昨日、当ブログでも取り上げたジョン・モクスリーの「NJPWトップレスラー」対戦熱望報道。
9月5日に行われるAEWのPPV大会「ALL OUT」にて実現したいと、モクスリーがトニー・カーンに進言したと話題になっています。
この報道がどこまで信憑性の高いものかは分かりませんが、実現したら大きな話題となるでしょう。
これまでKENTA、永田祐志、ロッキー・ロメロ、成田蓮、ヒクレオがAEWのリングに上がりましたが、更なるトップレスラーが禁断の扉を開くことになるのか?
海外ファンの間で有力視されているのは棚橋弘至ですが、ここで気になるのはG1クライマックスに間に合うのかどうかということです。
AEWの「ALL OUT」が行われるのは現地時間の9月5日、日本で行われるG1クライマックスの開幕日は9月18日。
ALL OUTが行われるシカゴと東京の時差は14時間です。
日本人であろうと外国人であろうと日本への入国は、14日間の待機期間が必要となります。
「ALL OUT」の翌日にシカゴを飛び立てば、9月7日に日本へ入国できる計算です。
結果、7日に入国した場合の待機期間14日後は9月20日となり、G1開幕戦には間に合わない計算になります。
しかし、「ALL OUT」に出場した選手はG1クライマックスに絶対エントリーできないかと言われたら、YESとは言えません。
普通に考えたら不可能でしょうが、少しイレギュラーなスケジュールを組めば実現可能です。
まずは、今年のG1クライマックスの序盤の日程を見てください。
開幕2連戦の後は中3日空きます。
9月18日(開幕戦) | Aブロック |
9月19日 | Bブロック |
9月23日 | Aブロック |
9月24日 | Bブロック |
9月26日 | Aブロック |
9月29日 | Bブロック |
例年通り日替わりで各ブロックの公式戦が行われると予想されますが、「ALL OUT」に出場し日本へ入国した選手の待機期間は9月20日の予定です。
つまり、23日に行われる大田区総合体育館大会からは参加できることになります。
23日に公式戦1試合目を行い、翌24日に公式戦2試合目を行えば、開幕2連戦の欠場を取り戻せるということ。
恐らく、該当選手は自然とBブロックになるでしょう。
Bブロックなら23日、24日と連戦になっても次の公式戦まで中4日空くことになるからです。
リーグ序盤から公式戦2連戦と体力的に厳しいスケジュールになりますが、物理的には不可能ではありません。
そう言えば直近で2試合連続シングルマッチを行った選手がいました。
ドルフィンズアリーナで24分超の激闘を制し、翌日の東京ドームでは37分越えのタイトルマッチを闘い抜いています。
【TOKON SHOP Globalプレゼンツ】
8月13日(金)午前11時から
「棚橋弘至選手オンラインサイン会(Hiroshi TanahashiOnline Meet & Greet)」
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— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) July 30, 2021
あとは、新日本プロレスがイレギュラーなスケジュールを組むかどうかでしょう。
あまりイレギュラーを好まない新日本ですが、今年は旗揚げ記念日大会にNEW JAPAN CUPを開幕させ、珍しくトーナメントにシード枠を作りました。
コロナ禍において臨機応変な対応は必須です。
一方で「ALL OUT」への参加は、メットライフドーム2連戦への不参加を意味します。
それだけではありません。
日米共に感染者増により入出国条件は日々変わる可能性があり、タイミングが悪ければ帰国できなくなる可能性もあります。
国を跨いでの移動は、感染リスクが高まることも頭に入れなくてはなりません。
リスク覚悟で挑戦するか、リスクは極力避けるか…
G1クライマックス出場選手発表にも影響が及びそうです。