト、場外にはバッドラック・ファレ

リングサイドに群がるは、スマホ片手に選手の写真を撮ろうとする者達

座っているお客様のさらに前に立ちはだかる壁

良心のあるお客様に見える景色は、プロレスラーではなく“マナーという概念すらない獣達”の壁

 

その写真は試合開始前か、試合後の様子でした。

実物のレスラーの姿を端末に残そうと自分の席から立ち、最前列の鉄柵まで移動し、写真を撮りたいという欲。

同じく観戦しに来て座って見ているお客様のことなど、視界に入っていないのかもしれません。

自分が立ったら座っている人が見えないとかは、考えもしないのでしょう。

もしかしたら、なぜ立って撮影しないのかと思っているのかもしれません。

一言でいうなら、観戦マナーゼロの無法地帯でした。

 

【追記】フォロワーさんからお借りした写真がこちらです。

※kazumi-kさん、お写真ありがとうございます

 

少し話しを脱線します。

最近更新されたメイ社長のコラム『ハロルドの部屋』はご覧になりましたでしょうか。

 

『プロレスについて』と題名が付いたコラムで、プロレスの扱いについて怒りを露わにしています。

『ところで私は情報番組のコメンテーターなどが突然「もうそうなったらプロレスですよ!」などと、プロレスを見下した意味合いで引き合いに出すのが本当に我慢なりません。

「茶番」的なニュアンスでしょうか?

プロレス談話をしているわけでなく、他の社会問題や政治などについて語っている時に突然笑いとともに出てくるアレです。

そういう場面を見かけるたびに「プロレスを馬鹿にするなよ!」と本気で悲しくなって本気で腹が立ちます』

引用:新日本プロレス

 

恐らくテレビを見ている時に、そういう場面に出くわしたのでしょう。

私もこのコラムを読んだ時に、どうすればプロレスが見下されないようになるか、熟考しました。

まだ答えは出ていませんが、プロレスの価値を上げるしかないんだと思っています。

 

しかし、今回の長野大会のマナーの悪さを見たら、プロレスが馬鹿にされても仕方ないだろうと思いました。

プロレス価値を上げる為には、ファンの意識改革も必要なのかもしれません。

 

では、どうするべきなのか?

観戦するお客様のマナーが著しく改善されたら、良い意味で話題になるのではないでしょうか。

 

サッカー日本代表のサポーターは、試合後ゴミを拾って帰るのは有名な話です。

プロレスを観戦するお客様の観戦マナーが素晴らしく、初めて観戦する人にもおすすめできるレベルならば、プロレスのイメージは良くなるのかもしれません。

 

今回の長野大会のマナーは、常識を逸脱していました。

私には2つの懸念があります。

一つは、観客のマナー向上に取り組まなければ、プロレスの価値を上げる下地ができないということ。

二つ目は、国内の観客動員数も増やそうとする新日本において、マナーの悪い観客は比例して増えるということ。

 

初めて観戦しに来た方が、マナーの悪い方につられてマナー違反してしまうのは、ある意味仕方ないことかもしれません。

しかし、常習的に非常識な行動に出る獣達は、ルールを守るファンにとっても新日本に取っても“害”以外の何者でもないでしょう。

 

これは単純に警備員を増やし、注意勧告すれば改善できる問題とは限りません。

では、試合前にレスラーからマナーについて説明があれば解決できるのか?

答えは“否”です。

そもそも、プロレスラーはプロレスに集中させるべきでしょう。

 

観戦マナー問題の解決は、単純ではありません。

非常にデリケートで、難しい問題です。

もしかしたら、新日本の変化を止めることになるかもしれません。

それでも目をつぶればおさまる嵐ではなくなっていることを、理解する必要があると思います。

 

正直、こんな事は書きたくありませんでした。

誰もが読めるブログという媒体は、プロレスをもっと楽しむ為のコンテンツであるべきだと思っています。

 

しかし、マナーを守れるファンの為、これからプロレスに興味を持ってくれる方の為、プロレスの価値を上げる下地を作る為にも、早急に対策を練るべきでしょう。

もしかしたら、東京ドーム大会2daysを成功に導くキーワードになるかもしれません。