永田お墨付きのレスリング「香」代表候補は、五輪後に新日本プロレス入団予定

オレッグ・ボルチン【撮影:koba】
国内プロレスニュース




Pocket

夏に行われる予定である東京オリンピック終了後、カザフスタン(香)のレスリング代表候補が新日本プロレスに入団することになりそうです。

現在、新日本には元レスリングの猛者が多く存在しますが、近年オリンピックに出場し新人として入団した選手はいないでしょう。

ヘビー級の序列をひっくり返しそうな大型新人の加入となりそうです。

 

永田裕志にはオレッグと呼ばれ、永田を先生と呼ぶ間柄。

遠くない将来、新日本のリングで師弟共演も見られるかもしれません。

 

大学レスリング界で「黒船」と言われたオレッグ・ボルチン

 

『4月18日、アジア選手権最終日。男子フリースタイル125kg級で優勝したオレッグ・ボルチン(カザフスタン=新日本プロレス職、山梨学院大卒)は、大会翌日、流暢な日本語で激闘を振り返った。試合の大半は逆転勝ち。1回戦のモンゴルで戦は3-2で競り勝った』

引用:日本レスリング協会公式サイト

 

アジア選手権で優勝しオリンピック出場に望みを繋げた、レスリング・カザフスタン代表候補のオレッグ・ボルチン。

19歳から長期的に日本に滞在しているというボルチンは、山梨学院大を卒業し流暢な日本語を話すと言います。

大学を卒業後は新日本プロレスの親会社であるブジロードに就職。

数年前のデータでは身長187CM、体重120kgの大型レスラーで、日本では学生時代に1回しか負けていないレスリングの猛者とのこと。

 

この投稿をInstagramで見る

 

Boltin Oleg(@boltin.oleg)がシェアした投稿

 

ブジロードクラブに在籍しているボルチンですが、本人の希望があれば新日本プロレスのレスラーとしてプロレスラーになることが可能だそうです

そして、本人も日本でプロレスラーになることを目指しているとのこと

ブジロードクラブとは

2012年7月、レスリングでのオリンピック出場を目指す選手を育成することを目的に、株式会社ブシロードが全面バックアップしていく新規プロジェクトとして誕生したレスリングチーム。監督には新日本プロレスの永田裕志選手が就任し、ブシロード・木谷高明取締役とのスカウト活動は大きな注目を集めています
ブシロードクラブでは、アマチュアレスリングに打ち込める環境を提供する他、本人の希望があれば新日本プロレスのリングでプロレスラーとして活躍することも可能です
現在は山口剛(フリースタイル97kg級)、オレッグ・ボルチン(カザフスタン/フリースタイル120kg級)と2名の選手を擁し、2020東京五輪を見据えて国内はもちろん国際大会でも目覚ましい活躍を見せています。

 

以前、木谷オーナーも人材発掘が最大の課題と話していました。

もし、ボルチンがオリンピック出場権を獲得すれば話題性も十分でしょう。

来年、新日本プロレス50周年YEARの東京ドーム大会でデビューさせたいという青写真も描いているかもしれません。

 

コロナ禍の影響で昨年8月以降日本に戻れていないボルチンは、現在母国カザフスタンでオリンピック代表入りを目指しています。

一方で、早く帰りたいと口にするほど、日本を第二の故郷と思っているようです。

『日本にきてすぐ(13年9月)に東京で五輪が決まって。絶対出たい」。そして、続ける。「その後は新日本で頑張ります。技もすごい。やりたいです」。現在所属するのは興隆著しい新日本プロレスの親会社のブシロード。五輪の活躍を手土産に、マットからリングが主戦場となる』

引用:日刊スポーツ

 

現在、28歳のボルチンは11歳にして185CMあったものの、子供の頃はいじめられていたそうです。

いわゆる「ガリガリ」だったボルチンを心配した両親が、近所のレスリングジムに通わせたのが転機になり屈強なレスラーが誕生しました。

 

東京オリンピック出場を目指すボルチンは、6月に開催予定のポーランド国際大会の成績次第でカザフスタン代表候補になれるかどうか決まるそうです。

カザフスタン代表になれば、今夏日本でその勇姿を見ることができるでしょう。

そして、五輪終了後の新日本入団も楽しみにしたいと思います。