大阪城ホールでの劇的勝利から一夜明け、6月8日夕刻に会見が行われました。
試合後、次の挑戦者に指名した飯伏幸太に対し、改めて強い想いを語った鷹木信悟。
同じ「57年会」のメンバーでもある飯伏に対し、同世代への対抗心を熱弁しました。
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🏯DOMINION in OSAKA-JO HALL🏯一夜明け会見
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『まあでも、オカダ、棚橋とかいるけど、俺は内藤とか飯伏のような同世代の人間に負けるのが一番イヤだから、やっぱりアイツらと競争してきたっていうのがつねに……。これはもう飯伏がデビューして、内藤なんかは浜口道場の時から一緒なので、俺は新日本に来た理由はいろいろあるけど、やっぱ飯伏を追いかけてきたっていうのは過言じゃないんだよね』
引用:新日本プロレス
ちなみに「57年会」とは57年生まれのレスラーと東スポ記者で集まっていた会の名称。
鷹木信悟がIWGPを初戴冠したことで、新日本プロレスにいる「57年会」メンバーは全員それぞれの階級で最高峰のベルトを巻いたことになります。(内藤哲也、飯伏幸太、石森太二)
鷹木のIWGP初戴冠は祝福すべきことであり、多くのファンが納得できる新王者誕生ですが、敗北したオカダカズチカのコメントが衝撃的だったことも今回触れたいと思います。
まさかオカダがここまで弱気なコメントを残すとは…
『僕には縁がないかもしれない』発言
試合コスチュームから着替えマスク着用でバックステージに現れたオカダは、憔悴しきった様子で鷹木戦を振り返りました。
DOMINION in OSAKA-JO HALL June.7 2021 Backstage comments!
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第一声、鷹木との経験値の差を口にしたオカダ。
長らくIWGP戦線から離れていたオカダは、新日本プロレスのトップで闘い続けてきた鷹木との経験値の差を凄く感じたと語りました。
さらには新日本プロレスのトップは甘くなかったと言及。
みんなが4番バッターというわけじゃないと語り、自分ができる闘いで新日本プロレスを盛り上げたいとネガティブな発言を連発。
自分には縁がないベルトかもしれないと語り、完全なる敗北宣言で白旗を上げました。
額面通り受け取ればIWGP戦線からの離脱を意味します。
オカダのバックステージ全文は、こちらをご覧ください。
こんなにも弱気な発言を残したオカダは、私の記憶では初めてかもしれません。
全てを出し切った上でさらにその上を行った鷹木の闘いに、一時的に自信を失ってしまった可能性もあるでしょう。
それだけ鷹木の経験値がオカダを凌駕したというこもかもしれません。
IWGP世界ヘビー級戦線から生み出されそうなジンクス
今回のオカダよ弱気発言は心配ですが、この挫折を経験したオカダが今後どれ程化けるか期待してしまいます。
あの超人オカダがこのまま終わることはないでしょう。
必ず、IWGP世界ヘビー級戦線に戻ってくると信じています。
ところで一つ気になるのがあります。
それはIWGP世界ヘビー級王者の系譜です。
これまで3人の王者が生まれましたが、すべて生え抜きではないレスラーがベルトを手にしているという事実は見逃せません。
第1代王者 飯伏幸太 第2代王者 ウィル・オスプレイ 第3代王者 鷹木信悟 |
鷹木の初防衛の相手は飯伏で決まりでしょう。
その飯伏は「ドミニオン」でシングルマッチを闘ったジェフ・コブと、次はタイトルを懸けて闘いたいと公言しています。
また鷹木もオスプレイに借りを返したいと豪語しました。
IWGP世界ヘビー級王座に対し縁がなかったと語ったオカダですが、このままいくと新日本プロレス生え抜き選手には縁がないベルトになってしまいます。
生え抜き選手が王者に輝くまで時間がかかるほど、いずれ生え抜きは選手は王者になれないというジンクスが生まれるかもしれません。
この状況が続けば『IWGPの呪い』なんて呼ばる日が来る可能性があるでしょう。
個人的にはこのようなジンクスが生まれる方がドラマが生まれると思いますし、生え抜きでまだIWGP戴冠歴がない後藤洋央紀やYOSHI-HASHIの奮起に期待できると思います。
IWGP世界ヘビー級王座がIWGPヘビーやインターコンチよりさらに世界に響くベルトになる為にも、様々なドラマが生まれることを期待しています。