NJC優勝はオカダカズチカ!悔やまれる掟破りのレインメーカー

NEW JAPAN CUP




Pocket

史上初となった32人エントリーによるNEW JAPAN CUP(以下NJC)は、オカダカズチカの優勝で幕を閉じました。

 

2013年に優勝したオカダにとって、今回が2度目のNJC制覇。

その間のNJC覇者はすべて優勝未経験者の選手だったことを考えると、過去のデータさえも覆した偉業だったのではと思っています。

 

昨年までなら4回勝てば優勝できたNJC。

出場メンバーが倍になった今年は、優勝するのに5回勝つ必要があり、ベスト4の顔触れを見ても例年以上にハードルが高かった大会だとも言えます。

(今年のベスト4は石井、オカダ、棚橋、SANADA)

 

そういう意味でも決勝を闘かった2人は、今もっとも実力のあるレスラーであると言えるでしょう。

 

では、そんな2人の勝敗を左右したものは何だったのか?

個人的には、オカダが掟破りのレインメーカーに対応できたことだと思います。

 

過去の対戦成績はSANADAの4戦4敗で、未だにオカダ超えを果たしていません。

では、オカダにとってSANADAというレスラーは、闘い易い相手だったのか?

 

答えはNOでしょう。

 

シングルマッチではありませんが、過去オカダはタイトルマッチでSANADAに負けています。

しかも、掟破りのレインメーカーを食らっての負けです。

https://twitter.com/tope_tokyo/status/960859582955274241?s=21

 

昨年の2月の後楽園大会で、IWGPタッグのベルトを保持するEVIL&SANADAに挑んだオカダと後藤。

この時は掟破りレインメーカー被弾が、勝敗を左右しました。

 

では、今回はどうだったのか?

試合中盤オカダのペースで進んでいた試合は、掟破りのツームストンパイルドライバーで、一気にオカダのペースが落ちます。

もし、掟破りのレインメーカーをかわすことができなかったのなら、NJCの勝敗も変わっていたかもしれません。

当然、オカダもSANADAの掟破りを意識していたことでしょう。

それほどまでに、2人の試合は肉薄していました。

 

NJCの激闘の終わりは、次のシリーズの始まりを意味しています。

今回の結果でマディソン・スクエア・ガーデン(以下MSG)で行われるIWGPヘビー級選手権の挑戦者は、オカダカズチカに決まりました。

つまり、1・4東京ドームでジェイ・ホワイトに負けた借りを返す闘いとなります。

 

最後に。

残念ながら準決勝に終わったSANADAですが、再びチャンスを得ることでしょう。

試合後のメイクパフォーマンスで、オカダはSANADAとの再戦を約束しました。

『SANADAさん、今日長岡のSANADAコール聞いたでしょ?

約束、アメリカから帰ってきたらまずSANADAさんともう一回やるよ』

引用:新日本プロレス

 

勿論、約束を果たすためにはベルトをジェイから奪還する必要があります。

しかし、オカダがジェイに負けた場合でも、チャンスは残っているのではないでしょうか。

 

昨年も一昨年も、NJC準優勝者は5月のレスリングどんたくでIWGPヘビー級のベルトに挑戦しています。

昨日、解説席にゲストとして登場した柴田勝頼も、SANADAのシングルが見たいと熱弁していました。

再びオカダカズチカ時代がやって来るのか、それとも真田聖也時代が訪れるのか…

 

今年は◯◯時代に注目が集まりそうです。

 

【お知らせ】

本日(3月25日)午後15時00分から、ニュージャパンカップの一夜明け会見が行われると英語実況席のChris Charltonがツイートしていました。

ツイートを見る限りNJCで優勝したオカダの会見と、多くのニュースが発表になるとのことです。

恐らく、MSG大会の新日本の全対戦カードが発表になることでしょう。

 

今回は新日本とROHとの合同興行です。

試合数は新日本半分、ROH半分になると思われます。

元々試合数を8〜10試合の予定とアナウンスしていた新日本ですが、これがROHの試合も含むかどうかは定かではありません。

ROHはすでに対戦カードの一部を発表していますが、次の日曜に『RoadToG1Supercard』も控えています。

恐らく、MSG大会全カードが発表されるのは4月に入ってからになるでしょう。

 

また、本日の会見でMSG以外のビッグニュースがあるかどうかも気になるところです。

あれだけ復帰を噂されていた“あの選手”の新情報もあるのかどうか…

 

今は15時00分から予定されている一夜明け会見を待つしかないでしょう。