デスペラードは「プロレス大賞」初受賞なるか

エル・デスペラード 【撮影:koba】
雑感




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スト・オブ・ザ・スーパージュニア(以下BOSJ)の公式戦が終了し、優勝決定戦へはディフェンディングチャンピオンの高橋ヒロムと、初の決勝戦進出となったYOHが勝ち上がりました。

ヒロムの二連覇かYOHの初制覇か、12・15両国国技館大会が運命が決まります。

 

王者として優勝して東京ドームは挑戦者を指名すると約束していたエル・デスペラードですが、残念ながら未達となってしまいました。

IWGPジュニア王者としてBOSJを優勝できれば、今年の新日本の顔はデスペラードだと言えたかもしれません。

ヒロムとドームで闘うことになるのか、YOHと闘うことになるのか、両国の優勝決定戦を見守ることになるでしょう。

 

一方で毎年恒例の東スポ制定「プロレス大賞」ですが、13日の本日選考会が行われ、翌14日各賞の発表となります。

スーパージュニアの結果もWORLD TAG LEAGUEの結果も加味されないことは残念ではありますが、個人的に注目しているのはデスペラードが初受賞するのではないかということです

 

4つの椅子を争うデスペラード

 

過去数年を振り返っても純粋にジュニアとして「プロレス大賞」を受賞したのは、昨年敢闘賞を受賞した高橋ヒロムだけです。

それ以前となるとベストバウト賞を受賞した2010年まで遡ることになります。(田口隆祐&プリンス・デヴィット×飯伏幸太&ケニー・オメガ)

各賞のラインナップは下記の通りです。

▪︎最優秀選手賞(MVP)

▪︎年間最高試合賞(ベストバウト)

▪︎最優秀タッグチーム賞

▪︎殊勲賞

▪︎敢闘賞

▪︎技能賞

▪︎新人賞

▪︎女子プロレス大賞

▪︎功労賞

▪︎レスリング特別賞

 

仮にデスペラードが個人賞を受賞するなら、最優秀選手賞(MVP)、殊勲章、敢闘賞、技能賞の4つです

恐らく、この4賞のうち2賞は新日本の鷹木信悟、プロレスリング・ノア(以下NOAH)の武藤敬司が受賞すると思います。

鷹木はIWGP世界ヘビー級王座初戴冠に加え、3度防衛に成功しています。

新日本で最も目立つ活躍をした選手と言えるでしょう。

 

NOAHの武藤は主要3団体のベルトを獲得し、グランドスラムを達成しました。

新日本のIWGPヘビー級王座、全日本の三冠ヘビー級王座に続き、NOAHのGHCヘビー級王座を獲得した今年は、プロレス大賞のMVP最有力候補と言えるかもしれません。

 

4つの賞の内、2つは鷹木と武藤が獲得することになるでしょう。

残り2つは誰と誰が獲得することになるのか?

ライバルは秋山準、丸藤正道、中嶋勝彦、ジェイク・リー、シュン・スカイウォーカー、飯伏幸太、ウィル・オスプレイ、グレート・オーカーン、HAYATAなど、今年のプロレス大賞は激戦が予想されます。

 

前回のプロレス大賞は、コロナ禍の影響で授賞式は行われなかったと記憶しています。

今回は感染者数が現状のままなら、2年振りに授賞式が行われる可能性が高いでしょう。

新日本プロレスのジュニア代表としてコメントを残すことは、結果としてジュニアの地位向上に繋がると思っています。

 

果たして、デスペラードは「プロレス大賞」初受賞できるのか。

14日未明に明らかになることでしょう。