遂に開催まで数時間と迫った「THE NEWBEGINNING in OSAKA」。
注目すべき試合が多いビッグマッチとなりましたが、勝敗の行方が最も気になるのは内藤哲也とKENTAのタイトルマッチでしょう。
1・4東京ドーム大会でIWGPインターコンチネンタルのベルトを、1・5東京ドーム大会でIWGPヘビー級のベルトを手にした内藤が、KENTAとの二冠防衛戦に挑みます。
注目度が高い理由の一つとして、勝敗次第では2つともベルトが移動する事態になってしまうという前代未聞のタイトルマッチです。
絶対負けられない一戦に臨む内藤ですが、前哨戦でのKENTAとの攻防に物足りなさを感じ、KENTAに秘策があるはずだと挑発しています。
『まあ、ドームで後藤に負けてるわけですからね。もっと前には飯伏(幸太)の持つ(IWGP)挑戦権利証にも挑戦して負けてる。戦い方だけでいったら何かを変えないと、ドームで2冠を争った4人のレベルには到底追いつかないよ、と。実はその秘策があって、まだ見せてないだけであることを祈ってますけどね』
引用:東スポWEB
【新日本】内藤がKENTAを挑発 秘策あるんだよね? https://t.co/c0E5G7VPOm
— 新日本プロレスリング新日企画 (@njkikaku) February 5, 2020
東京ドーム大会で行われたNEVER無差別級選手権で、後藤洋央紀に負け王者陥落したKENTA。
対する内藤はイッテンヨンでジェイ・ホワイトとの激闘を制し、イッテンゴでオカダカズチカとの大熱戦を繰り広げ勝利しました。
レスラーとしての実力差があるかどうかは分かりませんが、直近の結果だけみれば、レベルが違うと言われても仕方のないことでしょう。
今、新日本プロレスで「一番強い男は内藤哲也」と言っても、過言ではないではありません。
しかし、試合は生物であり何が起きるかは分かりません。
内藤が無事二冠を防衛し大阪城ホールで大合唱ができるかもしれませんし、KENTAが2つのベルトを戴冠する可能性もあるでしょう。
もし、本当にKENTAに秘策があるとしたら何なのか?
過去のタイトルマッチを振り返れば、バレットクラブメンバーによる介入は多々ありました。
本日の試合でもその可能性は十分あるでしょう。
大阪城ホール大会の対戦カードを見る限り、バレットクラブのメンバーは勢揃いしています。
バックステージのコメントが長いKENTAですが、その中でも何度か口にしている“あるフレーズ”がずっと気になっていました。
『肝心なのは試合だって、みんな言いたいわけでしょ? まあ、それもあるけど、トータル通して完封するから、俺が。全ての面においての貫禄の違い、大阪で見せつけてやるから。なあ? 大阪は何度も言ってるように、全ての今年の新日本の構図が全部変わる日になるから、よ~く見とけよ。大阪は品のない奴がさらに多いだろうけど、会場に来る奴、ブーブー言いたきゃ、ブーブー言ってこいよ。全部受け止めてやるよ。関西人はよ、この場だから言っちゃうけど、俺、大阪人、嫌いやねん! (大阪訛りで)品がないからな! まあ、大阪、楽しみにしてるよ。どんなふうに迎えられるのかも楽しみだし、俺が勝ったあと、お前らがどんなリアクションになるのか? 全部が全部、楽しみでしょうがないよ。
まあ、とにかく俺が何を言いたいかって言うと、何度も言うけど、2020年、今年は俺の年だよ。誰にも邪魔させねえよ! 俺の前に出てくる奴、全員、蹴散らしてやるよ! 今年は俺の年ッ!』
引用:新日本プロレス
KENTAが度々くちにする主役宣言。
本日の二冠戦で内藤に勝てる根拠として、オーディエンスを黙らせすことができる秘策があるとしか思えません。
介入の可能性もありますが、それ以上に今まで見せたことのない技を披露するのではないかと思っています。
かつて内藤哲也はメキシコ遠征からロスインゴを持ち帰り、デスティーノを披露しました。
新日本の主役に躍り出た内藤に必要不可欠な技と言えるでしょう。
技ひとつでファンを魅了できるのが、プロレスの魅力でもあります。
昨年から新日本に参戦しているKENTAですが、NOAH時代から使っている「go 2 sleep」をフィニッシュムーブとしています。
アンチファンに度々「もっと練習しろ」と批判されているKENTAですが、新たなフィニッシュムーブを着手している可能性は十分あるでしょう。
2月の大阪大会としては、初めての開催になるだろう大阪城ホール大会。
約11,000枚のチケットは、前売り段階でソールドアウトしています。
どちらが勝っても大成功の大会と言えるでしょう。
運命の試合開始は16:00スタートです。