伝説の一戦「金丸義信 vs エル・デスペラード」が見たいファンへ

金丸義信、エル・デスペラード【撮影:koba】
BEST OF THE SUPER Jr.




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日本プロレスから残念なニュースのアナウンスがあったのは、ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア27(以下BOSJ)開幕まで残り3日となった11月12日昼下がりです。

前シリーズの試合で右膝を負傷した金丸義信ですが、正式にBOSJ欠場が決まりました。

 

11・1後楽園ホール大会でIWGPジュニアタッグのベルトを防衛した金丸は、最も調子が良いBOSJ出場選手と言っても過言ではなかったでしょう。

今年のBOSJは1リーグ制の総当たりだっただけに、エル・デスペラードやDOUKIとの同門対決も注目されていました。

優勝候補の一角とも言える実力があっただけに、多くのファンが残念がったことでしょう。

 

しかし、残念なことばかりではありません。

金丸の穴埋めに選ばれた選手は、BOSJ出場を期待されていたヤングライオンの上村優也です。

かねてからBOSJ出場を熱望していた若獅子が、土壇場でチャンスを掴み取りました。

 

上村優也のBOSJ初出場に期待が高まるばかりですが、金丸欠場でどうしても心残りがあります。

それはジュニアタッグのパートナーであるエル・デスペラードとの対戦です。

 

当初は11・20後楽園ホール大会で試合が組まれていた注目の同門対決。

この日はロスインゴの同門対決「高橋ヒロム vs BUSHI」の一戦も組まれており、リーグ前半戦の山場とも言える大会でした。

チケットも当然SOLDOUT。

金丸とデスペラードの公式戦を楽しみにしていたファンも多かったことでしょう。

BOSJで組まれなければ、基本実現しない一戦です。

 

実は2人、BOSJの公式戦で1度だけ対戦しています

私の記憶では、新日本で2人の対戦が実現したのはこの1度きり。

それ以外で言うと、2016年のTAKA&タイチ興行でスーパーJカップの出場権を賭けて、鈴木軍の4人で1DAYリーグ戦を闘っています。

 

恐らく、現時点で2017年のBOSJ公式戦が2人の唯一のシングルマッチ。

まだファン歴の浅い方、見落としているにとっては朗報でしょう。

なんと両者共に優勝決定戦進出の可能性を残した状態で、2人の公式戦がリーグ最終戦で実現しました

※上記にNJPW WORLDのリンク貼っています

 

今思えば伝説の一戦とも言える試合でしょう。

デスペラードはセコンドにTAKAみちのくを、金丸はセコンドにタイチを引き連れて入場です。

勝点3を求めて真剣に闘った両者。

介入あり、場外乱闘ありの荒れた試合となりましたが、試合終盤デスペラードが鈴木軍3人に対し牙を向く場面もありました。

9分39秒に試合は意外な終わり方を迎えます。

果たして、試合後はノーサイドで讃えあったのか、それとも敗者と勝者の間に亀裂が入ったのか…

まだ見たことない方も、一度見たことある方も、是非伝説の一戦をご覧下さい。