2月に試合が組まれていない棚橋弘至の契約更新はどうなっているのか?

棚橋弘至【撮影:koba】
“独り言考察”




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・30愛知大会で大一番を迎える棚橋弘至。

近年のNEVER無差別級選手権としては、最も注目されている試合と言っても過言ではないでしょう。

昨日のブログでもNEVER無差別級選手権を取り上げる記事を書きました。

後楽園ホールでの前哨戦では30分フルタイムのドローを繰り広げ、棚橋のいつもの合言葉にも余裕はありません。

『ちょっくら……ちょっくらじゃない、絶対NEVER獲ってきます!』

引用:新日本プロレス

 

一方、王者である鷹木信悟は慢心を見せず、勝利至上主義で挑戦者を迎え撃ちます。

 

今週末に行われるNEVER無差別級選手権は、記録にも記憶にも残る大熱戦となることでしょう。

棚橋が勝てば久しぶりのシングルのベルト戴冠となりますが、負ければIWGPは限りなく遠い存在になってしまいます。

 

棚橋弘至の試合が組まれていないという事実

 

そんな背水の陣である棚橋ですが、2月のスケジュールを見たら試合が組まれていませんでした

鷹木とのタイトルマッチ前哨戦が盛り上がっている中であまり気にしていませんでしたが、「THE NEW BEGINNING」シリーズはもう出番がありません

ビッグマッチである広島大会2DAYSにも棚橋の名前はなく…

2月半ばから始まる新シリーズ「Road to CASTLE ATTACK」はまだ対戦カードが発表になっていないので、それまでは短いオフということでしょうか?

 

新日本プロレスにおいて1月は契約更新時期です。

選手によっては公に情報を公開していますが、棚橋のSNSを見ても契約を更新したなどというツイートは見つけることができず…

心配になって色々探したところ、やっと契約更新情報を見つけることができました

無事、今年も契約を更新したそうです。

写真付きで載っているので、気になる方は棚橋弘至のオフィシャルブログをご覧ください。

 

コロナ禍で会場の半分も動員できないことを考えれば、選手の契約更新は心配要素があります。

仮にフリーランスで試合している選手も、今後の試合参戦数は見直されるはずです。

そう思うと “あの選手” の言動は、思いやりからの行動なのではないかと気付かされました

 

内藤哲也の優しさ

 

東京ドーム大会で飯伏幸太に敗れた内藤哲也は、今現在テーマがない事を公言し他の選手に元二冠王者の「内藤」の名前を出した方がいいとアドバイスを送っていました

この内藤の発言に反応したのは本間朋晃、ヤングライオンの辻陽太、グレート・オーカーンの3人です。

そして、内藤自ら絡みに行った選手は本間朋晃でした

 

フリーランスとして新日本に参戦している本間は、他の選手以上に試合で目立たなければ定期的に参戦は難しい立場です。

昨年もコロナ禍で試合に出場できない時期は、収入がほぼゼロだということを赤裸々に語っていました。

【新日本】本間コロナ禍で収入ゼロ 昨年マイホーム購入「おいおい俺大丈夫かよ」

 

選手の契約更新と年間スケジュールは密接に関係していると思います。

コロナ禍で試合数が限定される現状では、全ての選手を起用することは難しいのが現実です。

例年より試合数が少なるなる選手もいるでしょう。

フリーランスより契約選手を優先するのは、企業である以上仕方のない事だと思います。

 

そんなフリーの本間に対し、奮起を促しバックステージで揶揄するのは内藤哲也という男の優しさかもしれません

例え内藤とのシングルマッチが組まれなくとも、ファンは次のチャンスを期待するはずです。

 

棚橋弘至と内藤哲也

 

実は昨年の1月も、内藤はある選手に対しバックステージで辛辣なコメントを残していました。

『オレは前半戦のみの出場だけど、対戦相手に常にドゥルセ、そして棚橋弘至がいるわけで、今日オレが2本のベルトを持って入場したことに関して、棚橋はどう思ったかねえ? もう、内藤哲也っていう存在が、遠い存在すぎて、何も感じることはなかったかな? でもさあ、オレは2019年9月27日(現地時間)、(アメリカ・マサチューセッツ州)ローウェルでの試合のこと、忘れてないからね。“だから何?”ってわけじゃないけど、また棚橋弘至が浮上してくるその日を、楽しみに待ってますよ。ま、彼が浮上することは、もう2度とないと思うけどね。じゃ、また明日、松山でお会いしましょう。アディオス』

引用:新日本プロレス

 

この年の東京ドーム大会2DAYSで2日連続闘い二冠王者に輝いた内藤と、クリス・ジェリコに拾われる形でスペシャルシングルマッチを闘って敗北した棚橋。

「FANTASTICA MANIA」シリーズ初日のバックステージで棚橋の名前を出したのも、2020年の再浮上を期待してのことでしょう。

結果、コロナ禍により数か月試合が行われない時期はありましたが、棚橋はIWGPタッグ王者に輝くという結果を残しました。

 

次は、シングルで結果を出す番です。

しばらくシングルのベルトを巻いていない棚橋。

もし今週末の愛知大会で棚橋がNEVER初戴冠を成し遂げれば、暇を公言する男にチャンスを与えることもできるでしょう

今現在、手ぶらの2人がどんな道を歩くのか。

上り坂か、下り坂か、そしてその道は交錯するのか…

2021年もこの2人からは目が離せません。