ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(以下BOSJ)の公式戦が終了し、優勝決定戦へはディフェンディングチャンピオンの高橋ヒロムと、初の決勝戦進出となったYOHが勝ち上がりました。
ヒロムの二連覇かYOHの初制覇か、12・15両国国技館大会が運命が決まります。
【いよいよ、あと3日!】
『BEST OF THE SUPER Jr.28』優勝決定戦は、高橋ヒロムvsYOHに決定!!『WORLD TAG LEAGUE 2021』優勝決定戦も同日開催!
12月15日(水) 18時30分~ 両国国技館大会!
※チケットは好評発売中!
⇒https://t.co/fEwtJWwcDG#njwtl #njbosj #njpw pic.twitter.com/d7tHdpEKJ6— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) December 12, 2021
王者として優勝して東京ドームは挑戦者を指名すると約束していたエル・デスペラードですが、残念ながら未達となってしまいました。
IWGPジュニア王者としてBOSJを優勝できれば、今年の新日本の顔はデスペラードだと言えたかもしれません。
ヒロムとドームで闘うことになるのか、YOHと闘うことになるのか、両国の優勝決定戦を見守ることになるでしょう。
一方で毎年恒例の東スポ制定「プロレス大賞」ですが、13日の本日選考会が行われ、翌14日各賞の発表となります。
スーパージュニアの結果もWORLD TAG LEAGUEの結果も加味されないことは残念ではありますが、個人的に注目しているのはデスペラードが初受賞するのではないかということです。
今年のプロレス大賞は13日に選考会議、14日に発表です。
全ての方にご納得いただける選考は不可能に近いので気の重い仕事ですが、約15年記者をやってきたので今さら言ってられません。
選考委員なのに投票にひよってるやついる?いねえよなあ?!もちろん異論は尊重致します。よろしくお願いします。
— 岡本佑介@東京スポーツ新聞社 (@okamotospo) December 12, 2021
4つの椅子を争うデスペラード
過去数年を振り返っても純粋にジュニアとして「プロレス大賞」を受賞したのは、昨年敢闘賞を受賞した高橋ヒロムだけです。
それ以前となるとベストバウト賞を受賞した2010年まで遡ることになります。(田口隆祐&プリンス・デヴィット×飯伏幸太&ケニー・オメガ)
各賞のラインナップは下記の通りです。
▪︎最優秀選手賞(MVP) ▪︎年間最高試合賞(ベストバウト) ▪︎最優秀タッグチーム賞 ▪︎殊勲賞 ▪︎敢闘賞 ▪︎技能賞 ▪︎新人賞 ▪︎女子プロレス大賞 ▪︎功労賞 ▪︎レスリング特別賞 |
仮にデスペラードが個人賞を受賞するなら、最優秀選手賞(MVP)、殊勲章、敢闘賞、技能賞の4つです。
恐らく、この4賞のうち2賞は新日本の鷹木信悟、プロレスリング・ノア(以下NOAH)の武藤敬司が受賞すると思います。
鷹木はIWGP世界ヘビー級王座初戴冠に加え、3度防衛に成功しています。
新日本で最も目立つ活躍をした選手と言えるでしょう。
NOAHの武藤は主要3団体のベルトを獲得し、グランドスラムを達成しました。
新日本のIWGPヘビー級王座、全日本の三冠ヘビー級王座に続き、NOAHのGHCヘビー級王座を獲得した今年は、プロレス大賞のMVP最有力候補と言えるかもしれません。
4つの賞の内、2つは鷹木と武藤が獲得することになるでしょう。
残り2つは誰と誰が獲得することになるのか?
ライバルは秋山準、丸藤正道、中嶋勝彦、ジェイク・リー、シュン・スカイウォーカー、飯伏幸太、ウィル・オスプレイ、グレート・オーカーン、HAYATAなど、今年のプロレス大賞は激戦が予想されます。
前回のプロレス大賞は、コロナ禍の影響で授賞式は行われなかったと記憶しています。
今回は感染者数が現状のままなら、2年振りに授賞式が行われる可能性が高いでしょう。
新日本プロレスのジュニア代表としてコメントを残すことは、結果としてジュニアの地位向上に繋がると思っています。
果たして、デスペラードは「プロレス大賞」初受賞できるのか。
14日未明に明らかになることでしょう。