ロスインゴ勢のシングル2連勝で幕を閉じた4・26広島大会。
SANADAも内藤哲也も紙一重の勝利ではありましたが、再びIWGPを目指すための第1歩となりました。
この日、シングルマッチと同等以上に白熱したのが、ロスインゴとユナイテッド・エンパイアのタッグマッチ。
連携力とダイナミックなプロレスを得意とする両ユニットですが、今まで以上にスピーディーな攻防は圧巻でした。
「レスリングどんたく」シリーズも残すところ後6大会。
さらにハイレベルな試合が期待できそうです。
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— njpwworld (@njpwworld) April 26, 2021
逆転に望みを繋げた内藤哲也の次のビジョン
激闘を制したからには次のステップに進む権利があるでしょう。
内藤は『東京ドームのメインに必ず戻ってくる』というファンとの約束があり、次の一手に注目が集まっています。
東京ドームのメインにたどり着くにはIWGP世界ヘビー級のベルトか、その挑戦権が必要です。
しかし、東京スポーツの取材に答えた内藤は、団体最高峰であるIWGPを即座に狙うことを否定しました。
『大会後に本紙の取材に応じた内藤は、即座に同王座を狙うことを否定した。同王座戦線は5月4日の福岡国際センター大会で鷹木信悟(38)が王者オスプレイに挑戦し、同29日の東京ドーム大会でオカダ・カズチカ(33)がその勝者に挑戦する。現状を客観視した上で内藤は「これで彼らの横に並べたとは思ってないんでね。まだNJC1回戦負けの俺が、2回戦負けのオーカーンに勝っただけですよ。野球で例えるなら、ランナー一塁みたいなものです」と説明。まだ実績不足とした』
引用:東スポWEB
さらには、一発逆転ではなく“コツコツ”と実績を積み重ねる可能性も口にしています。
『どうやってこのチャンスを得点に結びつけるのか。ホームランだけが点の取り方じゃないでしょ。オーカーンより実績のある相手とのシングルを狙うのもいいし、タッグ(戦線)からだって何か生まれるかもしれない。いろいろな方法で、俺はあの舞台に戻ることを見てますよ』
引用:東スポWEB
【新日本】内藤がIWGP世界ヘビー戦線直行を否定 挑戦者の実績作りを優先 https://t.co/nOTzh9gNyA
— 岡本佑介@東京スポーツ新聞社 (@okamotospo) April 27, 2021
狙うはシングルかタッグか
具体的な名言は避けたものの、次のステップもなるヒントを口にした内藤哲也。
実績のある選手とのシングルマッチを狙うのか、何かが生まれるタッグマッチを狙うのか、非常に気になるところです。
もし、今現在一番美味しい獲物を狙うとすれば、それはNEVER無差別級6人タッグのベルトかもしれません。
現王者のCHAOSの3人(石井智宏、後藤洋央紀、YOSHI-HASHI)ですが、先日の防衛戦で最多タイとなる連続防衛記録を4回に伸ばしました。
次の防衛戦に勝利すれば、最多連続防衛記録を塗り替えることができます。
NEVER6人タッグ王座は、石井、後藤、YOSHI-HASHIの3人のイメージと言っても過言ではありません。
決して諦めず粘り強く闘うは、確実にNEVERの価値を上げました。
その価値の上がったNEVER6人タッグに、内藤率いるロスインゴが挑めば贅沢なタイトルマッチとなるでしょう。
CHAOS vs ロスインゴの極上カードが完成されます。
ヘビー級のベルトでまだ内藤が戴冠したことのないベルトは、新設されたIWGP世界ヘビーを除くと、IWGP USヘビーとNEVER6人タッグの2つのみです。
将来的に全て戴冠できれば “グランドスラム” 達成と言えるでしょう。
バックステージコメントに要注目
5月の横浜スタジアム大会は、緊急事態宣言の影響で前哨戦である後楽園ホール大会はなくなりました。
【重要】
5月8日(土)、10日(月)、11日(火)後楽園ホール大会中止のお知らせhttps://t.co/3rhbDux5mh#njpw #njwgs pic.twitter.com/GrAb0LYZI3
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) April 26, 2021
つまり、対戦カードの決定は選手のバックステージでの主張が色濃く反映されるでしょう。
今日と明日は「レスリング薩摩の国」鹿児島大会2連戦が行われます。
早速、内藤が次の一手に言及するかもしれません。
逆転の内藤哲也が描く未来はシングル戦なのか、タッグ戦なのか。
2021年の反撃がこれから始まろうとしています。