毎年12月に東京スポーツ新聞社から発表される『プロレス大賞』ですが、今年は15日に発表になることがアナウンスされました。
今年のプロレス大賞は15日に発表です。予めお断りしておきます。プロレスには十人十色の見方、感じ方があると思います。選考結果への異論は尊重いたしますが、批判はお控えいただければ幸いです。ひとつだけお願いがあります。プロレス大賞のことは嫌いでも、私のことは嫌いにならないでください!
— 岡本佑介@東京スポーツ新聞社 (@okamotospo) December 3, 2020
選考がいつ行われるか明らかになっていませんが、発表日と近ければ12月6日に行われるプロレスリング・ノアの年間最大のビッグマッチや、新日本プロレスの12・11日本武道館大会も審査に含まれるかもしれません。
ビッグマッチに集中する選手達にとっても、モチベーションが上がる要因になるでしょう。
選考の結果に一喜一憂するファンも多いと思いますが、日本だけでも数多のプロレス団体とプロレスラーが存在すれば、自分が理想とする結果にならないことは多々あります。
リングの中の活躍は勿論、その活躍をどれだけ多くのファンに届けられるかのプロレス啓蒙活動も重要な要素です。
そういう意味では選考結果が団体規模に左右されるのは、仕方のない要素でもあります。
とは言え、好きな団体の推しレスラーが理想とする賞を受賞できないことは、寂しい限りです。
不満が生まれない選考はそれぞれなファンがそれぞれの「プロレス大賞」を発表することでしょう。
ということで、当ブログ「トペスイシーダプロレスブログ」でも独断と偏見でプロレス大賞を選定してみました。
題して『プロレスAWARD2020』。
今回は新日本プロレス所属選手の各賞を選んでみようと思います。
なお、MVPやベストバウト賞以外はオリジナルの賞になります。
〜新日本プロレス編〜
ダブルドーム大会を成功させ今年も攻めの興行を期待された新日本ですが、世界的なパンデミックで3ヶ月も大会を開催することができませんでした。
有観客興行再開まで時間はかかりましたが、21年振りの野外興行となる明治神宮球場でのビッグマッチは、ピンチをチャンスに変えた貴重な大会だったと思います。
最優秀選手賞 MVP
新日本プロレスから「プロレス大賞」MVPが選ばれるのなら、内藤哲也が相応しいと思っています。
年始のダブルドーム大会で史上初となるIWGPヘビー、IWGPインターコンチネンタルのベルトを戴冠。
世界的なパンデミックに陥らなければ、旗揚げ記念日大会で高橋ヒロムとの師弟対決も実現していたでしょう。
大会中止を経て有観客大会再開後は、21年振りとなる野外興行の明治神宮球場大会のメインイベントを務め、コロナ禍で疲弊するファンに活力を与えてくれました。
特に今年はファンに勇気と希望と感動を与えてくれたのではないでしょうか。
最優秀ユニット賞
実際のプロレス大賞にはこんな賞はありませんが、今年最もファンの注目を集めただろうユニットということで選びました。
1・5東京ドーム大会で内藤と内藤ファンの夢である大合唱を、襲撃により阻止するという行動を取ったKENTA。
この行動には賛否両論ありますが、誰にも真似できない覚悟が必要な行動だったと思います。
そして、興行再開後に行われたNEW JAPAN CUPでのEVILの裏切り劇も予想外でした。
ロスインゴという人気ユニットという地位を捨て、茨の道を選んだEVIL。
プロレスにおいて話題性は必要不可欠な要素です。
実力も申し分無いだけに、今後どんな行動を起こすか期待が膨らみます。
功労賞
パンデミック後も日本に残り活躍してくれたザック・セイバーJr.。
NEW JAPAN CUP(以下NJC)に外国人レスラーとして唯一の参加(ヤングライオンは除く)。
その後もG1クライマックス出場、IWGPタッグの防衛戦、WORLD TAG LEAGUE出場とフル回転で活躍してくれました。
母国イギリスは今でも大変な状況なだけに、ザックには感謝しかありません。
物事一瞬賞
キャリア初のベルト戴冠で物事を一瞬で変えたYOSHI-HASHIですが、結果以上に試合内容の充実に驚きました。
試合運びが巧くなり粘り強さも増したように感じます。
初のベルトを戴冠したNEVER無差別級6人タッグも素晴らしい活躍でしたが、IWGPタッグ選手権では王者チームをあと半歩というところまで追い詰めました。
来年こそは強いYOSHI-HASHIのシングル初戴冠を期待しています。
奮闘賞
シングルプレイヤーとして完全に開花したSHO。
NJCでは“宿敵”鷹木信悟を倒し、7・12大阪城ホール大会では初のシングルのベルトに挑戦しました。
先日まで行われていたベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(以下BOSJ)でも、確固たる強さを披露。
ジュニア4強時代突入を感じさせ、近い将来IWGPジュニアのベルトを巻く日も近いでしょう。
ジャイアン賞
NEVERの価値を高め、自分色に染めたのは鷹木信悟です。
USヘビーの防衛戦が行われず、介入ばかりでスッキリしない二冠戦が続く中、真っ向勝負でファンの指示を得たのは間違いなくNEVERであり鷹木の試合です。
来年のレッスルキングダムではジェフ・コブとのNEVER戦も行われるでしょう。
来年はNEVER以上のベルトに手がかかるのか。
昇り龍の勢いはますます加速しそうです。
特別賞
惜しまれつつ退任となった前ハロルド・ジョージ・メイ社長には特別賞を差し上げたいです。
プロ経営者とてダブルドーム大会を成功させたことは勿論、ファンに真摯な姿勢を見せる姿が印象的でした。
パンデミックによる最大のピンチを救ったのは、メイ社長の功績と言っても過言ではありません。
本当にありがとうございました。
さて、残す賞は“ベストバウト賞”のみとなりました。
MVPと並び栄えある賞を受賞するのは誰になるのか、どの試合になるのか…
ベストバウト賞
今年、最もファンの心を揺さぶったこの試合以上のベストバウトは存在しないでしょう。
日本武道館で行われたBOSJ優勝決定戦は、多くのファンを感動させてくれました。
ジュニアがビッグマッチのメインを飾れることを証明する試合だったとも言えるでしょう。
記録にも記憶にも残るフィナーレとなりました。
以上でトペブロ選定『プロレスAWARD2020』の発表は終わりです。
今年もあと僅かですが、最後の最後までプロレスを楽しもうと思います。
東京スポーツが発表する「プロレス大賞」は12月15日情報解禁です。
一体どのレスラーが選ばれるのか。
もし選考に不満があれば、あなたのMVPを発信することをお勧めします。