レスリングどんたく福岡大会で2日目に起きた、もう一つのサプライズ。
それは…
謎の男が内藤哲也を襲撃
そして、その男とは…
クリス・ジェリコ
もはや、サプライズというより事件です。
まさか、観客席に忍び込んで内藤を襲撃するなんて考えもしませんでした。
世界有数のプロレスラーでありエンターテイナーであるクリス・ジェリコに、度肝を抜かれたファンも多かったでしょう。
ただし、この後の展開が物議を呼ぶことになってしまいます。
内藤の頭部を攻撃し続けたジェリコでしたが、集中的に攻撃したことにより内藤の額が切れ大量に流血。
しかし、流血の影響がジェリコの打撃ではなく、映像にはレフリーが内藤の額を切ったという風に見えたということ。
その映像を見た方にはそういう風に映ったかもしれないし、SNSではその場面が晒され、Twitterのタイムラインではいろんな意見が飛び交いました。
・こういう演出は昔からある
・そういうのも含めてプロレス
・萎えた
・モヤモヤした気持ちが収まらない
・それが事実でも晒す必要はない
私自身も古くからプロレスを見ていますが、過去そう言った演出が行われていたという噂は聞いたことがあります。
多くの方が言うように、そういったことが昔は行われていたかもしれません。
そして、今回の映像を見る限り、確かにレフリーが内藤哲也の頭部に何かをしているように見えます。
しかし、決定的な映像に見えて、実は決定的な部分が見えていないのも事実です。
ではここからは、レフリーが内藤選手の頭部を切った前提で話をします。
そしてこの前提の場合、2つの疑問があります。
①なぜレフリーは内藤哲也の頭部を切ったのか
昔はどうだったか分かりませんが、今回はクリス・ジェリコからの指示があったのではないでしょうか?
今現在、試合の映像はワールドを通じて全世界に配信されています。
世界を驚かす衝撃を作り出すため、内藤が流血するほどの襲撃がレスリングどんたくに登場する条件だったのかもしれません。
そして、攻撃しても頭部から出血しなかった場合、レフリーが内藤の頭をカットするという契約。
ジェリコの要望を受け、イレギュラーでその条件を会社(新日本)が承諾したのではないでしょうか。
そうなると内藤の頭をカットしたレフリーも、犠牲者の一人と言えるでしょう。
②なぜ内藤哲也はキレたのか
レフリーが内藤の頭をカットしたと仮定して、勿論レフリーにカットされたという事実に本人も気付きます。
そしてその瞬間、ジェリコと会社がそういう演出を選択したという事実に気付いたのでしょう。
内藤が自らを運ぶ担架を投げ、ヤングライオンに八つ当たりした理由は…
この時代に、やらせとも捉えられる演出を工作したことにキレたのではないでしょうか?
今の新日本にとって、あんな演出は必要ありません。
昔と違い、会場には若い女性や子供も多く来場します。
あの試合に子供を連れてきた親は、もう一度会場に子供と一緒に行きたいと思うでしょうか?
まだプロレスファン歴が浅い女性に、あの大流血も新日本プロレスだと納得させるのでしょうか(故意に流血させようとした行為)?
そんなことをしなくても、今の新日本プロレスを楽しむコンテンツが沢山あり、内藤が目指す夢を実現するにはもっと新規ファンの獲得が重要です。
“ある選手”が、こんな言葉を残してます。
『変わろうとする思い、変わろうとする覚悟、そして一歩踏み出す勇気も、俺は大事なことじゃないかなぁって思います。』
引用:新日本プロレス
プロレスも変わる必要がある。
それは選手も会社(新日本)も一緒。
これからのプロレスが目指す場所は、クリス・ジェリコが演出する“ソッチ”の世界じゃなく、今まで誰も見たことのない新しいプロレスの世界なのではないでしょうか。
バックステージに戻って冷静さを取り戻した内藤が、こんな発言をしています。
『ここは俺のホームだぜ。
新日本プロレス、そしてここ日本は俺のホームだぜ。
これだけやっといて、何もダメージ負わずに帰れると思うなよ。』
引用:新日本プロレス
内藤哲也 vs クリス・ジェリコの対決は、おそらく6・9ドミニオンか、7・7サンフランシスコ大会。
その時は、あの夜の倍返しとなる鉄槌を、内藤が下すことでしょう。
その鉄槌の相手は、クリス・ジェリコであり、新日本プロレスに対してかもしれない…
あくまで、仮説であり前提の話しをしました。
それでも、あのシーンにモヤモヤを感じている多くの新日本プロレスファンに、この仮説が届くことを切に願います。
とは言っても、福岡大会での事件はジェリコの攻撃で流血したというのが大前提です。
まだ先の話ですが、来年のレスリングどんたく2DAYSにどんなサプライズが起きるか?
今年の衝撃を超える衝撃があるのか?
新日本プロレスの企画力に、期待したいと思います。
いや、やっぱり期待しない方がいいんですかね?
過度な期待は背伸びしたくなるのが本能なので。
勿論、これは新日本に対する嫌味なんかじゃありません(最後の3列は棒読み)。