EVILによる政権交代で「KOPW2021」がより面白くなる理由

EVIL【撮影:KOPW】
“独り言考察”




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スリングどんたく」では様々な対戦カード、様々なタイトルマッチが組まれていますが、中でも政権交代を期待しているのが「KOPW2021」です。

「KOPW2020」覇者である矢野通は、現在も「KOPW2021」保持者であります。

その矢野が持つKOPWに挑むのは、バレットクラブで不動のポジションを確立しつつあるEVIL。

4・28鹿児島大会で対バレットクラブ集大成とも言える争奪戦が決定しました。

 

KOPWの魅力と無限の可能性

 

昨年7月にオカダカズチカの提案から設立されたKOPWですが、試合をする選手それぞれがルールを持ち寄り、ファン投票でそのルールを決めるというもの。

今現在は矢野通の独壇場となっているタイトルですが、ルールと選手の組み合わせにより無限の可能性を秘めたタイトルです。

 

私が特に好きだったルールは、小島聡とエル・デスペラードの「必殺技禁止マッチ

禁止されたラリアットを放って負けた小島と、ラリアットを出させて試合に勝ったものの勝負に負けたデスペラード。

通常ルールとは違う中で、これほどまでエモーショナルな試合になろうとは…

この試合に感じた魅力については、以前の記事をご覧ください。

 

EVILをKOPW政権に推す理由

 

KOPWならではの特別なルールと矢野マジックで見るものを魅力し続けるKOPW争奪戦。

特別ルールを巧く使いこなす矢野ですが、他の選手の中にも適性を持つ者は他にもいるでしょう。

その1人が闇落ちしたEVILだと思っています。

 

昨年、ロスインゴを裏切りバレットクラブ入りしたEVILは、今までの闘い方を捨てダーティーファイトや介入有りの試合展開で、手段を選ばない形で勝利を積み上げてきました。

これまで幾度もファンから非難されていたことでしょう。

 

しかし、ルール上反則が有りになればそれは試合を面白くする要素になります。

EVILが提案する理不尽なルールが採用されれば、どんな選手もEVILワールドに引き込まれるでしょう

逆も然り。

対戦者が一切のダーティーファイトを禁止するルールにすれば、EVILは真っ向勝負をするしかありません。

そうなればロスインゴ時代のスタイルに近くなります。

恐らく、多くのファンがEVILの真っ向勝負を見たいと思っていることでしょう。

今のEVILの実力値が見れる試合になるはずです。

 

NEW JAPAN CUP直前の大阪城ホール大会で、オカダカズチカとシングルマッチを闘ったEVIL。

試合には負けたものの終盤になっても衰えない運動量は、コンディションの良さを感じることができました。

ディック東郷というリミッターが外れたとき、完全無欠の闇王が誕生することでしょう。

 

EVILと矢野のKOPW争奪戦ルール

 

4・28鹿児島大会でKOPW争奪戦を闘うEVILですが、まだ具体的なルールは公言していません。

一方、矢野はEVIL戦に向けたヒントを口にしていました。

 

矢野の言う『暗闇の怖さ』とは目隠しマッチということなのか?

いずれにしてもEVILが矢野ワールドを凌駕したとき、180度違ったKOPW争奪戦を見ることになるでしょう。

小島 vs デスペラード戦の様なエモーショナルな試合になることを期待しています。