昨日、「ドミニオン」の主要カードが発表されたのに伴い「Road to DOMINION」シリーズ後楽園ホール大会の対戦カードが発表となりました。
【6月1日(火)後楽園大会の全カード決定!】
メインは、“IWGPタッグ選手権” タマ&タンガvsタイチ&ザック!
セミでは、オカダと鷹木、後藤&石井&YOSHIと内藤&SANADA&BUSHIがタイトル前哨戦!
ファンタズモも参戦!
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【6月2日(水)後楽園大会の全カード決定!】
メインは、“NEVER無差別級6人タッグ選手権” !
後藤&石井&YOSHI-HASHIに内藤&SANADA&BUSHIが挑戦!セミは、飯伏&ワトvsコブ&オーカーン!
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ドミニオンの開催が中止や延期にならなかったことは嬉しいですが、日程が日曜日から月曜日にスライドしたことで、観戦予定が不可能になってしまったファンも多くいると思います。
嬉しさと虚しさが両方存在しますが、しばらくこういう対応が続く可能性はあると思っていた方が良いのでしょう。
一方で、最後の前哨戦となる大田区総合体育館大会の対戦カードは発表されませんでした。
なぜ、この大会だけが発表されないのだろうと思ったファンもいるでしょう。
実は大田区総合体育館は緊急事態宣言が解除されるまでの間、原則使用を停止しています。
1回目の緊急事態宣言延長時は、延長宣言から4日後に施設の使用停止を発表しました。
恐らく2回目の延長である今回も、4日以内に施設使用停止の有無を発表するのでしょう。
つまり、大田区総合体育館大会の対戦カードが発表にならなかったのは、中止になる可能性が高いからだと思われます。
とは言っても、施設利用制限が緩和される可能性もあるでしょう。
現に2回目の宣言延長では映画館、美術館、博物館は緩和の方向で調整していると報道されています。
現時点(5月30日8:00)で大会のチケットは販売停止状態ですが、施設の使用停止が解除されれば再度チケットは販売されるでしょう。
施設の使用停止延長が決定されるかどうかが、大田区総合体育館大会の運命を左右するということです。
大田区総合体育館大会の開催が決定した場合の悩み
ここからが本題です。
もし施設の使用停止が緩和され、大田区総合体育館大会が開催されるとなればどんなことが想定できるでしょう。
発表されていない対戦カードを組み立てる必要があるのと同時に、同週に行われる2つの後楽園ホール大会と同等以上の試合を組まなければなりません。
6月1日と2日の後楽園ホール大会では、初日にIWGPタッグ選手権、2日目にNEVER無差別級6人タッグ選手権が行われます。
大田区総合体育館大会のメインは、何かしらのタイトルマッチが相応しいと思われますが、直後のドミニオンのカードを考えるとそれも難しいのが現状です。
6・1後楽園 | IWGPタッグ選手権 |
6・2後楽園 | NEVER無差別級6人タッグ選手権 |
6・4大田区 | ??? |
6・7大阪城 | IWGP世界ヘビー級選手権 IWGPジュニアヘビー級選手権 |
「Road to DOMINION」シリーズで行われないタイトルマッチはご覧の通り。
▪︎NEVER無差別級選手権
▪︎IWGPジュニアタッグ選手権
▪︎IWGP USヘビー級選手権
▪︎KOPW争奪戦
NEVER王者であるジェイ・ホワイトは今シリーズ参戦していないので、同タイトルマッチを行うことは現実味がありません。
USヘビーも同様に現王者のジョン・モクスリー が急遽来日する可能性は現実味がなく、同タイトルマッチが行われる可能性はゼロに等しいです。
KOPW争奪戦も試合ルール決めが大前提なので、現保持者の矢野がシリーズに参戦していない以上、他タイトルと条件は一緒です。
ジュニアタッグ選手権のみが可能性としては残りますが、シリーズの対戦相手がリマッチを行なっている鈴木軍であり現実味はないでしょう。
つまり、大田区総合体育館大会が開催されることになれば、スペシャルシングルかスペシャルタッグマッチ、もしくはイリミネーションマッチがメイクイベントに据えられることになると思います。
スペシャルタッグマッチであれば、ドミニオンの目玉であるオカダカズチカと鷹木信悟対戦が濃厚でしょう。
例えば「オカダ&石井 vs 鷹木&内藤」は魅力的なカードです。
しかし、後楽園ホール大会がタイトルマッチが行われるなら、これだけでは物足りないと思われてしまっても仕方がありません。
では、一体このピンチを救うのは誰になるのか…
棚橋弘至は団体のピンチを救えるか!?
このピンチを救えるのは、長年に渡り新日本プロレスを救ってきた棚橋弘至しかいないでしょう。
現状、次期シリーズテーマがない棚橋ですが、「Road to DOMINION」シリーズ後楽園ホール大会の対戦相手には2日間とも「レスリングどんたく」福岡大会以来の試合となるEVILがいます。
EVILも同様に次のテーマはありません。
しかし、両者の肩書きは前NEVER無差別級王者と元二冠王者です。
2人の因縁が再発すれば、多くのファンが注目します。
棚橋がEVILに“エサ”を蒔けば、食いつく可能性は十分にあるでしょう。
スポーツ紙の取材で『(ファンの)期待感が下がっている』と語っていますが、そんなことはありません。
棚橋への期待値は下がるどころか年々上昇しており、下がらないのはエースの食欲だけです。
取材で語った“炎の100番勝負”を実行する為にも、最初のターゲットを早々に見つける必要があるでしょう。
【新日本】爆太り棚橋が自らに課す〝炎の100番勝負〟「僕、注目されてないと緊張感続かないんで」 https://t.co/DwFknz2Z5Z
— 岡本佑介@東京スポーツ新聞社 (@okamotospo) May 26, 2021
『自分に試練を課していきたい。負荷をかけて。日々の緊張感を一層保つために、シングルマッチを連続でやりたい。藤波(辰爾)さんが「飛龍十番勝負」をやってたんですけど、100番勝負とかやりたいです』
引用:東スポWEB
大田区総合体育館大会の開催は未定だけど…
恐らく、大田区総合体育館大会は中止になるでしょう。
しかし、可能性がゼロではない限り、エースの“種蒔き”に期待しています。
スペシャルタッグがメインになるか、スペシャルシングルがメインになるかは、エースの手腕に全てが掛かっていると言っても過言ではありません。
次期シリーズでEVILを生かすも殺すも棚橋次第。
緊張感を持続させられるかどうかも棚橋の意思次第です。
鉄の意思を継続させる為にも、エースの一挙手一投足に注目したいと思います。