1・4東京ドームのタイトルマッチを3WAY・4WAYにする理由

4・23後楽園メインイベント【IWGPジュニアタッグ選手権】
“独り言考察”




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昨日のブログで東京ドームで行われるNEVER無差別級のタイトルマッチが、4WAYになるんじゃないかと推測しました。

 

年初めにタイトルマッチを網羅したい東京ドーム大会において、数試合3WAY、4WAYになることは最早当たり前になっています。

 

すでに対戦カードが発表されているIWGPジュニアタッグ選手権は3WAYマッチに決定。

 

2018年(前回)の東京ドームは、NEVER6人タッグ選手権が5チームによるガントレットマッチ

また、IWGPジュニアヘビー級絵選手権が4WAYマッチ

2017年の東京ドームは、NEVER6人タッグ選手権が4チームによるガントレットマッチ

IWGPタッグ選手権は3WAYマッチで行われました。

 

しかし、これには賛否両論意見があります。

 

特に3WAY、4WAYに対し、賛同できない意見が多い印象です。

 

▪︎すでに同タイトルマッチで◯WAYが行われている

▪︎勝者と敗者以外も存在する

▪︎試合内容がゴタゴタになる

▪︎シンプルがいい

▪︎…etc

 

勿論、◯WAYに魅力を見出せるファンも多くいます

それでも反対意見が多く出るのは、抗議の意味合いが強いのでしょう。

 

 

では、なぜ東京ドーム大会は◯WAYを行うのでしょう?

 

新日本所属の選手を全員出したいという、安直な考えだけじゃないはずです。

 

どうして1対1(1チーム対1チーム)にしないのか?

理由はいくつかあるでしょう。

私なりに考えてみました。

 

全てが主役級の試合だとメリハリがないから

 

タイトルマッチが多く存在する新日本において、全ての試合が1対1(1チーム対1チーム)の対戦では、見てる方も疲れてしまいます。

メインディッシュばかりのコース料理では、最後の一番美味しい料理を食べるころには、満足感は得られないでしょう。

1対1の試合がメインデッシュなら、3WAYや4WAYは前菜で良いと思っています。

コースメニューの前菜が美味しくなければ、メインデッシュにだって期待できませんから。

 

仮にメインディッシュばかりの試合に満足してしまったら、その満足感から当分料理(プロレス)自体興味がなくなってしまうでしょう。

逆にコック(新日本)は常に美味しいメインディッシュを提供しなきゃいけないというプレッシャーと、日々葛藤しなければなりません。

常に美味しい料理を提供するということは、鮮度があり新しい素材を使い、時には高級食材を提供しなければならないならないということ。

素材は生モノであり、資源には限りがあります。

(レスラーは生身の人間で、所属するレスラーには限りがある)

料理の金額(チケット代)が倍になるなら、可能性もあるかもしれませんが…

 

 

また、所属する全レスラーを出場させたい理由もいくつかあります。

 

ひとつは…

レッスルキングダムで初めてプロレスを見る方に、いろいろな選手、いろんな試合形式を見て欲しい

 

初めて見るファンにとって、お気に入りのレスラーが誰になるかは分かりません。

いろんな試合形式で、できるだけ多くの選手を披露する方がプロレスの間口が広くなるのではないでしょうか?

 

 

ふたつめは…

前売りでチケットを購入したのに推しのレスラーがいない状況を避ける

 

レッスルキングダムは年に1度のビッグイベントです。

この日の為に、高額のチケットを事前申し込みするファンも多くいるでしょう。

それだけ期待してくれるファンに、推しの選手が出場しない大会であってはならないと思います。

 

また、大好きな選手を見にドームへ訪れたのに、タイトルマッチに絡めないなんて残念で仕方ないでしょう。

どんなタイトルマッチでもどんな試合形式でも、推しの選手がベルトを巻く可能性があるから東京ドームへ行くのではないでしょうか。

 

推しのレスラーが絶対出場してくれる大会が、1・4東京ドームなのかもしれません。

 

それでも、純粋に勝った負けたをシンプルに1対1で見たいというファンは多くいるでしょう。

推しのレスラーではなく、純粋に楽しめる試合が見たいと…

 

実際私も、3WAYや4WAYより1対1の試合の方が好きです。

でも1対1を見るなら、東京ドームではない他の大会のメインイベントで見たいと熱望します。

 

特にNEVERやジュニアタッグの試合は、レッスルキングダムでは前半戦の試合です。

残念ながらIWGPが付くシングルマッチより、後ろになることはないでしょう。

試合順がすべてではありませんが、本当に見たいタイトルマッチメインイベントで堪能したくないでしょうか?

 

 

対戦カード、試合形式を決めるのに、全てのファンを100%満足させること不可能です。

東京ドームに足を運ぶ何万人のファンもいれば、NJPW WORLDで視聴する全世界のファンもいます。

長年ファンのプロレスオタク目の肥えたプ女子もいれば、テレビでプロレスラーに興味を持ったにわかファンもいます。

 

多くのファンを満足させ、にわかファンにもプロレスの魅力を伝えたい…

レッスルキングダムを見てくれる多くの方に、プロレスを楽しんでもらいたいという想いから、東京ドームのカードは熟考して決まるんだと思っています。

 

つまり、誰も見捨てないということではないでしょうか。

 

それが1・4東京ドームのスタンスだと思っています。